日本の最高視聴率ドラマ『おしん』の感動ストーリー全297話の各章別の名シーンについての簡単あらすじネタバレ情報を中心にお届けします。最終回の感動のラストシーンは現代の価値観がめざましく変わる時代の私たちにも大きな勇気とエールを送ってくれます。
たくさん転んで、たくさん泣いて、それでも立ち上がるからこそ強くなる。
新しい風景を取りに行く勇気がこの物語の中にあります。
◆感動のストーリー『おしん』全297話(再放送)あらすじとネタバレ各章ストーリーごとに全話ざっくり簡単にまとめ
ざっくりですが何となくのお話がイメージできるように全297話の各章のまとめを書いてみました。詳しくは『おしん』本編で号泣してください(笑)。
◆『おしん』最終話までの全話297ストーリーの7時代区分は?全部見たら一体何分なの?
『おしん』物語は全297話が大きく分けて、以下7個の時代の章に分けて構成されています。
2『おしん』青春編(第37話~第86話)
3『おしん』試練編(第87話~第136話)
4『おしん』自立編(第137話~第185話)
5『おしん』太平洋戦争編(第186話~第225話)
6『おしん』再起編(第226話~第261話)
7『おしん』完結編(第262話~第297話)
そして、素朴な疑問として、一体『おしん』全部見たら何分なんだ??という疑問がわきますw
計算してみると…15分×297話は…
なんと4455分!
74時間15分!

一睡もしなければ3日ちょっとで見られる計算w
◆青年期のおしん役に女優・田中裕子を選んだ演出家の江口浩之氏の言葉が実にエモッティ。
キャストの記事の方にも書きますが、最初にお伝えしたいのは、青年期のおしん役に女優の田中裕子さんを選んだ理由として、演出の江口浩之氏はこう語っていたことです。
その強さが嫌味にならないからいい。なかなかそういう本当のの女優っていないんだよ。―江口浩之

おしん役三代は圧巻!
画像:NHKオンデマンド
この言葉は、現代社会で男性と同じように活躍の幅が広がった私たち日本人女性にとって少しハッとする言葉なのではないかなと思うのです。
『おしん』は世界中の人へ感動を届けたひとりの日本人女性の物語です。
そして、女性の本当の意味での強さや美しさを教えてくれる物語です。
■『おしん』感動ドラマを支えたキャスト陣についてはこちら
※おしんの子孫の相関図も上記リンクにあります
◆感動の朝の連続テレビ小説ドラマ『おしん』(再放送)の感動物語の内容は老年期のおしんの家出ストーリーから始まる あらすじ画像
『おしん』の物語は現代の過去への回想シーンから始まります。1983年の現代にいる老婦人の田倉しんは列車に乗って北へと向かっていました。三重県の志摩半島で16店舗もの支店を構えたスーパーの経営者であるおしんは記念すべき新装開店の日に行方をくらまします。
初回は
経営者・おしん
からスタート!

老年期のおしんと圭
画像:NHKオンデマンド
おしんが向かっていたのは彼女の故郷である山形のとある廃村でした。孫同然の間柄である大学生の八代圭はおしんのかつての話を頼りに山形の銀山温泉へあてもなく捜索に行き、おしんを見つけます。圭はおしんに三重へ今すぐ買えるよう説得しますが、おしんは山形のさらに山奥にある廃村を目指していました。
そして、圭はおしんの願いを叶えようとおしんを背負って雪の山道をも進み廃村、その中にあったかつての我が家を見せてやることができました。
画像:NHKオンデマンド
おしんは
かつての生家を見て涙を浮かべる
自分が育った生家が朽ちている姿を見るのは一体どんな気持ちなのでしょうか。一つの時代を共有した家族の大半がもう他界し、親戚とも縁が切れてしまい、「家」は自分と自分が産み育ててきた家族が形成していくものとなっています。
そこではじめて、おしんは八代圭にこの家出の意味について語ります。
80年以上の人生で自分は一体何を得て、何を失ってしまったか。
また、自分のことだけしか考えない経営方針に突き進む息子・仁(ひとし)を
どこでそういう息子にしてしまったのかを振り返るための旅だとうち明ける。
引用元:wikipedia
どうやら、おしんは
経営者にまでなったが
息子がおかしいようだ。
画像:NHKオンデマンド
おしんという一人の女性の一生を通して、何度転んでも立ち上がる勇気をもらうと共に、女性の人生を自分はどう生きるか、どう生きたいか、改めて考えるきっかけになるのではないかと思います。
◆1.感動のストーリー『おしん』(再放送) 少女編ストーリーあらすじ内容:(第1回〜第36回)簡単にネタバレ(奉公先:中川材木店・加賀屋へ)写真ツイッター画像
明治の終りの時代、山形の貧しい農村で生きるおしんの少女時代についてのストーリーです。おしんは明治34年に山形の最上川上流の寒村で生まれたというナレーションが入ります。
物語の始まりは
明治40年、
おしん実年齢で6歳になる年
画像:NHKオンデマンド
4月から小学校へ通うのを心待ちにしていた数え年7歳のおしんに最初の大きな苦難が襲います。奉公に出されることを父親から告げられるおしん。
画像:NHKオンデマンド
奉公に出されることを受け止められないおしんは当初、必至で家族と一緒にいさせて欲しいと父親に懇願します。
おれは父ちゃんや母ちゃんの側さいたい。どこさも行きたくねぇ!
田んぼでも畑でも何でもする。子守もする。
だから、よそさ行けなんて言わねえでけろ、ここさ置いてけろ。
出典元:『おしん』
よそさ行けなんて
言わねえでけろ
4【子役おしん「ようやく登場」】
※第4回、10分すぎのシーンにて
乙羽おしんが、初めて思い出を語り出す
当時、満6歳、数え7歳の春だった
※今は、廃村になってる当地にて#おしん #小林綾子 #乙羽信子 pic.twitter.com/juNJAyVvYm— わび@さび (@think_literacy) April 3, 2019
しかし、おしんは祖母・なか(ばんちゃん)がおしんの為に自分が嫁分の食事の回数を減らしていたことを知り、その後、今度は母親・ふじがたった一人で堕胎のため真冬の冷たい川へ入水する姿を見つけます。
大好きな母ちゃん、
ばんちゃんが
自分がいる為に苦労をしている。
あまり現代では聞きなれない言葉も並んでいますが、「奉公」とはその家に住み込んで、召し使われて勤めることを意味します。つまり、おしんは裕福な他人の家に住み込みで働きに出されたということです。
6歳になる歳で、
家族のために
耐えがたい選択を自ら選ぶおしん。
画像:NHKオンデマンド
住み込みであることで実家の家で暮らすよりも、毎日の食料に困ることもなく、生き延びることができるという意味でもありますし、生家の存続のために少しでも役立つように子供といえども働くという事でもあります。
自分が生きているだけで、
米がなくなる現実を
子供の頃に体感して育つおしん
自分を大事にしてくれる母親やばんちゃんを楽させるために、自分が働いて稼ぐことに使命感と存在価値を感じ始める幼少期のおしんです。
■『おしん』のストーリーには実在の女性の人生がモデルになった?というお話はこちら
◆感動のストーリー『おしん』少女編あらすじ>ストーリに頻繁に出てくる「口減らし」とは??
おしんの幼少期のストーリーの中のキーワードとして、「口減らし」というものがたびたび出てきます。現代では聞きなれないこの言葉ですが、そんなに昔ではないこの国の過去において、日本でも普通にあった風習のようです。
口減らしとは?
飢饉の際とか貧しい農家が、家の経済を維持するため、男の子は奉公に出したり、女の子は「間引く・間引いたり=殺したり」、遊郭に売り飛ばすなどしたことを指す。男の子は労働向きなので殺さないことが多かった。この場合、「口」ということばで人格を全て表現しているのが不気味である。
引用元:はてなキーワード
詳しい方のお話によると、貧しい農村だけでなく飢饉があると、子供が口減らしのために方々へ売りに出されるのは当然のように行われていたようです。(その前は神様へ「7歳までは神の内」ということで生贄として捧げられることもあったとか)

「写された幕末」(石黒敬七コレクション)
画像:http://z-shibuya.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-a4ec.html
男の子は三助(日本の銭湯で働く男性労働者)や大道芸の角兵衛獅子(児童が中心として演じる見世物の獅子舞などの郷土芸能)、女の子は決まって女郎街に売られていたということです。
写真は、「写された幕末」(石黒敬七コレクション)、「人間商売」1歳位の子供と5~6歳の女子が人売りに連れられて、花街を歩いて売られる様子だ。
出典元:多摩湖畔日誌
口減らしの話は、現在もなお、貧しい国々で起こっている子ども達の人身売買と共通しています。遠い世界の話ではなく、日本でも同じような時代があったということ、その時代を、この国を強くすることで変えてきた人たちがいるということを私たちは忘れてはならないのだと、この背景を知ると思ってしまいます。
画像:かものはしプロジェクト
国力が落ちれば、
女性だって「権利」などと言っていられなくなる。

「おしん」の物語はそうした「女性の本来持つ避けられない運命」というものを改めて知るうえで、現代にもとてもいい物語だと感じます。
国が貧しいということはこうして女・子どもが教育を受けられなくなり、経済的に自立を目指すことができず、大変苦しい思いをする社会になることを意味するものだということが分かります。
画像:twitter
こうした意見を聞くと、なかなかまだ知られていない、奥深い女性の時代背景もありそうですね。
現代では色々と諸問題や残酷な現実もまだまだあるのかもしれませんが、一般的な家庭でこうした口減らしや奉公の制度が必要とされ存在しているわけではありません。
そうしてみると、日本の社会や国というものは先人達の努力で幸せなものへ向かってきたと言えるのかなと個人的には思います。
◆感動のストーリー『おしん』少女編あらすじ>最初の奉公先:材木問屋「中川材木店」左澤町(あてらざわまち)武(たけし)の子守画像
おしんの奉公デビューは7歳!
母親であるふじの懐妊により、おしんは口減らしのため子守りの年季奉公へと出されることが決まります。祖母・なかは子供たちの為に食事の回数を減らしたり、ふじは堕胎の為に真冬の川へ命がけで入ったり、と生活は貧しく厳しい状況でした。
凶作続きに加え、家族はおしんを入れて9人ということで、おしんはこれから生まれる子の為に、母親が安心して子を産めるように1年間の奉公に出る事を自身の心に受け入れ、自ら買って出ます。
奉公に行けば、
母ちゃんが安心して赤子が産める。

奉公先で子守を任されるおしん
画像:NHKオンデマンド
年季奉公の前払いは米一俵
ここは中川材木店の報酬が少ないのか口入屋の取り分が多いのか分かりませんが、おしんの生家へ渡る報酬はあまり多くはなかったようです。
画像:twitter
おしんが7歳にして奉公へ出ることを忍びなく思った祖母・なかは、なけなしの50銭銀貨をおしんに渡します。
最初の奉公先である中川材木店では主人軍次の子、武の子守がおしんの仕事でした。女中つねに厳しくされながら寒い川でおしめを洗ったり、食事は大根飯。
昼飯抜きと引き換えに尋常小学校へ行けるようになったものの、同級生からはいじめられ、武への危害を恐れてやめる等、子供ながらにすさまじい人間の負の感情にもまれていきます。
画像:twitter
一方で、おしんは同じ中川材木店の奉公人の定次や尋常小学校の松田先生などおしんのように立場が弱い者へ何も得はなくとも優しさを分けてくれたり、力を分けてくれる存在がいることも同時に知ります。
自分が将来
どんな大人になりたいか。
そんなことをおしんは子供ながらに想像したかもしれません。
中川材木店では、つねの財布から50銭銀貨がなくなる事件が発生し、おしんは疑いをかけられ、運悪く祖母・なかから奉公前に貰った50銭銀貨を取り上げられ、盗みの濡れ衣まで着せられてしまいます。
画像:twitter
おしんが大事に持っていたお守り袋の50銭は、祖母・なか(ばんちゃん)が血のにじむな思いで働き残したなけなしの銀貨であることを知っていたおしんは、どんなに苦しいことがあってもこれまでそのばんちゃんの想いに応えようと耐えてきていました。
画像:https://ameblo.jp/1968319t/entry-12461429366.html
しかし、その大切な銀貨をつねに取り上げられて、おしんはそこまで張りつめていた気持ちが壊れてしまいます。そして、奉公先である中川材木店を飛び出してしまうのでした。
ここまでの数々の痛ましいシーンを見てきた視聴者はむしろよくここまで耐えたものだとおしんに感心するところですが、(後述しますけれども)おしんの父親は奉公先からおしんが飛び出したことを理由も知らず強く責めますし、それ以前におしん自身も自分から買って出た奉公を自分から飛び出してしまったことで、自分の無力感に打ちひしがれます。
◆感動のストーリー『おしん』少女編あらすじ>猟師の俊作・炭焼き職人の松造との出会いと山小屋暮らし写真画像 ハーモニカの曲名は?
奉公先を逃げ出したものの、上流の生家へ戻る雪道でおしんは行き倒れ、見知らぬ青年に助けられていました。生家へ帰っても居場所がないと知っていたおしんは春まで俊作と松造の暮らす月山が見える山小屋で過ごすことになります。
画像:twitter
凍死からおしんの命を救ってくれた俊作が今度は203高地で負った銃創が原因の高熱を出し、倒れてしまいますが、おしんが一生懸命看病し、俊作は回復します。
そこで俊作から読み書き、算術を学び、与謝野晶子の『君死にたまふことなかれ』を朗読してもらうことになります。また、おしんに色々な生き方の知恵を授けてくれます。
美しい心とは?
一方、月山の見える山小屋では春になり、おしんが生家へ帰ることになります。脱走兵という追われる身でありながら危険を承知でおしんを送るために山を下りた俊作はおしんとの別れに際しハーモニカをおしんへ託した後、山狩りの兵隊につかまり命を失ってしまいます。
画像:twitter
余談ですが、中村雅俊さんが演じる脱走兵・俊作がハーモニカで奏でていた曲で何度かおしんも吹いていた曲はアイルランド民謡原曲の『庭の千草』という名前の曲だそうです。明治時代の小学唱歌だったそうです。
■石原慎太郎さんの妻・石原典子さんという女性の生き方が美しい件はこちら
◆感動のストーリー『おしん』少女編あらすじ>母親ふじの出稼ぎ先の山形県銀山温泉旅館「おしんこけし」ほか宝物4点セット。奉公先位置関係(ツイッター投稿より引用)
俊作たちと暮らしていた山を下りて生家に戻ると、中川材木店からの先払いの年貢として前払いで支払われていた米一俵は回収されており、50銭銀貨も同時に戻っていました。おしんが出て行ったあと、軍次が持ち出したものだったことが判明していたのでした。
そして、母ふじは50銭銀貨を返されたことでおしんが死んでしまったのだと悲しんでいました。
家では米が回収された挙句、妹のすみが誕生し、益々困窮していました。姉のはるも奉公明けにすぐに別の製糸工場へ出ることになりました。
画像:小林綾子公式ブログ
明治41年も不作が続き、おしんの父親・作造が年老いたなかを置いて家族でブラジル移住を考えたり、それによってなかが役に立たない自身を悲観し、川へ身投げをしようとしたり、結局は生まれたばかりの末妹・すみを養女に出すことで落ち着きます。
世話の必要がなくなった母親・ふじが銀山温泉へ出稼ぎに行くというところで話はまとまり、おしんはふじに代わって村の共同作業の杉苗植えをすることになります。
とりあえず、
経済的にかなり末期な谷村家。
◆当時の奉公の報酬米5俵は今のお金で言うといくらくらいの価値?
そして、母親ふじが銀山温泉へ出稼ぎに出た後、りきがやってきておしんのところに新たな奉公の話が舞い込んできます。今度は2年間の奉公で米5俵ということで、前回の中川材木店での奉公の報酬のなんと2.5倍。(中川材木店は1俵/1年間)
※米5俵は当時の相場で約6円/俵ということで、現在の価格で言うと5俵は約60万円前後だということです。
画像:twitter
おしんは穀つぶしと言われて家族の負担であり続けるよりも、自分の力で働いて大好きな母親・ふじや、ばんちゃんがたくさん食べられる未来を描ける方が幸せだと感じるようになっていたようです。そうして、改めて2年間の奉公へ出ることを決意します。奉公へ出る前に、母親・ふじの顔を一目見に、母親の働く銀山温泉の旅館へひとり立ち寄ります。
画像:twitter
実は全国の視聴者にかなり応援されていたおしん(笑)
◆ドラマ『おしん』母親・ふじが娘に託した「おしんこけし」は山形銀山温泉のお土産として有名に
『おしん』のお話にも出てくる山形県の銀山温泉では「おしんこけし」が今でも大人気だそうです。山形県の銀山温泉はおしんの母親・ふじが家を支えるために自ら出稼ぎに出た先です。おしんの母親・ふじはそこで酌婦になっていました。

山形県名物となったおしんこけし
画像:TRAVEL GUIDO
おしんと母親のふじは母子水入らずで後にも先にもとても貴重な一晩を一緒に過ごします。まだ小さくて母親に甘えたい盛りの少女が、この一晩の母親との思い出を胸に、この先、何年も家族が誰一人いない奉公先で頑張ることになるのですから、本当に人生のうちで僅かに許された尊い時間です。
その時に母親・ふじからもらったこけしが「おしんこけし」の由来となっています。その後も、また母とすぐに離れて二番目の奉公先へ行かなければなりませんでした。辛い時も寂しい時もおしんは母の面影をこのこけしに投影することで耐え忍んでいきます。

おしん(小林綾子)と母親ふじ(泉ピン子)
画像:大正ロマン銀山温泉
物語の最初、83歳のおしんが棚から落ちたこけしを見て思いを巡らせ、このこけしを母親・ふじに買ってもらった銀山温泉を訪ねるところから、物語は始まります。
■おしんの母親・ふじと与謝野晶子さんは同年代の女性です。

◆おしんの宝物4点セットとは?
というわけで、
おしんの宝物4点セットは…
②俊作からもらったハーモニカ
③俊作からもらった『明星』
④母ちゃんからもらったこけし
画像:twitter
◆おしんの生家と奉公先・酒田、銀山温泉の位置関係
これを追記している現在、『おしん』が絶賛再放送中につき、こんな素敵なものを作ってくださった方がいました。
画像:twitter
わかりやすーい♡
でも34時間かかる道のりって!(驚)数え年8歳のおしんすごい!
近年ではこけしの語源を「子消し」や「子化身」などの語呂合わせであるとし、貧困家庭が口減らし(堕胎)した子を慰霊するための品物とみる説も存在する。
これは1960年代に詩人・松永伍一が創作童話の作中で初めて唱えたとされる。しかし、松永以前の文献にはこの説を裏付けるような記述が見られず、松永自身も説得力ある説明はしていないとされ疑問が持たれている。明確な出典が存在しないため民俗学的には根拠のない俗説であり、都市伝説と同様、信憑性の無い与太話の類とされる。
引用元:wikipedia
ちなみに…
けっこう、おしんこけしは大きい(笑)!

結構大きいおしんこけし
◆天才子役として注目された小林綾子さんとおしんのお話はこちらです↓


子供も切ないですが、自分で産んだわが子を手放して働かせなければならなかった母親の気持ちもとても切ないものがあります。
◆感動のストーリー『おしん』の少女編あらすじ>二番目の奉公先:酒田の米問屋「加賀屋」 小夜(おさよ)の子守 写真画像
その後、おしんは二つ目の奉公先である加賀屋での暮らしが始まります。加賀屋ではお嬢様である加代(おかよ)との出会い、おしんにとって人生の教訓となる学びをたくさん築き上げてくれた大奥様くにとの出会いがあります。
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お嬢・加代も
純粋でかわいい女の子。
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加代とは
大人になってからも縁が続きます。
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小さなおしんに
生きるための
教養をつけてくれた
大奥様くに
おしんは最初は奉公人は探していないと跡取り息子の嫁である若女将みの(まだ大奥様のくにから子守の雇用に関する許可を得ていなかった)から家へ追い返されそうになりますが、大奥様くにの一言で、置いて貰えるようになります。また、大奥様はおしんがひとり立ちができるように、色々なしつけや学を施します。
たった一人でここまで来ただって、病気のばばちゃや弟や妹にひもじい思いをさせたくねえ一念なんだ。その気持ち察してやらねば。
役には立たねえかもしれねが、人助けだ。オレ達米問屋はな、小作の衆が汗水流して米作ってくれるおかげでこうして店も持ってるんだぞ。困った時は相身互いだ。
―くに
これ以外にも様々な場面で大奥様くにはおしんにたくましく豊かに生きていく為の指針を与えてくれます。
画像:twitter
おしんの少女編の中でも加賀屋のシーンでは子役のおしんと加代、ふたりの子供同士の関係と成長、あどけない姿やひたむきに頑張る姿に国民が時代を超えて心を鷲掴みにされてしまいました。
加賀屋でもおしんには運命のピンチがいくつかありました。一つ目は加代の部屋にあったとても美しい絵本におしんは心が躍り、つい持ち出してしまう場面です。それを夢中で読んでいるところへ加代がやってきて、清太郎、みのに最小の奉公先と同様、またもや盗人扱いされてしまいます。
また、運悪くおしんが最初の奉公先から逃げ出し、一時脱走兵と暮らしていた過去についても清太郎、みのに知られてしまい、ふたりの不信感を深めてしまう結果となりました。最後にはおしんの宝物のひとつである俊作から貰ったハーモニカを加代に取られ、取っ組み合いの喧嘩になった挙句、加代に怪我までさせてしまいます。
画像:twitter
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もはや絶体絶命のピンチ
おしんが別の奉公先にやられるのがおおよそ決まった頃、おしんが加代へ詫びのつもりで手作りのススキの穂でできたミミズク渡すと、加代はそのミミズクの出来栄えと、銭で何でも手に入ると思っていた自分を省みて、くにへおしんをこれからも置いて欲しいと懇願します。
視聴者からは
お加代さま有難う!コール(笑)
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コメント
このドラマ、朝から、いつも諍い、怒鳴りあいの不愉快なドラマでした。
終わってほっとします。
橋田すかこさんの小説って、なんでこんな荒んでるんでしょうか?
「笑うかどに鬼はくる」?も同じようないじめ、嫉妬の筋書き?
・・・最後めでたしめでたしとはならないんですね。
時代劇ばかりみてる私には不愉快です。
橋田壽賀子さんの作品は女性の日常のリアリティーを追い続けた『渡る世間は鬼ばかり』が一番テレビ放映が多いシリーズでしたが、『おしん』の後半は『渡鬼』的な空気感があって、『渡る世間は鬼ばかり』と『おしん』も繋がっているんだというような印象が個人的にはありました。明治の女性から大正、昭和、平成、令和へとつながっていき女性の価値観や社会的な立ち位置、「家族」というものへの視線がうつろっていくのが見える意味で私は価値的だなあと思いました。
子育てが大変、家族夫婦が大変と言われている現代ですが、明治女性の胆力を見たら、とてもそんなことは言ってられず、明治の女性の苦労があって、今の時代の女性の価値観が成り立つという知らず知らずの間に受け渡されていた恩恵にも気づかされたドラマでした。