2019年、中村玉緒さんの長男の鴈龍太郎さんが急逝したニュースが暮れの近い12月になって報道されました。今回は中村玉緒さんの梨園の生家と勝新太郎さんとの結婚によって誕生したお子さんを含めるご家族の家系図を作り、華麗なる家族の全体図を見てみました。
◆2019年 女優・中村玉緒の長男息子・鴈龍太郎が名古屋で孤独死の死去の報道に昔若い頃の父親を彷彿とさせる何か。死因、年齢は?twitter画像
2019年12月、俳優・勝新太郎さんと女優の中村玉緒さんの間の子供で長男の鴈龍太郎(がんりゅう たろう)さんが11月1日の時点で名古屋市内で急逝していることが分かりました。
中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳 – SANSPO.COM https://t.co/bjkey4Ua76 @sanspocomより
— hippocrates9273 (@hippocrates9273) December 12, 2019
55歳という若さでの急逝。
鴈龍太郎さんの死因は急性心不全で、享年55歳という若さでした。鴈龍太郎さんは連絡が取れないことを不審に思ったり人が尋ねたことにより名古屋のひとり暮らしの部屋で発見され、死亡から発見されるまでに数日経過していたそうです。
◆65歳で亡くなった中村玉緒の夫・勝新太郎に顔立ちから雰囲気までそっくりの長男息子・鴈龍太郎はさらに10年も若い55歳という年齢で他界する数奇な運命 画像
65歳で亡くなった父・勝新太郎さんよりも、息子の鴈龍太郎さんはさらに10年も若くして亡くなったということで、旦那の次に息子にまで先立たれるという数奇な運命を背負った妻で母親の中村玉緒さんも長男の死に現在憔悴しきっているという事です。
エネルギーのとても強い印象の勝新太郎さんと息子の鴈龍太郎さんにはどこか似た因果がありそうです。
画像:スポニチ
勝さんの面影を
生きて残す息子が亡くなってしまった。
画像:http://looksroom.blog.jp/archives/26421117.html
とにかくそっくり。
勝新太郎さんにも様々なトラブルで翻弄される妻であった中村玉緒さんでしたが、同じようにその息子である鴈龍太郎さんに対しても大きな心配をかけられる運命だったようです。
画像:https://katchan55.com/haiyu/9100/
愛する夫・勝新太郎さんとの間の長男の鴈龍太郎さんも、勝新太郎さんとどこか顔立ちが似た雰囲気を持っている男性でした。おそらく、若い頃の事件さえなければ、勝新太郎さんをしのぐ大俳優となっていた可能性だってあったはずです。
◆2017年に中村玉緒の長男息子・鴈龍太郎は舞台「COASTER 2017」に出演 画像
けれども、若い頃の長男・鴈龍太郎さんが起こした事件とその後の心の荒廃によって、俳優という道では生きていくことができなかったようです。
母親として中村玉緒さんも必死にサポートしていましたが、2017年以降は鴈龍太郎さんは表舞台からは消え去り、近年週刊誌では母親・中村玉緒さんと絶縁したのではないかという報道もされていました。
こちらが2017年舞台『COASTER 2017』に出演した際の鴈龍太郎さんの姿です。
2年後に亡くなるとは思えない生命力のある肌艶です。
実際は発見されたのが転居先であった名古屋の部屋で死後数日ということでしたので、中村玉緒さんの息子・鴈龍太郎さんは自分以外誰もいない部屋で孤独死されたということになります。葬儀は11月29日に近親者のみで行われ、現在は勝新太郎さんの眠る都内の墓地へ埋葬されたようです。
◆「歌舞伎の世界」梨園出身女優・中村玉緒の昔若い頃~婚姻後の華麗なる一族の家系図を作ってみたらスゴイことに 画像
ここで女優・中村玉緒さんと俳優・勝新太郎さんの結婚によって発生した家系図を一旦、見てみましょう。なかなか華々しい家系図となっています。(夜なべして作りましたw)
画像:2019年12月作成
大きく分けると、中村玉緒さん側の家系は『歌舞伎』の世界の梨園、勝新太郎さん側は俳優、女優陣が並んでいます。今回は中村玉緒さんの周辺ご家族を中心に。この家系図からから情報を集めます。
■『おしん』の家系図はこちら↓

◆中村玉緒の「若い頃の家族」梨園の世界の生家・歌舞伎の芸を継ぐ「林家」側 画像
まずは中村玉緒さんの生家側のご家族について調べていきたいと思います。とにかくお一人お一人あざやかな家系であり、その中で男女関係なく引き継がれているものなどについて注目してみました。
引き継いでいくものは
「家」や「芸」だけではない。
だから、娘ももちろん受け継いでいく。
最大の財産は
血潮に刻むものだ。
◆中村玉緒は若い頃から梨園の中でも、無形文化財(人間国宝)「二代目 中村鴈治郎」を父親に持つ名門歌舞伎の一家の超箱入り娘! 画像
中村玉緒さんは父親に初代中村鴈治郎さんの二男、二代目中村鴈治郎さんを持っていました。歌舞伎の世界で活躍しましたが、興行方針をめぐる松竹との軋轢で居場所を失い、松竹を1955年(昭和30年)に鴈治郎・扇雀親子で離脱してからは親子共に映画やテレビへ活躍の場を移しています。
画像:amazon
前名:初代 中村扇雀(なかむら せんじゃく)
前々名:四代目 中村翫雀(なかむら かんじゃく)
屋号:成駒屋
本名:林好雄
出生地:大阪府
生年月日:1902年2月17日~1983年4月13日(享年81歳)
中村玉緒さんともサッパリとした切れ長の目のあたりがとてもよく似ています。
中村玉緒さんの父親「二代目中村鴈治郎」さんは物凄い受賞歴を持っています。
とりあえず人間国宝!
●1967年(昭和42年)人間国宝
●1968年(昭和43年)紫綬褒章
●1969年(昭和44年)NHK放送文化賞
●1970年(昭和45年)日本芸術院賞
●1972年(昭和47年)日本芸術院会員
●1974年(昭和49年)勲三等瑞宝章
●1980年(昭和55年)文化功労者
●1983年(昭和58年)4月13日死去、正四位勲二等瑞宝章が追贈された。
なかなかここまで並ぶことも見たことがない、華々しい受賞歴です。映画の世界では大映を中心に素晴らしい作品の成立に寄与しています。
当時の主な出演作には『炎上』『鍵』(市川崑監督)、『浮草』『小早川家の秋』(小津安二郎監督)、『どん底』(黒澤明監督)、『雁の寺』(川島雄三監督)などが挙げられる。
引用元:Wikipedia
中村玉緒さんの父親「二代目中村鴈治郎」さんは大物監督の出世作にも俳優として貢献していたことが分かります。
◆中村玉緒の若い頃からのパチンコ目撃情報はここがルーツ??父親「二代目中村鴈治郎」も大の競馬・パチンコ好きだった 画像
中村玉緒さんの父親である「二代目中村鴈治郎」さんはこれだけ数々の大きい賞を受賞をされている方である一方で、大変庶民的で気さくなお人柄であったと言われています。
画像:https://blog.goo.ne.jp/ken401_001/e/ce6e5937d84b81e4b6a2bc87b54b793e
庶民的で
親しみ深い雰囲気は
娘・中村玉緒とも共通項。
中でも、パチンコや競馬が大好きだった、という逸話があります。自身が1967年「人間国宝」に認定された時にはこんなお話もされていたようです。
「国宝なったら競馬したらアカンのか」と本気で心配した。
引用元:Wikipedia
娘の中村玉緒さんにも
パチンコ好きは遺伝w
画像:https://matome.naver.jp
『笑っていいとも!』の出演時には当時のパチスロの人気機種「バジリスクⅡ」に中村玉緒さんがはまっているという話をされ、司会のタモリさんと大盛り上がりをしていました。
朝から並ぶこともあったらしいw
私しゃねー、仕事の合間が2時間でもあれば、パチンコ屋を事前に探して打ちに行くんですよ。打つだけでストレスがパァーとなくなるんですわひゃひゃひゃ。。
普段はそんなことないんですけど、私のパチンコ中は、できれば話かけないで欲しいんです。本当に申し訳ないんですが、集中したいんですわ。
引用元:https://matome.naver.jp
和田アキ子さんともよく一緒にパチンコをする仲間だそうです。
■和田アキ子さんと優しい旦那さんとの結婚のお話はこちら↓

そんなパチンコ好きの中村玉緒さんをイメージした「CR玉緒でドッカン!!」という台まで出現。中村玉緒さんのパチンコ好きはその世界では有名な事だったようです。
中村玉緒さんの「玉」は
パチンコの玉だったの??(笑)
と、ふと頭をよぎる状況でしたが、次に中村玉緒さんのお名前の「玉」の由来がどこからか分かってきました。
◆中村玉緒の祖父は「初代 中村鴈治郎」!本名の漢字と目力、無邪気な愛嬌を承継した? 画像
中村玉緒さんの父親である「二代目 中村鴈治郎」さんのお話を先に出しましたが、さらにその方の父親、つまり中村玉緒さんの祖父にあたる「初代 中村鴈治郎」さんも明治・大正時代を代表する上方歌舞伎役者でした。
画像:wikipedia
前名:實川鴈治郎(じつかわ がんじろう)
前々名:實川鴈次郎(じつかわ がんじろう)
前々々名:實川鴈二郎(じつかわ がんじろう)
屋号:成駒屋
本名:林玉太郎
出生地:大阪新町
生年月日:1860年3月27日~1935年2月1日(享年74歳)
「初代 中村鴈治郎」さんの芸の特色、かつ最大の武器として語られるものに「色気のある眼」が挙げられており、小説家・志賀直哉氏からもその目についてこのような評価をしています。
無邪気で愛嬌がある。いくら偉そうな眼つきをしてみても、その色は隠されない
引用元:「中座の忠臣蔵を観る」岩波文庫『志賀直哉随筆集』1995年
どうやら、中村玉緒さんの家系の特徴として、人から愛される表情の豊かさや素朴で無邪気な愛嬌というものが代々継承されているようです。
画像:『近江源氏先陣館』
また、「初代 中村鴈治郎」さんが亡くなった後、この目遣いは息子の「二代目 中村鴈治郎」さんや養子の長谷川一夫氏にも芸として継承されたそうです。
そして、
目力も継承した人がもう一人。
女優・中村玉緒。
画像:『黒い十人の女』
キリッ。
若い頃の中村玉緒さんの美しさにもビックリです。
無敵の財産の数々を承継w
歌舞伎の世界では「芸」を継承できない境遇の「女児」として生まれた中村玉緒さんでしたが、その特性はきちんと血潮に刻み込まれていたようです。こうしてみるとお顔立ちも父方の遺伝が強いように見えます。
画像:http://miyata.gotdns.com/cafe/tnakamura.htm
そして、もう一つ、中村玉緒さんはその祖父の本名が「林玉太郎(はやし たまたろう)」さんというお名前だったそうです。中村玉緒さん自身の本名も「林玉緒」さんと言います。
歌舞伎の家は継承できなくとも、祖父「初代 中村鴈治郎」さんは自分の本名の名前の大事な字を孫に承継させていたのでした。芸名の承継を息子たち男児がしていく世界の後ろで、本名の字のひとつを女児である孫に与えるというのは何だかとても大きな愛情だなと思います。
パチンコ玉が由来ではないようですw
画像:https://matome.naver.jp
余談ですが、私も名前の字までは貰っていないですが、父方の祖父に名前を付けて貰った経緯があるので、「お嫁に行っても一緒だよ」感があって子供ながらに嬉しいという感情を持っていました。だからと言って、家に出戻ってこないでくれと今頃お爺ちゃんは天国で思っているかもしれません(笑)
◆中村玉緒の兄は同じ梨園育ちで若い頃に名門歌舞伎一家を継ぎ、現在までに無形文化財(人間国宝)にも認定!「四代目 坂田藤十郎」になった元「ガウン治郎」 画像
さて、中村玉緒さんの実兄である「四代目・坂田藤十郎」さんも当然、祖父「初代 中村鴈治郎」さんから無敵の「目力」を承継していました。
画像:Wikipedia
キリリ。
画像:http://miyata.gotdns.com/cafe/tnakamura.htm
さすが兄妹!若い頃がそっくり。
前名:三代目 中村鴈治郎(なかむら がんじろう)
前々名:二代目 中村扇雀(なかむら せんじゃく)
屋号:山城屋
本名:林宏太郎
出生地:京都府京都市
生年月日:1931年12月31日(2020年89歳)
1994年父親に続き、
中村玉緒の兄も
「人間国宝」に認定。
画像:https://matome.naver.jp/
現代歌舞伎の大看板のひとり。
「四代目・坂田藤十郎」さんは中村玉緒さんの父「二代目 中村鴈治郎」さんに負けない受賞歴を重ねており、父同様「人間国宝」らしからぬ逸話も残しています。
鴈治郎時代の2002年、京都のある舞妓(後に芸妓)とホテルで密会し、バスローブをはだけて、自身の陰部を露出させたことが同年6月7日発売の写真週刊誌FRIDAYにスクープされた。その時のバスローブ姿から「中村ガウン治郎」と揶揄される。
引用元:Wikipedia
中村ガウン治郎。
この名前は、2005年に「四代目 坂田藤十郎」を襲名されたことで過去の名前となり、ご自身はとんだニックネームからは縁遠くなりましたが、今度は息子が「四代目 中村鴈治郎」の名を受け継いでおられます。
画像:amazon
その騒動の際に、「彼は芸人ですから」「女性にモテない夫なんてつまらない」と報道陣をあしらったとされる、これまたスゴイ肝っ玉なお嫁さんも貰っています。
◆中村玉緒の兄嫁は元政治家・参議院議長も務め、若い頃には宝塚歌劇団出身の女優だった「扇千景」画像
中村玉緒さんの兄嫁となったのは、あの扇千景さんでした。近年まで政治家として有名でしたが、それ以前には宝塚歌劇団41期生としての経験から女優としてご活躍されていました。
画像:http://face5.blog.fc2.com/blog-entry-550.html?sp
めちゃめちゃきれいな20代。
※国会議員としては通名使用、国務大臣の際は本名(記者会見などは通名使用)だったそうです。
本名:林寛子(旧姓:木村)
出生地:兵庫県神戸市
生年月日:1933年5月10日(2020年87歳)
扇千景さんは宝塚歌劇団の意向により、女優・八千草薫さんと共に新設された映画専科に編入し、以後、映画女優として活躍されていました。
八千草薫さんと加賀まりこさんが共演した川端康成さんの作品はこちら
1957年5月には当時「2代目 中村扇雀」としてご活躍されていた「四代目・坂田藤十郎」さんとご結婚され、以後暫くは芸能活動から離れて「四代目・坂田藤十郎」さんとご家族を支えられていました。
画像:産経新聞
扇同士のご縁だったの??
ご夫婦であおげあおげで、みるみるうちに非凡な才能を現した「四代目・坂田藤十郎」さんでしたが、妻・扇千景さんも1977年7月には、第11回参議院議員通常選挙に自由民主党公認候補として全国区から立候補し、初当選を果たします。
画像:首相官邸
その後の扇千景さんの政治家としてのご活躍は以下の通りです。
●第69代建設大臣(第36代国土庁長官)
●初代・2代国土交通大臣
●第26代参議院議長(女性初)
扇千景さんは初代国土交通大臣、女性初の参議院議長という歴史を残しています。
■歴代総理大臣、政治家の文字書道はこちら↓

◆中村玉緒の梨園の甥「四代目 中村鴈治郎」「三代目 中村扇雀」そして、大甥「中村壱太郎」「中村虎之介」も若手ながら続々と歌舞伎の血を継承!大姪は宝塚への可能性も?画像
中村玉緒さんの兄である「四代目 坂田藤十郎」さんとその妻の扇千景さんとの間には、現在までに長男「四代目 中村鴈治郎」さん、次男「三代目 中村扇雀」(成駒屋)さんも誕生し、同じ歌舞伎界を盛り上げる時代の人となっているようです。
画像:2019年12月作成
そして長男の子供には1990年「中村壱太郎(かずたろう)」さん、次男の子には1998年に「中村虎之介」さんが誕生しています。
画像:https://matome.naver.jp
ぱっと見の印象では「中村壱太郎(かずたろう)」さんは中村玉緒さんにも通ずる「家の顔」が継承されており、「中村虎之介」さんには祖母の「扇千景」さんの少し洋風なくりっとした瞳も混じって継承されている印象です。
若手もかなりカッコイイ!
さらに、扇千景さんが宝塚への夢を託す待望の「女児」も実は次男・3代目扇雀の長女として2002年に誕生しているようです。
中村玉緒さんからすると、大姪にあたります。その子への扇千景さんの期待は大きく、扇千景さんの宝塚への悲願を実現させるかもしれない孫ということで、今後も注目です。
◆箱入り娘・中村玉緒と大物俳優・勝新太郎の若い頃の婚姻による子供を含めた「奥村家」家系、長男長女との家族構成 画像
梨園の箱入り娘として育った後の中村玉緒さんは大映映画の純情な脇役女優として活躍していた大映時代に勝新太郎さんと出会い、勝新太郎さんからの熱烈な求愛に応えるように1962年お二人は結婚されます。
画像:twitter
玉緒さんの撮影に迎えに来る勝新太郎。
周りも「勝さんが来ているから・・・」と中村玉緒さんの撮影を早く切り上げるような撮影状況だったということが語られていますから、この時点で若き俳優・勝新太郎さんがいかに大物俳優だったかが伺えます。
画像:http://miyata.gotdns.com/cafe/tnakamura.htm
一方で、負けない箱入り伝説を残している中村玉緒さんのエピソードとしては、2006年10月(中村玉緒さんの年齢当時67歳)の時点で出演したバラエティ番組において、レタスの事を「きゅうりじゃなくてパセリ?」と答え、スタジオを爆笑で揺らしたという伝説を持っています。
どうやら、結婚後も
家事は一切しなかった印象。
画像:https://芸能人の子供.com
大映入社後も主役になれない脇役でありながらも、破格の初任給を貰い、ハイヤーで撮影所通いをしていたという優遇されたスタートだったようで、その後には勝新太郎さんのお迎えに、レタスはきゅうりじゃなくてパセリ・・・ということで、
中村玉緒さんという女性は庶民的な人柄でありながら、実際にはとても庶民とはかけ離れた本物の「お嬢」であり、だからこそのあの「お人柄」ということも感じさせます。
■対照的なデヴィ夫人のお話はこちら↓

◆中村玉緒の子供、第一子長女・奥村真粧美も元女優!娘は大物芸人を怯ませるほどのマシンガントークで豪快なお喋りが話題 画像
勝新太郎さんと中村玉緒さんの長女の奥村真粧美さんも実は女優さんとしてご活躍されていました。長女の奥村真粧美さんは1962年12月生まれ、長男の鴈龍太郎さんが1964年生まれということで、長女の奥村真粧美さんの方が第一子で「お姉さん」ということになります。
画像:https://geisposoul.com/masami-okumura/
長女の奥村真粧美さんは中村玉緒さんに似て、とてもよくしゃべる豪快な性格の女性だそうで、親子での会話になると、あの明石家さんまさんですら、黙らせる迫力のある会話となるようです。
(中村玉緒さんと奥村真粧美さんの前では)俺も黙る。
引用元:https://芸能人の子供.com
さらにスピードワゴンの井戸田さんも以前、中村玉緒さんと奥村真粧美さんと同マンションに居住していたことがあり、当時、中村玉緒さんをボス、奥村真粧美さんをラスボスと呼んでいて、
お二人ともとにかく話が長くて早くて、何を言っているか分からないくらいの勢いでしゃべり尽くすそっくりの親子だそうです(笑)。
画像:https://hkmtiz.com/3348.html
顔立ちや雰囲気も似ているw
画像:デイリー新潮
中村玉緒さん自身も、自分と娘の家庭内の様子についてこのように語っていました。
家庭内での玉緒と長女は大変なおしゃべりで、豪放なイメージのある勝のほうが閉口していたといい、
「世間は私たちが勝を我慢していたように思っていますが、本当は勝が私たちを我慢していました」と語っている。
引用元:Wikipedia
勝新太郎さえ怯ませる
マシンガントーク。
妻・中村玉緒さんと長女の奥村真粧美さんが勝新太郎さんを喋りで圧倒させていたようですw
◆中村玉緒の長女・奥村真粧美は若い頃北海道の資産家と結婚したがスピード離婚で出戻りへ 子供はいた?画像
中村玉緒さんの長女・奥村真粧美さんは一度、北海道の資産家の息子と結婚されていたようです。しかし、結婚式の当日に中村玉緒さんは娘にこんなことを話したということが後に話題となりました。
画像:時事.com
「嫌ならすぐ帰って来てもいいのよ」と声をかけた
引用元:exciteニュース
その言葉通り、中村玉緒さんの長女・奥村真粧美さんはすぐにスピード離婚をしてしまい、戻ってきたという経緯があり、その後にも中村玉緒さんは「孫が欲しい」という話をしているため、長女・奥村真粧美さんにお子さんはいらっしゃらなかったようです。
画像:女性自身
でも、私にとっては、大事な子供たちです。娘はいちど結婚してすぐ離婚しましたし、息子もまだ独身ですが、早くいい嫁さんに来てもらって、孫の顔が見たいですね
引用元:婦人公論
この件では、勝新太郎さんが長女・奥村真粧美さんの結婚相手の父親から多額の借金をしていたことから政略結婚だったのではないかという話まであったようです。
うーん(;’∀’)
いつもトラブルに勝新太郎さんの影が浮き出てきます。
出戻り代表(笑)として私が語るとすれば、逃げる場所があれば人はそれを選択肢に入れる、別の家に嫁ぎ、名前も風習も違うところでひとり血のつながらない嫁として嫁ぐこと自体、とてもツライ事ではあるので逃げ道を与えれば出戻って当然と批判される構造も理解はできるのかなということが1点。
それとは逆にもう一点として、そんな生きづらいところに女性がひとりで身を置き続けて成立してきたのがこれまでの日本の「結婚」という制度であり、尊厳を踏みにじられても嫁ならば我慢が当然、ということを同じ我慢しつづけてきた立場の女性が他の女性に対して強いる文化が形成されてきている風潮さえあるという事。
そう考えていくと、離婚、出戻りがいい悪い以前に
まず自分が幸せであるほうが世の為になる。
という事でしょうか。
そう考えると、しあわせでない場所からは出たほうがいい場合もあるかもしれませんし、「しあわせ」というものに対する価値観が成熟していなければ元も子もないという話で、一概に「離婚」という事実だけに良し悪しの判断はできないのかなと感じました。
画像:文春オンライン
私にも娘がいるので、娘の親として今度は考えると、もちろん結婚がうまくいってくれれば一番いいという想いは親として持つでしょうが、逃げて来られる場所のひとつを自分が確保していたいという気持ちは中村玉緒さん同様、持つ気がします。
一番、助けて欲しい時、苦しい時にカッコつけて何も言えない親子関係よりも、悲鳴を上げられる相手、相談できる母親として存在していたいからです。これは自分自身がそうできなかった過去体験によります。
でもこれも、私が考えている親子関係であって、人それぞれ愛情に対する「美学」はあるのかなと感じます。なかなか親子関係というのは奥が深い問題です。
■日本の結婚制度に関しては磯野貴理子さんの結婚のテーマの中で少し触れています↓

◆1982年 中村玉緒の長女・奥村真粧美と長男・鴈龍太郎(奥村雄大)は若い頃に逮捕、その後、1984年息子と1990年旦那も同じ問題で逮捕
少し遡って、1982年には勝新太郎さんと中村玉緒さんの長女・奥村真粧美さん(当時年齢20歳)並びに長男の鴈龍太郎さん(当時デビュー前で奥村雄大さん年齢18歳)がとある問題で逮捕されています。
画像:twitter
2年後の1984年には長男の鴈龍太郎さん(当時デビュー前で奥村雄大さん年齢20歳)が再び逮捕され、
1990年にはさらに父親の勝新太郎さん自身がハワイのホノルル空港において、同種の問題で現行犯逮捕されるという事が起こりました。日本帰国後にその罪で逮捕されています。
「もうパンツははかない。」
という言葉を残しています。
画像:twitter
この勝新太郎さんの逮捕はタイミングも非常に悪く、長男・鴈龍太郎さんの『座頭市真剣』事件のおこった翌々年にあたり、問題となった1999年映画『座頭市』の公開後の時期だったのでした。
こうしてみていくと、明らかに初めに大麻に手を染めていたのは勝新太郎さんだったはずということが明白であり、20歳そこそこの子供たちはその影響力ある父親の人生に巻き込まれてしまったと言えそうです。
画像:http://ventilatorblues-sway.blogspot.com/2012/08/2_22.html
これは推測ですが、まだ20歳と18歳の少年少女がそのような犯罪をするのか?と考えた時、自発的にそうした取引に挑むにはそこまで文化が浸透していない国家日本では背景にルートが無ければ実現が難しく、あまりに幼過ぎるのではないかと個人的には想像しました。
◆中村玉緒の子供、第二子長男・奥村雄大も兵納会のサラブレットと期待される俳優だった!が息子は働かず近年母親から絶縁されていた 画像
冒頭にお話ししたように2019年11月1日に中村玉緒さんの長男である鴈龍太郎さんは名古屋の転居先でひとり暮らしをする部屋で亡くなっていたところを発見されます。
画像:日刊スポーツ
中村玉緒さんの長男の鴈龍太郎さんが名古屋へ転居した理由は、2017年舞台出演以降、働く気を失ってしまった長男に対し、中村玉緒さんがこのまま援助し続けていては長男の自立が間に合わなくなってしまうということで援助を一切止め、鴈龍太郎さんが自立のために移転したのが名古屋の新境地という事だったようです。
中村玉緒さんが長男の鴈龍太郎さんに対して援助を断ち切ったことが「絶縁」という言葉でメディアにも報道されている状況での急逝となりました。死因は急性心不全だったようです(後述)。
◆中村玉緒の長男・鴈龍太郎が働く気を失ってしまった原因に若い頃の映画『座頭市真剣事件』
中村玉緒さんの長男・鴈龍太郎さんは1999年公開映画『座頭市』の撮影が俳優としてのデビュー作となっていました。
画像:https://matome.naver.jp
監督を務める父・勝新太郎さんの指導の元撮影は行われていましたが、スタッフによって準備された撮影用の模擬刀の中に「真剣」が混ざっていたそうです。
それを中村玉緒さんの長男・鴈龍太郎さんが真剣だと知らずに使って殺陣シーンへ挑んだところ、使っていた刀が共演俳優に重傷を負わせることとなり、その後その俳優が亡くなってしまうという大惨事となる事件が起こりました。
画像:シネフィル
デビュー作で起こしたその事件以来、中村玉緒さんの長男・鴈龍太郎さんが2年間俳優としての活動を自粛したこと、以降もなかなか仕事の依頼に恵まれなかったことで、芸能界のサラブレッドとまで言われていた鴈龍太郎さんの俳優としての活躍は結局最後まで実現することはありませんでした。
■この件に関してはこちらの鴈龍太郎さんの記事でまとめてあります↓

◆中村玉緒も長男・鴈龍太郎も長女・奥村真粧美も若い頃から太りやすい体質家系だった?母の76歳ダイエット挑戦で60キ㎏→48㎏の12キロ減の実績も 画像
2017年の最後に出演した舞台の際にも鴈龍太郎さんは174㎝で100キロを超えると言われていた巨体がどこまで絞れるのか注目されていました。部隊の宣伝のプロモーションでも「痩せます!」と言葉にしていたのが印象的でした。
画像:https://katchan55.com/haiyu/9100/
ダイエットと言えば、母親の中村玉緒さん自身も2015年の時点で12キロほどの減量に成功していました。撮影現場などで差し入れられるお菓子を付き合いで食べ続けていたところ、知らないうちに60キロ近くの巨体となり、2014年からイメージキャラクターに就任した健康器具『プチシルマ』の事も考えてなのか、食事量の制限と、ウォーキングをはじめて12キロもの減量に成功したそうです。
画像:東スポ
勝新太郎さん側のご家族は、長女も長男も少し肥満傾向にあり、勝新太郎さんもどちらかというとボリュームのある印象でした。ひょっとすると、太りやすい家系?でもあるのかもしれません。
◆中村玉緒の息子・鴈龍太郎の死因の急性心不全とは?原因と症状 図表
中村玉緒さんの息子・鴈龍太郎さんの死因となった「心不全」という病気を改めてここで見ていくと、心臓の働きが不十分である症状で、原因は様々ですが、一般的には、症状が出る以前から、水面下では徐々に病気は進行している状態が多く、「昨日まではまったく元気だったのに」ということでは、決してないそうです。
心不全というのは、病名ではなく、「心臓の働きが不十分な結果、起きた体の状態」を表す症状につけられた名称だそうです。
原因は様々と言われますが、大きく分けて、記載された図の中にも、鴈龍太郎さんが該当しそうな内容が多く挙げられています。
画像:国立循環器病研究センター
この中でも、肥満とリンクしてきそうな事項として、動脈硬化、アルコール、高血圧、遺伝、暴飲暴食があり、その他に鴈龍太郎さんの背負った経歴から疲労、ストレスなどもあったと考えると、大半が「心不全」の原因として挙げられる項目となり、なるべくしてなった、とも言えそうな状況です。
また、その症状をざっと見ただけでも、さらに鴈龍太郎さんの生きづらさが伝わってくる想いがします。
血液を送り出す能力の低下による症状
心拍出量が減ったのが原因で、「疲れやすい」「だるい」「動悸がする」など。血液のうっ滞によって起こる症状
血液を送り出す能力が低下すると、心臓から前方へ血液が進みにくくなり、心臓の後方、血液を受け取る側で血液のうっ滞が起こります。引用元:国立循環器病研究センター
疲れやすい、だるい、動悸がする、このような症状が前述のように症状が出る以前から、水面下では徐々に病気は進行している状態であったと仮定すると、心不全はまだはっきりと分からないうちから進んでおり、2017年の舞台出演当時にも既にこの症状を抱え、体の不調を抱えながら必死で自立しようと挑んでいた事だったかもしれません。
◆女優・中村玉緒と長女・奥村真粧美さんの現在、旦那と長男の墓にはテキーラ。最新の活動状況は?事務所サイト画像
現在、2019年11月に長男・鴈龍太郎さんを亡くし憔悴しきっているという女優の中村玉緒さんですが、中村玉緒さんの長女・奥村真粧美さんは既にかなり長い間、母親である中村玉緒さんに寄り添って生活されてきたようで、中村玉緒さんのマネージャーを務められているようです。
中村玉緒さんと長男の鴈龍太郎さんとの絶縁報道の際も、長女・奥村真粧美さんが報道機関の対応をされています。
両国国技館から帰宅した中村に息子との関係について直撃したのだが、“鴈龍太郎”の名前を聞いた中村は口をつぐんでしまい、
同伴していた長女が「親子関係は悪くないです。それにプライベートのことですので」と、答えただけで、自宅に入っていった。
引用元:http://tubameya.blog.jp/archives/17582310.html
画像:livedoorニュース
勝新太郎さんと鴈龍太郎さんの眠る墓には、数多くの花が寄せられ、長男が父から教わって愛飲していたと言われているテキーラ「クエルボ・エスペシャル」のボトル2本が手向けられていたそうです。
◆2019年12月 中村玉緒・生命力の原点であるパチンコ店へ来店イベント 事務所 画像
色々と暗い内容が続きましたが、これまでの人生もそうだったように、中村玉緒さんは現在とても前向きに立ち直ろうとしているようです。事務所のページを覗いてみると新しい予定も既に組まれていました。
画像:長良グループ
当初11月の下旬に予定されていたと思われるパチンコ店で開催予定だったイベントは長男・鴈龍太郎さんの葬儀等がありましたので実施されたのか否か不明でしたが、1ヶ月後の12月下旬には開催されるようです。
元気な姿が見られるといいですね。
■パチンコ玉の婚約指輪を貰った神田うのさんのお話はこちら↓

◆2020年1月 中村玉緒『時代劇チャンネルTV』CMで勝新太郎『座頭市』、松平健と夢の共演!画像
2020年1月からオンエアされる『時代劇チャンネルTV』のプロモーションとして、中村玉緒さんは松平健さんと共にテレビCM第3弾「時代劇篇」に出演されているそうです。
画像:時代劇チャンネル
玉緒さんが「奥方」を、松平さんが奥方を守る「剣士」役に扮し、松平さんは華麗な殺陣を披露。さらに、伝説の時代劇スター・勝新太郎(1997年没・享年65)の代表作「座頭市」が、最新CG技術で”復活”。「奥方」の窮地を救うため、スピーディーな殺陣を繰り広げます。
引用元:時代劇専門チャンネル
勝新太郎さんの『座頭市』も最新CG技術で復活ということで楽しみな展開となっています。
(映像で)時代劇のかつらをつけたのは40年ぶりくらいで、とても懐かしかったです。私は今年80歳になりましたけれども、女優として、自分の年齢にふさわしい役をもっとやりたくなりましたね。松平さんとまた一緒の現場になって、「あんた、生きててよかった~」って言うのが、私の今の夢です。
主人が亡くなって20年以上たちますが、お仏壇には今も遺影を飾っています。CMの収録日も、お仏壇の前で、主人に「今日は松平さんとCMやるんです」と報告してきました。主人も喜んでいると思います。
引用元:時代劇専門チャンネル
まだまだ生きていれば
楽しいことがたくさん起こる。
そんなこっちの世界の楽しさを、少し早く旅たち過ぎた夫・勝新太郎さんへいつも報告されているようです。
◆2019年10月 25年ぶりの出演!中村玉緒『マロニーちゃん』新CMで女優・尾野真千子と共演
中村玉緒さんと言えばハウス食品の『マロニーちゃん』のCMが有名ですが、今年は10月から女優の尾野真千子さんとの共演を果たしています。
令和初ということで
中村玉緒さん25年ぶりに出演!
■尾野真千子さんの釣り好きのお話はこちら↓

撮影時のエピソードとしては25年前に独特のイントネーションで発生した中村玉緒さん節で歌われる「マロニーちゃん♪」のフレーズを、今回は新イメージキャラクターの女優・尾野真千子さんもマスターしようと「マロニーちゃん♪」を連呼し、スタジオ内において「マロニーちゃん♪」フレーズが延々と響き渡る不思議な空間になったそうです(笑)
■マロニーちゃんのCMを博報堂で担当していたという夏井いつき先生の旦那さんはこちら↓

中村玉緒さんのこれまでのご活躍を見ていくと、気丈にも本当に持って生まれた明るさやお人柄、内側から溢れる品があり、勝新太郎さんへの社会からのバッシングなど跳ね返すように勝新太郎さんの死後もハツラツとご活躍され、どこでも愛される存在を確立されてきました。
画像:http://tubameya.blog.jp/archives/17582310.html
また、どちらかというと社会からは眉間を寄せられるような振る舞いすらあった勝新太郎さんを中村玉緒さんがひたむきに愛し続ける姿に対しても、多くの共感を得て、夫である勝新太郎さんの俳優としての名誉も妻として守り抜いた人格者だなと感じます。
画像:https://yumeijinhensachi.com/archives/70972
2019年新たな試練として、長男・鴈龍太郎さんの死を迎えることとなってしまいましたが、中村玉緒さんはきっときっと私たちにまた素晴らしい笑顔で姿を現してくれることでしょう。それが夫・勝新太郎さんが妻・中村玉緒さんに残した最大の富であり、中村玉緒さんの生家である「林家」が代々引き継いできた血潮でもあるからです。
■有名人芸能人の良妻・恐妻まとめはこちら↓

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