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菅野よう子のアニメソング~マクロスF・攻殻機動隊・カウボーイビバップ・∀ガンダム

●ヴィヴィッド/カリスマ 属

今回は天才カリスマ作曲家として名高い、キラキラ女性作曲家の菅野よう子さんについてのレポート第7弾。数えきれないほどのCM曲、アニメ・ドラマ・映画のOPテーマ等を提供している彼女の鮮やかな楽曲の数々は彼女のビビットで豊かな生き方を象徴しています。彼女の生き方からも、キラキラのカケラをいただきましょう!

今回は菅野よう子さんが音楽担当をした人気アニメ・名曲アニメソングにフォーカスしてご紹介します。

菅野さんの手掛けたアニソン作品一覧

 

菅野よう子さんの音楽作品の中でも特にアツいのがアニメソング(アニソン)のジャンルということで、まずは関わったアニメ作品のおおよその一覧をご紹介します。

 

『天空のエスカフローネ』

 

◆音楽担当作品一覧

 

作品全体で音楽担当して菅野よう子さんが携わっている作品になります。1994年(菅野よう子さん歳)~2014年(菅野よう子さん歳)までの約20年間ほぼ毎年のように担当作品があります。菅野さんはアニメソングだけを作っていたわけではないのに、これだけでもすごいことですね。

 

中でも特に人気度の高い『マクロス』シリーズ、『カウボーイビバップ』、『∀ガンダム』、『攻殻機動隊』シリーズについては後ほどざっと書きます。

 

『創星のアクエリオン』

 

1994年 マクロスプラス /1995年 マクロスプラス MOVIE EDITION /1995年 MEMORIES – 『彼女の想いで』 /1996年 天空のエスカフローネ(溝口肇との共作)/1997年 音響生命体ノイズマン /1998年 カウボーイビバップ /1998年 ブレンパワード /1999年 ∀ガンダム /2000年 劇場版エスカフローネ /2001年 地球少女アルジュナ /2001年 カウボーイビバップ 天国の扉 /2002年 劇場版∀ガンダム /2003年 WOLF’S RAIN /2003年 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX /2004年 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG /2005年 創聖のアクエリオン(保刈久明との共作) /2006年 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society /2007年 DARKER THAN BLACK -黒の契約者 /2007年 創星のアクエリオン(保刈久明との共作) /2007年 Genius Party – 『BABY BLUE』 /2007年 劇場版アクエリオン(保刈久明との共作) /2008年 マクロスF /2009年 リング・オブ・ガンダム /2009年 劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜 /2011年 劇場版マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜 /2012年 アクエリオンEVOL(大塚彩子との共作) /2012年 坂道のアポロン /2014年 残響のテロル /2018年「マクロスシリーズ35周年記念」で新曲「Good Job!」を作編曲(May’n&中島愛 )。

 

それぞれの音楽を作る上で、菅野よう子さんはそのテーマに合った過去にある自分の年齢に戻り、体験や心理状態などを遡って再体験するような工程で作品を作るらしいのですが(管理人の理解したニュアンス)、

 

『残響のテロル』

 

2014年 『残響のテロル』の音楽を作成しているときの菅野よう子さんの場合は、14歳くらいの自分に降りていって、「なんて最低な世界なんだ」という心境で作っていたという話があり、周りの関係者の人たちをどっと笑わせたというエピソードがあります(笑)

 

管理人kira2
管理人kira2

「花は咲く」のときは幼児だったらしいです(笑)

 

水森亜土の年齢・本名は?子供や旦那さんはいる?昔の写真画像あり
透明なアクリルボードに歌いながら両手で絵を描く独特のスタイルと、愛くるしいキャラクターで世代を問わず人気を得ているイラストレーターの水森亜土さん。イラストの他にも女優・歌手・画家など感性をどんどん広げて、いつも子どもたちだけでなく、大人をも...

 

◆音楽を担当した作品以外の主題歌・挿入歌

 

作品全体の音楽を担当したわけではない作品の中でも、菅野よう子さんの作編曲で主題歌や挿入歌が多くつくられました。『紅の豚』のメインといってもいい、加藤登紀子さんの「時には昔の話を」の編曲が菅野よう子さんというのには驚きでしたね。加藤登紀子さんにもこんなに早い時期から仕事を認められていたということが分かります。菅野さん29歳の時ですからすごいことですね。

 

加藤登紀子さん

 

管理人kira2
管理人kira2

「飛べない豚はただのブタだ。」ってセリフが流行りましたね。

 

1992年 紅の豚「時には昔の話を」編曲(加藤登紀子) /1993年 姫ちゃんのリボン「流れ星にのって」作編曲(大谷育江) /1993年 ぼくの地球を守って「時の記憶」他数曲を作編曲(SEIKA) /1995年 はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア-「遥かな祈り」作曲(三重野瞳) /1997年 CLAMP学園探偵団「Gift」作編曲(坂本真綾) /1998年 ロードス島戦記-英雄騎士伝「奇跡の海」作編曲(坂本真綾)/1998年 マクロス ダイナマイト7「 ANGEL VOICE」作編曲(熱気バサラ) /1999年 カードキャプターさくら「プラチナ」作編曲(坂本真綾) /1999年 地球防衛企業ダイ・ガード「走れ走れ」編曲(遠藤響子)、「星の木馬」作編曲(新居昭乃) /2000年 人狼 JIN-ROH「grace Jinroh-Main Theme-omega」作詞・ボーカル(Gabriela Robin名義) /2002年 ラーゼフォン「ヘミソフィア」作編曲(坂本真綾) /2003年 ラーゼフォン 多元変奏曲「 tune the rainbow」作編曲(坂本真綾) /2006年 オーバン・スターレーサーズ「Chance To Shine」作編曲(AKINO)「笑ってた」作編曲(スコシ) /2012年 コードギアス 亡国のアキト(第1章 – 第3章)「モアザンワーズ」作編曲(坂本真綾) /2014年 スペース☆ダンディ「X次元へようこそ」編曲(やくしまるえつこ)、「知りたい」作曲(泉まくら)、BGM数曲を作編曲 /2015年 アクエリオンロゴス「ヤマイダレdarlin’」、「夜明けのロゴス」作編曲(May’n) /2015年 コードギアス 亡国のアキト (第4章 、最終章)「 アルコ 」作編曲(坂本真綾)

 

坂本真綾さん

 

菅野よう子さんの手掛けたアニメソングの中でも特に注目をされたのは愛弟子の坂本真綾さんが歌った楽曲です。ふたりの楽曲は作品の世界観を大きく広げファンを魅了しました。

 

★菅野よう子さんと坂本真綾さんの楽曲についてはこちら

『マクロス』シリーズ 1994年~

 

『マクロスプラス』第1話

 

菅野よう子さんの関わったアニメの中でも1.2を争う大人気シリーズ『マクロス』菅野よう子さんは本作が作品全体の音楽担当としてのアニメ音楽デビュー作となったのですが、アニメに与えた影響は多大で、迫力と緊迫感を演出する仕事が当初から大きく認められ、アニメソングの世界でも素晴らしいスタートを切ることになりました。

 

1994年 マクロスプラス

1995年 マクロスプラス MOVIE EDITION

2008年 マクロスF(フロンティア)

2009年 劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜

2011年 劇場版マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜

 

マクロスプラスの前にはテレビアニメ『超時空要塞マクロス』というストーリーが既にあり、その続編としてビデオ作品で始まったのが『マクロスプラス』です。

 

◆マクロスプラス

 

1994年-1995年に発売された前4巻からなる日本のオリジナルビデオアニメーション。全4巻。劇場版『マクロスプラス MOVIE EDITION』も公開されました。

 

『マクロスプラス』

 

菅野 依頼を頂いたときに「すごく面白いな」と感じたのはヴァーチャル・アイドルのシャロン・アップルが登場するという設定だったんですね。

しかも歌や音楽を洗脳兵器として扱うヴァーチャル・アイドルという設定だったので「よっし! みんなを洗脳しちゃうぜー!」と思って、作品の時代設定から、この作品の中で流行しているかもしれない音楽を真剣にイメージして作っていきました。

 

洗脳兵器としての「音楽」を依頼されたわけですね(笑)そういう意味でも菅野さんは適役でしたね。

 

『マクロスプラス』主題歌「VOICES」

 

菅野 今思えば、やりすぎちゃいましたけどね(苦笑)。あの当時はまだ加減というものをしらなかったので、本当に聴いた人を昏倒させたり催眠状態にしようと思って、「兵器としての音楽を作りたい」と思って作ってしまったので。

 

音楽の持つ強い影響力というものをすごく感じたのは、実際に「あの曲を聴いて空軍に入り、イラク戦争に行ってきました」という人とか、「シャロン・アップルの曲で自殺を考えた」とか、そういう感想をもらったときです。

初めて、音響や音像に人を変える力があると気が付いて、怖さを感じましたね。

 

本当に際、昏倒や催眠状態を促すようなビートと音響の曲が多かったようです。『マクロスプラス』主題歌「VOICES」、エンディングテーマ「After, in the dark」※作詞はGabriela Robinと山根麻衣の共作となっています。

 

「After, in the dark」

 

■—–この作品が、菅野さんのキャリアの初期にあったことも重要だったように感じるのですが。

菅野 当時は「なぜ私のところに来たんだろう?」と思っていたお仕事でしたけど、あれだけ自由を与えられた音楽作りをさせてもらい今まで出会うことのなかった世界観を私なりに考えて音楽を作った経験は、とても貴重な経験でした。

作った音楽の幅的にも、「こんなことやっちゃっていいんだ」と思いましたから。

 

『マクロスプラス』菅野よう子さんの後の音楽業界での活躍のための運命的なお仕事だったのですね。なお、『マクロスプラス』は音楽 担当は菅野よう子さん(劇中曲「Information High」のみCMJK)ですが、音楽監修は彼女の夫の溝口肇氏が担当している作品でもありました。

 

★菅野よう子さんと元夫の溝口肇氏のお話はこちら

 

◆マクロスF(フロンティア)

 

こちらは同シリーズとはいっても、菅野よう子さんが新人に近い状態だった『マクロスプラス』からは随分後の作品になります。菅野さんも『マクロスプラス』年月の間に各業界で実績を多く残し、すっかり大御所になっていました。

 

菅野 『マクロスF』は、脚本を読んだ瞬間に「売れるな」と思いました(笑)。ずっとCM音楽を作ってきた関係もあって、流行る企画やヒット商品になるものの匂いには割と敏感だと思います。

今気付きましたけど、そういう嗅覚みたいなものって、「コンクール荒らし」とか「コンテスト荒らし」と呼ばれていた小学生時代に生まれたものなのかもしれませんね。

 

音楽を使った「大人の喜ばせ方」というか (笑)。もちろん、それだけでは動かない物事は山ほどありますけど。

 

2008年4月-2008年9月まで大阪毎日放送と・TBS系列で放送された、『マクロス7』以来13年ぶり、3作目のテレビアニメ番組。『マクロス』シリーズの誕生25周年記念に当たる作品です。

 

マクロスFボーカルアルバム『娘たま』

 

河森正治総監督作品に縁の深い菅野よう子さんは、本作でも音楽を担当する事になりました。(他には『天空のエスカフローネ』『創聖のアクエリオン』など)

 

また、特別な再会もここにありました。

 

『マクロスF』オープニングテーマ曲「トライアングラー」作詞 – Gabriela Robin / 作曲・編曲 – 菅野よう子 / 歌 – 坂本真綾

 

長年、菅野よう子さんがプロデュースをされていた愛弟子の坂本真綾さんとの再会。そしてまた一緒に作品に携わる機会に恵まれたのです。

 

坂本真綾「トライアングラー」

 

坂本真綾さんの活動からしても、菅野よう子さんによるプロデュースが終結する、2003年のアルバム『少年アリス』以来、初めてとなる菅野さんからの楽曲提供ということで、とっても特別な1曲でした。

 

坂本真綾さん

坂本真綾さん

 

坂本真綾んは「カラオケでうたうと、とてもすっきりする曲」と言っていたそうです(笑)。ちょっと照れ隠しだったかもしれませんね(笑)

 

管理人kira2
管理人kira2

もう、マーヤちゃんいつも意地っ張りなんだから~。

 

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『マクロスF』第18話(後期)からのオープニングテーマ「ライオン」、第16話(後期)からのエンディングテーマ「ノーザンクロス」も大変注目されました。

 

◆名OP「ライオン」~マクロスの音楽について

 

「ライオン」については音楽評論家がこんな風に分析をしていました。とてもうまく菅野よう子さんの美しさに対する感性や世界観を表現できている言葉だなと思って個人的に感動したので

 

長いですが、抜粋します(笑)

 

ピアノを演奏する 菅野よう子さん

ピアノを演奏する 菅野よう子さん

 

「ライオン」は劇中でも非常に大事な役割を持った曲です。

 

散りばめられたテクニックと、しかしのテクニックが全く目立たずに曲の一部に溶け込んでいるその芸術性の高さからも、世界に誇れる日本の作曲家、菅野よう子さんの素晴らしさがご理解いただけることと思います。

 

さて、彼女の楽曲の特徴は、一見転調に感じられるが実際には転調ではない、非常にアンビヴァレントなコード進行にあります。

 

そしてこのコードの選択は、既存の音楽理論ブックには書かれていないアイデアが多用されており、音楽理論の限界を認めざるを得ません。

 

(中略)逆にいえばこの箇所が美しいのは、分析する上でも間違えがちである、つまり聴感上、キーが昧になるという性質にもよります

 

この箇所は非常に大事なポイントであるということです。

 

美しいのは

キーが曖昧になるという性質にもよります。

 

管理人kira2
管理人kira2

おおお!ぐっときました(笑)

そうして菅野よう子さんにつくられた音楽と『マクロス』シリーズの物語の相乗効果で、『マクロス』シリーズのファンたちの間でも音楽に対する興味や価値感が動くことになります。ついには『マクロス』シリーズの音楽の切り口での書籍まで発売されました。まさに文明開化!(笑)

 

『マクロス音楽の全軌跡 1982-2018 ――歴代アーチスト/クリエイター証言集』

 

この『マクロス』シリーズは海外向けとしても企画が進んでいたため、海外での日本のアニメに対する認識を強めた作品でもあったようです。

 

1990年代に入り北米で日本製アニメが注目され始めていたが、日本側が正規の海外版を企画するのはまだ珍しいケースであった。(中略)本作は(当時)『AKIRA』『攻殻機動隊』と共に三大日本アニメとして、海外のアニメファンにも浸透する人気作品となった。

 

劇場版マクロスF サヨナラノツバサ 劇中歌「サヨナラノツバサ〜the end of triangle」

 

本作は渡辺信一郎の監督デビュー作でもあり、河森、菅野、脚本家信本敬子らとのつながりは後に『カウボーイビバップ』に活かされることになる。

 

こうして菅野よう子さんのアニメ音楽での仕事は国内外問わず、評価がぐんぐん高まることになりました。いまでは海外にも菅野よう子さんの熱狂的なファンも多いのだそうです。

 

 

菅野ん自身は『マクロス』の音楽を作成していた時のイメージについてこのように語っています。

 

たとえば教会でオルガンを聴いていると、空から光のように降り注ぐような音のリバーブに包まれて、神の存在を感じながら「もう私を好きにして下さい!」みたいな極限の気持ちになると思うんです。

そういう音響的な要素が精神というか、脳に与える影響を考えながら作ったのが『マクロスプラス』の劇伴です。

 

菅野よう子さんは通われた幼稚園がカトリック系だったため、讃美歌の影響が幼少期の記憶や感度を刺激したものとして大きいようです。ご本人も讃美歌がとても好きだったと話しています。菅野よう子さんの話す「プリミティブな感情」とはいつもイエスキリストのルックス(タイプだったらしいw)と光と讃美歌というイメージのようです。

 

『カウボーイビバップ』 1998年~

 

『カウボーイビバップ』

 

1998年 カウボーイビバップ

2001年 カウボーイビバップ 天国の扉

 

カウボーイビバップ』(Cowboy Bebop)はテレビ東京系WOWOW放送などで1998年から1999年にかけて全26話が放送された日本のアクションハードボイルドなSFアニメ作品です。世界的な成功を納めた作品とも評価されています。

 

 

オープニング・エンディング曲と作品の中のBGMは全て菅野よう子さんが作曲しており(一部を除く)、菅野よう子さんのレコーディングの常連ミュージシャンや海外の演奏家を交えた「シートベルツ (THE SEATBELTS) 」が演奏した。THE SEATBELTS名義でオープニング曲である「Tank!」にも名前が残されています。

 

 

『ビバップ』というタイトルどおりジャズを始め、ブルース、ロック、テクノなど多彩なジャンルの音楽をBGMとして使用し、その独特の世界観と相まって既存のSF作品になかった特異なスタイルを築きあげた。

 

『カウボーイビバップ』の音楽評論としては、ファンクやブルースといったブラック・ミュージックを取り入れた音楽性がアニメ劇伴として非常に斬新だったというお話がよくあがっています。

 

 

既存のジャンルの枠にこだわらずに、作品のもつ右脳映像的イメージの音媒体へのダウンロードを目指している菅野よう子さんにとって、最も得意なタイプの、かつ楽しいお仕事だったのだろうなということが想像できます。

 

 

◆名曲「Tank!」はフラストレーションからできた?

 

菅野よう子さんのお話では、『カウボーイビバップ』に取り入れた音楽についてこのようなお話がありました。

 

菅野 あの作品で取り入れた音楽の芽生えは、文学少女だった中学から高校の頃に、ブラスバンドやっていた頃に生まれたものだと思います。昔は、子供が演奏するブラスバンドの曲って、カッコイイものがなかったんです。

 

「こんなカッコ悪い曲でみんな我慢してるの!?」というフラストレーションがあって。もっと心が荒ぶるような、血液が沸騰するような、はっちゃけられるようなブラスの曲がやりたい! という思いを大人になって爆発させたのがOPテーマだった「Tank!」という曲で。

 

自分で演奏してて燃える、と思えるブラス・ファンクをやってやろうと思ったんです。『カウボーイビバップ』でやったことは、にとってはブラック・ミュージックへの憧れを形にしたものでした。

 

 

菅野よう子さんの創作のきっかけは、いつも自身の経験した過去の感情から発生していることが多いですね。

 

菅野さんの感性に触れるたびに本当の「作品」は彼女自身の時間であって、作品のような形をして出てくる音楽はその回想の為であったり、誰かの描く世界観を実現するための道具という気がしてきます。

 

 

1998年(平成10年)11月開催の第3回アニメーション神戸作品賞・テレビ部門を受賞

2000年(平成12年)の日本SF大会星雲賞メディア部門を受賞

 

『カウボーイビバップ 天国の扉』

『カウボーイビバップ 天国の扉』

 

また、受賞の翌年である2001年9月には劇場作品カウボーイビバップ 天国の扉』が公開されました。

 

菅野よう子 名曲集「Tank!」代表作「花は咲く」大河『おんな城主直虎』名OPと彼女の魔法とは?
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『∀(ターンエー)ガンダム』 1999年~

 

 

∀ガンダム』(ターンエーガンダム)は、1999年から2000年までフジテレビ系列でテレビ放送された『ガンダムシリーズ』に属するロボットアニメ作品。(一部を除く)で全50話が放送されました。2002年にはアニメ映画として『∀ガンダムI 地球光』と『∀ガンダムII 月光蝶』が2部作として劇場公開されました。

 

1999年 ∀ガンダム

2002年 劇場版∀ガンダム(2部作)

 

◆∀ガンダムブサイク問題

 

あんまり私はガンダムとは縁がなかったもので、ガンダムの外観的美しさ等については経験値が足らな過ぎて語れないのですが(笑)

 

どうも、この∀ガンダム』モデルはその手の世界では「かなりブサイク」なのだそうで(笑)従来のガンダムタイプとは大きく異なる外観を持っていたために、放映当時からそのブサイクへの不満の声が多かったというエピソードを持っています。

 

 

劇中にも、∀ガンダムは「不細工だ」と言われるシーンがある上に(可哀そうw)、ガンダムの生みの親である富野由悠季総監督にまでこんな風に言われております(笑)。

 

僕がガンダムのメカ・ファンだったら『∀』は承認しないそんなことはわかっている。」

 

◆通信障害!富野監督の超絶「左脳」問題

 

そんな逆境の中、菅野よう子さんはオープニングテーマ以外の音楽(エンディングテーマ、挿入歌、劇中歌)を担当することになります。が、ガンダムブサイク問題」以外にもいろいろ苦労されたようです(笑)

 

あ、こっちもイケメンじゃないし(笑)

 

こちらの富野由悠季監督がですね、超絶「左脳」オヤジだったようなのですね。菅野よう子さんは左脳も確かですけれど、精神軸としてはこちらはこちらで右脳にほぼ振り切ってますからね(笑)。ここにどうも異星人との通信障害が発生したようでした(笑)。

 

富野由悠季 監督

 

菅野んのお話にもこんなものがありました。これ、菅野よう子さんには珍しく相当苦労したようです(笑)。以下、苦労の痕跡です。

 

菅野富野さんの、難解な言葉を費やして自分のロジックを弾幕のように張り巡らしているあの感じのところに、どうやって音楽を届けようかなぁ? と。音楽って右脳で作るものだから。左脳で生まれた言葉を重ねれば重ねるほど、

 

クリエイティヴは萎えていくというか。

 

言語的に同じ思いを共有しようと思っても無理で、このままだとどんどんクリエイティヴから遠のいていっちゃう気がしたんですよね。

 

通信障害の復旧だめっぽい(笑)

 

富野由悠季 監督

富野由悠季 監督

 

もー。イケメンでもないくせに

意味が分かんない言葉発してんじゃねーよ(泣)

(※注意:管理人の想像です)

 

ぐらい呪いがこもった言葉に聞こえてビクビクします(笑)確かにちょっと神経質そうでとっつきにくそうですから(管理人の主観)、気持ちが繋がらないことには言葉もちょっとよく言ってることが分かんない外国語みたいだし、困っちゃった状況だったのでしょうね。

 

 

菅野 だからある時からはそういう言語化されたものを「ばーん!」とブッ飛ばそうと思ったんですけど、その心境に到るまで半年くらいは対話を続けていました。

 

菅野ようさんのすごいところはこういうところだなあと思います。半年くらいはそれでも対話する。なかなかできる事じゃないですね。

 

聞くんです、ちゃんと。

富野由悠季 監督がほしい音楽はなにか。

 

たくさんの届いてこない、言ってみればイメージにはいらない言葉を排除して、逆に繰り返し同じようなイメージを抱かせる物語の肝に近いニュアンスや、ピンとイメージがわく言葉だけを拾い集めていく…

 

そんな永遠の作業だったのではないかと思います。音楽を作ることよりも、菅野さんにとってはこっちの方が大仕事のようにも見えます(笑)

 

富野由悠季 監督

富野由悠季 監督

 

菅野 私は富野さんに、”本物の音楽”をお渡ししたかったんですよね。つまり半年かけて富野さんが仰っていたことは、「俺に本物をくれ」ということだったのかな?って。

 

私は日本のアニメ音楽とハリウッド映画の音楽の違いってすごくあると思っていて、(中略)私の考える日本のアニメの音楽はそのシーンの情景や人物の心情を音楽でどう付加するかなんですよね。盛り上がるかどうかは、あくまでも結果でしかないというか。

 

富野さんの場合も、作品と同じ哲学を持った音楽をシーンの横に並べたい演出家だと思いました。哲学が共有されず、音楽が勝手に盛り上がるようなことは避けたいと思った。

 

物凄く耳を研ぎ澄まして聴いて拾い続けていくと、異星人の気持ちも徐々に受信できるようになるんですね。(尊敬)

 

月の女王ディアナ・ソレル

 

この物語で言うと、月の女王ディアナ・ソレルがとても重要な役割を担っているおり、他にも個性的な女性キャラクターが多数登場します。そこへの菅野よう子さんの音楽というところで、

 

ガンダムシリーズでは、とくに女性的な作品」と称される事になりました。

 

また、冨野監督も普段、自分の作品を褒めることの少ないといことなのですが、本作品については褒めることが多いのだそうです。

 

管理人kira2
管理人kira2

やったね!∀ガンダム!

 

喜ぶ ∀ガンダム

喜ぶ ∀ガンダム

 

菅野 とにかく富野さんの求める音楽を、せっせと作った感じですね。「∀ガンダム」の深みを表現するのに必要なのは“盛り上がる音楽”じゃなくて、“同じ哲学を鳴らす音楽”なので。

 

菅野さんが苦労して異星人との通信から作り上げた楽曲が下記。確かにとても女性らしいタイトルと音楽ですが、物語の世界観に寄り添ってできています。

 

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◆エンディングテーマ

 

「AURA」 / 編曲 – 菅野よう子 
放送当時のアニメ雑誌で「“AURA”とは、古代ギリシャ語で“夜明けに吹く一番最初の風”という意味である」と書かれていた。
「月の繭」/作編曲 – 菅野よう子
「限りなき旅路」 / 作編曲 – 菅野よう子

◆挿入歌

 

「羽化」/作編曲 – 菅野よう子
「ALFA and OMEGA」 / 作編曲 – 菅野よう子
「Until」/作編曲 – 菅野よう子
「The song of a stone」 / 作編曲 – 菅野よう子

最後にこんなお話もありました。

■—-監督や演出家との対話は、お好きですか?

菅野 好きですね。一筋縄でいかない方が多いから(笑)。すごく刺激になります。

 

苦労されてもそれを全部、先への栄養にしていく!いつも前向きな菅野よう子さんなのでした。ホント勉強になります。

 

『攻殻機動隊』シリーズ 2003年~

 

草薙素子 少佐

草薙素子 少佐

 

私が最初に作曲家菅野よう子さんを知ることになるきっかけとなったテレビアニメです。「電脳化・義体化社会における人間の定義」という原作のテーマよりも、未来を舞台にした現代社会にも通じる社会問題を主題としている内容。

 

士郎正宗氏の原作の方を知らなかったのですが、だいぶテレビの内容とは異なっているようですね。

 

原作漫画『攻殻機動隊』や押井守による映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』とは、時代設定や主人公草薙素子を含む登場キャラクターの設定、ストーリーを始め多くの相違点があり、本作は第三の「攻殻機動隊」とも言われる。

 

 

この点について、菅野よう子さんはこのように話しています。

 

菅野 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は、その前の映画(『GHOST IN THE SHELL』)がすでに有名な作品でしたから、途中から参加するみたいな形はすごく難しいんです。前評判みたいなものも付いて回るし、前作も気にしないといけないのかな?とか考えちゃうし。

 

だから基本的にはあまりやりたくないんですけど、神山健二監督にお会いしたら、なんだかめげない人で。柔らかいけどしなやかな人、というか。あと、神山監督も文学がすごく好きで、『攻殻』の打ち合わせにいったのに『ライ麦畑でつかまえて』の話をするんです。

 

「あ、面白いな」と思って、この人となら長丁場を一緒にやっていけるかもって思えたんです。

 

 

公安9課一連のシリーズにおけるストーリーは完全オリジナルということで、各回により、脚本・絵コンテ・演出・作画監督が異なっているのが特徴的です。チーム担当制のような感じで作成されています。本作品では公安9課自体が主人公といえる観点でストーリーが進んでいきます。

 

タチコマも!(笑)

 

タチコマ

 

そしてこのタチコマ、原作者である士郎正宗氏がデザインしたとのこと!(初めて知りましたw)物語にいろんな意味でゆるみと愛らしさを出してくれます。

 

『攻殻機動隊』の評価はというと、

 

全米CATVの視聴率1位を記録するなど、海外でも人気が高い。

 

国内では『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ第2話の「暴走の証明 TESTATION」が「平成14年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞」受賞

 

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ全体が「東京国際アニメフェア2003 公募・アニメ作品部門優秀作品賞」を受賞している。

 

 

菅野よう子さんが音楽を担当した攻殻機動隊シリーズ>

2003年 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

2004年 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG

2006年 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society

 

◆『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』

 

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』に対する音楽制作について菅野よう子さんは後にこのように語っています。

 

あの時私の中で裏テーマとして設定していたものが、「be human」だったんです。そういうタイトルの曲も生まれましたけど、仕事人間が「be human」という時は「人間らしくありたい」という意味になりますし、機械が「be human」といういう時は「人間になりたい」になる。

機械が知性を得た時代・・・「はたして機械はどこまでいったら人間になるのか」ということを、あの作品のときは考えていたんです。

 

菅野よう子さんの場合、テーマを掘り下げていくうちに核となる部分がその物語全体を覆う色やイメージとなって、その色を大事に曲を物語に肉付けしていくのですね。まさに寄り添いです(笑)。

 

 

菅野 (登場人物の)草薙素子は女性型サイボーグで、「人か機械か」という哲学的な命題に直面している。だからあの作品の音楽は、味わいとして悲しいんです。もう、純粋な人には戻れませんから。

 

そんな彼女のことを想ったり、AIを搭載した可愛らしい多足型兵器ロボット、タチコマちゃんのことを思ったりしながら作っていました。それが「be human」という、いわばアイデンティティを表現したいというテーマになっていましたね。

 

確かに登場人物の草薙素子さんはクールで冷静沈着な印象にもかかわらず、そういった潜在下の物悲しさ、虚しさのような感情は視聴者側にじんわり沸き起こる感情として届いていましたね。

 

攻殻機動隊イベントに出る 菅野よう子さん

 

そして、タチコマに対して

菅野さんもやっぱり愛情を感じていたんですね(笑)

 

管理人kira2
管理人kira2

なんかうれしい。

 

タチコマ

 

オープニングテーマ

 

「inner universe」 / 作編曲 – 菅野よう子
「GET9」 / 作編曲 – 菅野よう子

管理人個人的には、都会の殺伐とした感じと素子少佐のクールなイメージがぴったり合っていて、「inner universe」がとても好きです。

 

エンディングテーマ

 

「lithium flower」作編曲 – 菅野よう子
「I do」 /作詞・歌:Ilaria Graziano/ 作編曲 – 菅野よう子

SAC2における「I do」は極めて重要な意味を持っていて、劇中で明言されなかった飛行機事故から全身義体化に至る少女期の草薙素子の心境を表しています。たった6歳の少女にとって、全身義体化は限りなく死に近い生。

――2年に及ぶリハビリがどれほど彼女を傷つけたか。

 

 

「i do」の歌詞の中には、心身ともに疲れ果てた主人公が思考を止めた時、ふと心にささやかな思い出が浮かびあがって再生される。それを希望に変え、もう一度困難な世界を踏み越え、立ち上がることを決意する場面があります。再び戦うため、そして今以上の自分になるため…。

 

イタリア語で構成されている中、唯一の英語である「i do」はこの曲では、もう立ち止まっているわけにはいかない、行かなくちゃ、必ず未来を見て微笑むわといった 強い意志の「i do」であることが分かります。過去との決別を表している、といったイメージです。

 

 

生きることへの根源的な力を感じさせるすばらしい曲ですが、菅野ようこさんがインタビューで話されていたように「人か機械か」という哲学的な命題に直面する物悲しさがこれでもかというほど詰まっています。

 

◆『攻殻機動隊S.A.C.2nd GIG』

 

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の続編として、2004年より放送されたテレビアニメシリーズ。前作で解散に追い込まれた公安9課が再結成してからの物語となっています。

 

 

オープニングテーマ

 

「rise」 / 作編曲 – 菅野よう子
「Christmas in the silent forest」 / 作編曲 – 菅野よう子

「rise」には新しいシーズンがはじまった!という少しキラっとした感じがあります。管理人の当時の心境なんですかね、これ(笑)

 

こちらの曲にはひとつエピソードがありまして、菅野よう子さんがロシア出身のアーティストであるORIGAの声質に大変惚れ込んで強烈にアプローチしたことによって実現した曲で、正式にタッグを組んで間もない、まだ初期のナンバーが「rise」です。わずか2曲目にして名曲に!

 

 

エンディングテーマ

 

「living inside the shell」 / 作曲・編曲 – 菅野よう子
「snyper」 / 作曲・編曲 – 菅野よう子

「living inside the shell」には珍しく仲間たちとの時間を愛おしく思うイメージの青春っぽい匂いがします(笑)。義体化していないトグサをイメージしたのかもしれません(笑)。

 

◆『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』

 

2006年にテレビアニメ長編作として放送されました。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズの続編。

 

オープニング曲からして、チーム全体のやる気満々感が当時もひしひし伝わってきました。

オープニングテーマ

 

「player」/曲:菅野よう子

「date of rebirth」/曲:菅野よう子

 

こちらも両曲ともにORIGAとのコラボ。歌詞もORIGAが担当しています。

 

◆『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D

 

2011年、3D劇場版として全国公開された劇場版攻殻機動隊シリーズ。「個別の11人事件」後、草薙素子が公安9課を去って2年経った西暦2034年の話からスタートします。

 

 

もちろん初日から大盛況!

 

公開初回から満席が続き、ミッドナイトショーを除き全回満席という高いシアターアベレージを得ており、2011年3月26日初日動員約2,500人、初日2日間の累計動員は4,580人、興収9,126,000円となり、全国9館の初日2日間の累計は動員11,768人、興収23,352,000円を記録した。

また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では満足度89.5第1位と高い評価を得た。

20日間で興行収入1億円を突破したため、スクリーン数を3倍に拡大して公開することが発表された。

 

この映画はちょうど東日本大震災後の時期でしたが、多くのファンで映画館が埋め尽くされ、大盛況だったようですね。

 

第1回 国際3Dアワード2011

Lumiere Japan 劇場映画部門受賞を受賞。

 

圧巻!!

また是非次回作も楽しみにしたい『攻殻機動隊シリーズ』でした。

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