今回は波瀾万丈の人生を送られた瀬戸内寂聴さんの長い人生経験から紡ぎ出された救われる名言・格言集について調べてみました。
長い人生を感受性高く生きてこられた瀬戸内寂聴さんの温かくて重みのある人生の名言は、恋愛・仕事・愛する人の死という苦しみの数々に対し、現代の私たちにもう一度立ち上がって新しい歩みを進めるため、たくさんの力を与えてくれます。
- ◆瀬戸内寂聴の格言・名言がテレビ番組『深イイ話』で取り上げられた!悪口と嫉妬と幸福
- ◆瀬戸内寂聴の「仕事」の格言集・名言集より(字がきれいな画像あり)
- ◆瀬戸内寂聴の「恋愛」「愛するということ」「結婚・不倫」の格言集・名言集より
- ◆瀬戸内寂聴の「子育て」「子供」「親」の格言集・名言集
- ◆瀬戸内寂聴の「人生に行き詰った時」「ピンチ」「絶体絶命」の格言集・名言集より
- ◆瀬戸内寂聴の「生かされている事への感謝」「いのち」への格言集・名言集!
- ◆瀬戸内寂聴に救われた「ちょっとユニークな自己中心的」「わがまま」「自由」の格言集・名言集!
- ◆瀬戸内寂聴の過去の集大成・人生と恋愛といのちと死の格言・名言本
- ◆瀬戸内寂聴の「死」と「いのち(生命)・魂」に対する格言集・名言集より
- ◆瀬戸内寂聴のカッコいい格言集・名言集まとめ!
◆瀬戸内寂聴の格言・名言がテレビ番組『深イイ話』で取り上げられた!悪口と嫉妬と幸福
瀬戸内寂聴さんは1973年、岩手県の中尊寺にて出家し、その後1987年に岩手県の天台寺にて住職に就任し、2005年まで続けていました。
住職を引退した瀬戸内寂聴さんは、積極的に各地での講演会を開き、悩める人々に「いい生き方」ができる助けになろうと尽力されてきました。
特にあまり知られていないかもしれませんが、瀬戸内寂聴さんは犯罪者の方とも積極的に文通をしたり面会交流をはかって、相談にのる活動をしています。
世捨て人に寄り添う姿勢
そんな活動のひとつとしてテレビ出演もされるようになりました。バラエティ番組の出演での瀬戸内寂聴さんの取り上げた名言が素晴らしいとお茶の間に広がりました。それはこんな名言でした。
女性でもね、男性でもね、自分が幸運なときね、運が向いているときはね、必ず悪口を言われるの。悪口を言われるということはね、悪口を言いたくなるほどね、その人が幸運なのよね
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんが自分のこともよく知らない多数の一般人が見るテレビの出演に際し、「人の悩みの大半は人間関係」と言われる現代の日本にあって、今も最も必要な言葉だと思ったのかもしれませんね。
また、瀬戸内寂聴さんがテレビ出演するということは芸能界で活躍する人々が集まるわけで、芸能界というと、最も広域から(知らない人からも)「悪口」を言われる職業でもあるわけで、その出演者たちの為にもこの言葉を選んだのかもしれません。
悪口を言いたくなるほど幸運!
この瀬戸内寂聴さんの魔法のような言葉が心の中にあると、少しくらい悪口を言われたからと言って、そこに真正面から感情むき出しで闘ったりなどしないでしょうから、つまらないことで問題を無駄に大きくしてしまうことも減りそうです。それをたくさんの人の心の中に一瞬にして植え付けたというのはすごいことですね。
また、もう少し吟味していくと、
悪口は言う方になるのではなくて、言われるほうになろうね。
と捉えることもできます。
悪口は周りから認められている証拠!
お茶の間から日本国民のつまらない争いの火種を瞬殺した、さすがの瀬戸内寂聴さんだったのでした!ここからは瀬戸内寂聴さんの名言の中から素敵なものを一部ご紹介していきたいと思います。
◆瀬戸内寂聴の「仕事」の格言集・名言集より(字がきれいな画像あり)
まずはバラエティ番組の『深イイ話』での名言とリンクするような瀬戸内寂聴さんの名言から。
「悪口を言われた時の名言」の発展型からご紹介します。
◆悪口を言いたくなったら…瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!字がキレイ画像付
どうしても、どうしても、どうしても悪口を言いたくてたまらなくなってしまう程の出来事に遭遇したら、という時の瀬戸内寂聴さんからのコツです(笑)。
字が異常にキレイですねw

とりあえず、その前に寝る!(笑)
恨みや怒りは、一晩寝てから言いましょう。一晩寝ると感情は薄れるのです。
いやな言葉を言わずに済むなら、そのほうが あなたにとってもいいはずです。
―瀬戸内寂聴
いやな言葉だと自分で分かっていて発するというのは、実は自分の最大の財産である心を汚してしまう多大な損失伴う行為だということを分かりやすく名言にしています。
次の瀬戸内寂聴さんの名言はこちら。
私は物心ついた時から職人の娘でした。盆暮れしか休みが無いのが当然でしたから、人間は働くものだと思って育ちました。これは無言のしつけだったのでしょう。
―瀬戸内寂聴
生きることは働くことでもある、ということですかね。
◆自分に能力がないのではないかと思い始めたら…瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!
仕事でミスをしたり、大きな失敗をすると「自分には合っていないのではないか?」「自分には仕事の能力がないのではないか?」と思うこともあります。
人間は他者の為に
どんなことでもできる。
相手の立場に立ってモノを考えれば、人間は他者のためにどんなことでもできるのです。
相手の立場を想像する力、相手の欲することを与えることが「愛」です。相手が何を欲しているかを考えて下さい。相手の身になってしたいことをしてあげればいいのです。
―瀬戸内寂聴
仕事も結局は「愛」の話なのですね。瀬戸内寂聴さんが言いたかったのは求められれば、おのずと仕事になるということかと思います。
ちなみにこうするのが困難な時の言葉もあります(笑)
心のこだわりをなくそうとするなら、まず人に施すことから始めてください。施すのが惜しい時はなぜ惜しいかを徹底的に考えてみることです。
―瀬戸内寂聴
「施すのが惜しい理由」が自分の心の中ではっきりしており、それが自分自身の澱みのない誠実な心からの正直な回答なのであれば、別に施さなくてもいいんじゃね(笑)?という瀬戸内寂聴さんからの名言です。

このストイック過ぎない、精神解放の余白があるのがいいですね。
お墓に入りたくない人が急増中!?自然葬、樹木葬と散骨まとめ!

◆自分は報われていないと感じたら…瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!
仕事をしていると、「正当な評価をされていない」、「もっと給与を貰えてもいいはずだ」、「もっと理解されてもいいはずだ」、と思うこともあるでしょう。
そんな時はこんな言葉で自分自身の振り返りのきっかけを与えられているのかもしれません。
お返しを期待しない、感謝の言葉も求めない。それが本当の奉仕です。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんは仕事であっても、そうでなくても「奉仕の精神」が大事だという種のことばを常々繰り返されています。
みんなのために良かれと思ってやっていることを、冷たい目で見る人たちがいます。そういう人は、“縁なき衆生(しゅじょう)”と思って放っておきましょう。あなたはあなたで正しいことを、自信を持ってすればいいのです。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんの中では“縁なき衆生(しゅじょう)”という表現になるのですね。私個人の人生ではおそらく同じことを意味する言葉として「過行く車窓の風景」と言っていますw
人からの目や評価を気にしても心は休まりませんよ、という種類の名言のひとつですね。

「世界の車窓」からのテーマソングを頭に思い浮かべると爽やかです(笑)
ちなみに菅野よう子さんの元旦那さんが作曲しています。こちら↓

同じ種類のニュアンスは瀬戸内寂聴さんの別の格言にもなっています。
とにかく人のことが気になって気になってしょうがない、これが物事にとらわれている心です。そういう心を無くさない限り、心は安らかになりません。
―瀬戸内寂聴
自分が誠実な心である種の信念をもってやっていることなのであれば、外野の声は気にすんな!ってことですかね(笑)。
◆自分が新しいチャレンジに対して怯む時…瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!
生きていると、自分の意志は固まっているのにもかかわらず、色々な恐怖心やリスクを想像して「選ぶことが決断できない」という場面が出てくることがあります。
そんな時には瀬戸内寂聴さんの名言が背中を押してくれるでしょう。
「念ずれば花開く」という言葉があります。私は何かをするとき、必ずこれは成功するという、いいイメージを思い描くようにしています。
―瀬戸内寂聴
何か決めたら、いいイメージを持つことで、同じ物事でもとらえ方が好転するでしょうし、自分自身がそのエネルギーに満ちて、そうしたオーラが出てくるので一層効果があるということかもしれないですね。
もし、人より素晴らしい世界を見よう、そこにある宝にめぐり逢おうとするなら、どうしたって危険な道、恐い道を歩かねばなりません。そういう道を求めて歩くのが、才能に賭(か)ける人の心構えなのです。
―瀬戸内寂聴
自分だけのキラキラした秘宝はいつも崖の向こう側にあるということですね。だからこそ大半の人は怖くて取りに行かれない宝物なのだということを伝えています。
捨ててこそ。
世の中は常に変化し、人生には予期せぬことが起こり、そして、人間は必ず死ぬ。こう覚悟しておけば、度胸が据わります。大変な災害に遭おうと、会社をリストラされようと、「ああ、これこそ世の習い」と感じることができれば、慌てふためくことはありません。
―瀬戸内寂聴
どんなに安全運転で人生を運んできても、この世界には「無常」という恒久的な法則があるということを説いている瀬戸内寂聴さんです。
大きな椿の花を咲かせるには、どうすると思いますか?まだ、つぼみが小さいうちに、ひとつだけを残してみな摘んでしまうのです。そうすれば、大輪の花を咲かせることができるのです。
あれもこれも勿体ないから残そう、という考えでは何の実りも得られない結果になってしまうことになるという瀬戸内寂聴さんの強いメッセージです。自分が残したいものはいったい何なのか?心に問いかける作業を今日からやってみるのもいいですね。
瀬戸内寂聴さんは自分自身に残した「ひとつ」についてこう述べています。
小説を書くことは私にとって快楽なのです。この快楽を手放したくないという欲望が、私にはあります。煩悩は捨てなくてはなりませんが、私はいい小説を書きたいという煩悩だけは、いまも捨て去ることができません。
死ぬまで煩悩を抱えて生きるのが、人間というものです。煩悩を完全になくせばブッダ(悟った人)ですが、世の中はブッダばかりになってしまったら、ちょっと困るでしょう。だから私は、そんなに立派なお坊さんではないのです。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんがたった一つ残した(自己申告)煩悩がこちらでした!

ステーキも煩悩だと思いますが!w
◆瀬戸内寂聴の「恋愛」「愛するということ」「結婚・不倫」の格言集・名言集より
「恋愛」のことなら酸いも甘いも経験してきた瀬戸内寂聴さんにお任せです。実体験のこもった名言の数々です。
恋はいいわねえ。
◆愛情トラブル発生!愛するって何だろう?と思ったら…瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!
愛情が深くなれば、それだけ色々な別の感情も抱くのが人間というものですが、それもまたどうやら天からの大きな課題のようです。
美しいって何だろう。
自分の愛情をどんどん相手にプレゼントすれば、増えたの減ったので悩むことはありません。
―瀬戸内寂聴
得だの損だのツマラナイこと言うなという瀬戸内寂聴さんからの初級のお達しです。

初級っす
自分を愛してもらいたいから、相手を愛する、それが渇愛です。自分を忘れて他人に尽くす仏様の慈悲とは正反対ということです。慈悲はお返しを求めません。
―瀬戸内寂聴
愛情はトレードではないということを瀬戸内寂聴さんは言っています。
愛に見返りはないんです。初めからないと思ってかからないと駄目です。本当の愛に打算はありません。困ったときに損得を忘れ、助け合えるのが愛なのです。
―瀬戸内寂聴
同じことを言葉を変えて繰り返し伝える瀬戸内寂聴さんです。ここは皆引っかかるポイントの引っ掛け問題ということですね!
男女の間で、憎しみは愛の裏返しです。嫉妬もまた愛のバロメーターです。
―瀬戸内寂聴
憎しみがわいたら、それだけ自分は相手を「愛している」ということなんだと知ろう、という瀬戸内寂聴さんからの提案です。
こちらは瀬戸内寂聴さんの格言の中では軸となる「孤独」についてのことが絡んできます。
自分が孤独だと感じた事がない人は恋愛は出来ない。
―瀬戸内寂聴
真の「孤独感」を持った人でなければ「恋愛」をする基礎能力がまだ備わっていないということを瀬戸内寂聴さんは告げています。
相手が今何を求めているか、何に苦しんでいるかを想像することが思いやりです。その思いやりが愛なのです。
―瀬戸内寂聴
ここまでの瀬戸内寂聴さんの言葉をを総合すると、相手が欲しいものを差し伸べてやるということですね。相手の見極めも大事なように思うのですがこれは私の煩悩でしょうか(笑)。
次はなかなか重みのある一言です。
人は、人を愛していると思い込み、実は自分自身しか愛していない事が多い。
―瀬戸内寂聴
その愛情、欲望、気持ちは自分自身を満たすためだけのエゴではないのかどうか、もう一度振り返ってみましょうという瀬戸内寂聴さんからの提案でもあります。
◆恋が終わって絶望感にうちひしがれたら…瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!字がキレイ画像付
大きな恋愛が終わると、ポツンと出会う前のふりだしにたった一人取り残されたような気分になることもあるかもしれません。あの時間はいったい何だったのか?若い時間を返せ!と思ったり、悲しみにくれたり、自分らしい自分を取り戻すのに時間がかかるものです。
そんな時は瀬戸内寂聴さんの言葉をよんで、
さっさと元気になりましょう(笑)!
そこまでの消化を促す名言集です。
どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです。
―瀬戸内寂聴
とりあえず、時間の経過が自分を癒してくれるという事実を受け入れて、時の経過を待ちましょう、という瀬戸内寂聴さんの言葉です。
こちらは自分の今回の失恋が「意味のある事だった」と知らしめてくれる瀬戸内寂聴さんの名言です。

そして字がキレイw
私は多く傷つき多く苦しんだ人が好きです。挫折感の深い人はその分、愛の深い人になります。
―瀬戸内寂聴
へい、もういっちょ!
あなたは苦しんだ分だけ、愛の深い人に育っているのですよ。
―瀬戸内寂聴
過去に傷つき、挫折し、苦しんだ人の話というのは奥行きが出て魅力があり面白いことが多いです。瀬戸内寂聴さんもきっと、魅力的な人間になる為にはこうした経験は必要なことなのだと思われている事でしょう。魅力的な人間になる為に、やるべきことがひとつ終わっただけなのかもしれません。
与えられた限りある時間に、思い残すことなく人をたっぷり愛しておかなければとしみじみ思います。
―瀬戸内寂聴
生きて別れても亡くなって別れても、子供が巣立っても同じように思います。人と人との間にはもともと与えられたそれぞれの期限があるのでしょう。瀬戸内寂聴さんのように期限があることを知って、たっぷり愛情を注ぎたいものですね。
恋を失ったことがない人はもっと不幸。
恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんに言わせれば、「恋を失う」のも、より幸せを感じられる心と魅力的な人間性を獲得するための大事なチャンスということですね。
同床異夢(どうしょういむ)とは、同じ布団で寝ていても同じ夢は見られないことです。愛の情熱は三年位しか続きません。夫婦は苦楽を共にして愛情を持ち続けるのです。
―瀬戸内寂聴

いつか、バーチャルなシステムで同じ夢を見たいと思うのは私の煩悩でしょうか(笑)?
◆瀬戸内寂聴の「子育て」「子供」「親」の格言集・名言集
子育て中に悩むお母さんも多いと思います。子育てに悩んだら瀬戸内寂聴さんのこちらの名言を是非ご堪能ください。
何のために生きるの?
お子さんに「何のために生きるの?」と聞かれたら、「誰かを幸せにするために生きるのよ」と答えてあげて下さい。
―瀬戸内寂聴
大人でも答えられない人が多そうな質問ですが、とてもすーっとする回答ですね。
子どもと目線を同じにして対等に話をして下さい。大人は皆、上から物を言い過ぎます。そして、世の中は生きる価値があると感じてもらえるように、大人が努力しましょう。
―瀬戸内寂聴
周りにいる大人が悲壮感にくれていたら、子供たちはどうやら大人になってもこの世界は楽しくなさそうだと思って、今歯を食いしばって頑張ることに意味を見出せなくなるかもしれませんね。瀬戸内寂聴さんが伝えようとしていることはまず自分が楽しんで暮らすのが大事だということかもしれません。
子供を抱きしめてやること。
本当に苦しんでいる子どもに、いろんな理屈を言っても駄目。まずは、子どもを抱きしめてやることが大切なんです。
―瀬戸内寂聴

やっぱり、最後はここでもぎゅう♡ですね!
◆瀬戸内寂聴の「人生に行き詰った時」「ピンチ」「絶体絶命」の格言集・名言集より
色々な物事の不調和が重なって、人生が息詰まることもあるかもしれません。瀬戸内寂聴さんはそんなときの人々の心にも処方箋を与えてくれています。
どんな感情であれ、感じること自体がしあわせなことだと教えてくれるようでもあります。
◆自分の人生は不幸だ!と思いそうになった時…瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!
うまくいかない!自分は不幸だ!と思いそうになったら…
まずはこの瀬戸内寂聴さんの名言から。
人は、不幸のときは一を十にも思い、幸福のときは当たり前のようにそれに馴れて、十を一のように思います。
―瀬戸内寂聴
不幸にフォーカスしてしまうのが人間という生き物ですよ、と瀬戸内寂聴さんは教えてくれています。見落としている今ある幸福にも目を向けてみましょう、ということでもあるかもしれません。
悩みの大半は人間関係、というところでの瀬戸内寂聴さんの名言です。
人とつきあうのに秘訣があるとすれば、
それはまずこちらが相手を好きになってしまうことではないでしょうか。
―瀬戸内寂聴

まずこちらから、という気持ちが大事ですね。
人生にはいろいろなことがあります。しかし、悲しいことは忘れ、辛(つら)いことはじっと耐え忍んでいきましょう。それがこの四苦八苦(しくはっく)の世を生きる唯一の方法ではないかと思います。
―瀬戸内寂聴
何しろ、悲しいこと、つらいことに意識を集中せず、目の前の自分が必要とされていることを行っていきましょう!という瀬戸内寂聴さんの言葉です。ここも人々が陥りやすい引っ掛け問題のようなトラップのようで、瀬戸内寂聴さんは何度も繰り返し伝えているようですね。
いろんな経験をしてきたからこそ、あなたの今があるのです。すべてに感謝しましょう。
―瀬戸内寂聴
不幸も、悲しみも、痛みを伴う経験もすべては自分の人生を豊かにするための課題だったという瀬戸内寂聴さんからのメッセージです。より幸福感に満たされる自分になる為のコツなのでしょう。
一日一日を大切に過ごして下さい。そして、『今日はいい事がある。いい事がやってくる』『今日はやりたい事が最後までできるんだ』この事を思って生活してみて下さい。
―瀬戸内寂聴
今日はやりたい事が最後までできるんだ。
こんな気持ちは私は考えたこともありませんでしたが、とても大きな瀬戸内寂聴さん言葉ですね。年齢を重ねたからこそ出てくる言葉なのかな?と思います。いつも私たちは気づいてはいませんが明日が必ず訪れるかどうかなんてわからないのです。
人生はいいことも悪いことも連れ立ってやってきます。不幸が続けば不安になり、気が弱くなるのです。でも、そこで運命に負けず勇気を出して、不運や不幸に立ち向かってほしいのです。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんの言葉の意味としては気持ちを折らないで立ち向かう精神こそが運命を好転させていく秘訣だということなのかな?と思います。
◆家庭が崩壊しそう!家族なのに相手の気持ちが分からない時…瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!
大事に思っている人と家庭を持ったのに、子供も持ったのにうまくいかない!ということは良くあることです。家庭が崩壊していく様を見るのはとてつもなく荒廃した時間になりがちです。
そんな時に瀬戸内寂聴さんからの言葉があります。どうもうまくいかないご夫婦は参考にされたらいかがでしょうか?
妻は、やさしくされることを望んでいるだけではない。やさしい心で理解されることを望んでいる。
―瀬戸内寂聴

これは実感としてありますね(笑)妻は、夫に家事を手伝ってほしいわけでは、実はないのです。
夫婦の間でも、恋人の間でも、親子の間でも、常に心を真向きにして正面から相手をじっと見つめていれば、お互いの不満を口にする前に相手の気持ちがわかるはずです。
―瀬戸内寂聴
そうしたことを感じたのにも関わらず見て見ぬふりするのは良くないことですよ、という瀬戸内寂聴さんからのメッセージです。
人間は善悪両方を持っています。それを、自分の勉強や修行によって、善悪の判断をし、悪の誘惑に負けずに善行(ぜんこう)を積んでいくことが人間の道なのです。
―瀬戸内寂聴
自分自身が納得する「いい自分」でいることに最大限精進してまいりましょう!という瀬戸内寂聴さんからの提案です。「善」と「悪」を定義していかなければできない意味で、これは中級者向けかもしれませんね。

何の中級者だよwという話ですが、魂のですw
一日に一回は鏡を見る方がいいです。できればにっこりと笑ってみて下さい。心にわだかまりがない時は、表情がいきいきしているはずですよ。
―瀬戸内寂聴
ブサイクにならないように(笑)!
清々しい、美しい自分でいられるように努力しましょう、という女性向け?かと思われる瀬戸内寂聴さんからの助言です。
人に憎しみを持たないようにすると、必ず綺麗(きれい)になりますよ。やさしい心と奉仕の精神が美しさと若さを保つ何よりの化粧品なのです。
―瀬戸内寂聴
心の清らかさは美容にも良いという瀬戸内寂聴さんの言葉です。30歳を超えると女性の美しさはにじみ出るものですからねw(主観)

心のブスは愛されませんよ、という戒めです。
理解出来ないと投げ出す前に、理解しようと相手と同じレベルに立って感じる事を心掛けましょう。
―瀬戸内寂聴
男と女は謎ばかりなので、心掛けないと相互理解はないということかもしれません。
人の話を聞く耳を持つ事は大事です。もし身の上相談を受けたら、一生懸命聞いてあげればいいのです。答えはいりません。ただ聞いてあげればいいのです。
―瀬戸内寂聴
これは特に旦那さんから奥さんへの対応マニュアルかもしれません(主観)。
誰の中にでも仏さまがいるのだと思って、相手に手を合わすような気持ちで接して下さい。
―瀬戸内寂聴
相手の仏様に手を合わせる気持ちで。
私はこの瀬戸内寂聴さんの言葉はかなり好きな名言でした!自分自身が心の中に大事にしている神様がいたもので、ああ、そうしてその人の「善」を芯の部分で司っている存在に対して挨拶をしなければならないんだなと、改めて思いました。

でも私は神様と仏様の違いがイマイチ分かっていませんw
◆瀬戸内寂聴の「生かされている事への感謝」「いのち」への格言集・名言集!
特に生かされている事への感謝について瀬戸内寂聴さんのことばは人気があるようです。
生きている値打ちがあるから生かされている!
生かされているのですから素直に有り難いと思いましょう。生きている値打があるから生かされているのですもの。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんの生きていることに意味があるから生かされているという考え方です。その意味を知り、その意味に応えられるような生き方を模索し、実現するための旅なのかもしれませんね。
自然葬、樹木葬、散骨された有名人はこちら↓

◆瀬戸内寂聴に救われた「ちょっとユニークな自己中心的」「わがまま」「自由」の格言集・名言集!
個人的に私は瀬戸内寂聴さんのちょっと自己中心的ともとれる「自己愛」に関する名言が好きだったりします(笑)。
私はダメ人間だから戒律が守れない

笑
世間的に申し分のない夫や妻であっても、相手が欲していなければ、それは悪夫、悪妻です。そんな時はさっさと別れて、自分の良さを認めてくれる相手を探すことです。
―瀬戸内寂聴
いいか悪いかは世間が決める事ではなく、ふたりの「新しい家庭」を運営するふたりにとっての感じ方がすべてということですね。瀬戸内寂聴さんのことばは真理だなあと実感します。
人は所詮(しょせん)一人で生まれ、一人で死んでいく孤独な存在です。だからこそ、自分がまず自分をいたわり、愛し、かわいがってやらなければ、自分自身が反抗します。
―瀬戸内寂聴
かわいがってやらなければ、自分自身が反抗する。
瀬戸内寂聴さんのところにやってくる人の中には、自分に大事にされないことで反抗している自分自身を連れ立ってくる人が多いのかもしれませんね。
自分をいたわり、愛し、かわいがってやる
人間は万能の神でも仏でもないのですから、人を完全に理解することもできないし、良かれと思ったことで人を傷つけることもあります。そういう繰り返しの中で、人は何かに許されて生きているのです。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんの「人は何かに許されて生きている」という言葉には何だかじんとしてしまいます。
心の風通しを良くしておきましょう。誰にも悩みを聞いてもらえずうつむいていると病気になります。信頼できる人に相談して、心をすっとさせましょう。
―瀬戸内寂聴
爽やかにいましょう!ということですね。
年を取るということは、人の言うことを聞かないでいいということだと思います。あとちょっとしか生きないんだからと好きなことをしたらいいんです。周りを気にして人生を狭く生きることはありません。
―瀬戸内寂聴
若い人たちがそんな風に年長者を想ってあげることも大事ですね。

やりすぎると叱られますw
いくつになってもおしゃれ心を失わないこと、好奇心を失わないこと、若い人と付き合うこと。これが若さを保つ秘訣です。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さん流のキラキラテクニックですね!
私は自分の手で探り当て、自分の頭で考えて、納得したことでないと信じない。
―瀬戸内寂聴
最終的に自分の意志で選ばないと、結果が思うように行かなかった場合に後悔が大きかったり、人のせいにしてしまうという代償がまた大きいからかもしれません。
病気は神さまの与えてくださった休暇だと思って、ありがたく休養するのが一番いい。
―瀬戸内寂聴
病気は神様が与えてくださった休暇。
瀬戸内寂聴さんは「年寄らしく」と言われてカチンときて、数倍働いて元気になったという経緯もあるので、本人の気持ち次第かもしれません(笑)
元気という病気です。
私は「元気という病気です」とよく言います。ある講演会の司会者が、「瀬戸内さんの元気という病気が、ますます重症になるようにお祈りします」と挨拶して、会場が爆笑の渦となりました。
―瀬戸内寂聴
気の利いた司会者ですね(笑)
健康の秘訣(ひけつ)は、言いたいことがあったら口に出して言うことです。そうすると心のわだかまりがなくなります。
―瀬戸内寂聴
現在の瀬戸内寂聴さんの名物秘書・瀬尾まなほさんとの関係がそのような関係ですね(笑)
楽しいことを一生懸命考える努力をした方がいい。嫌な事が多い世の中に負けてはだめ。
―瀬戸内寂聴
楽しく、心が弾むような出来事に対して、年齢や世間の目を気にしてブレーキをかけるようなことをしなくていいということでしょう。
私は、全ての苦労を喜びに変えてからこなします。それが一番の健康法と美容法です。ストレスがたまらなくなりますよ。
―瀬戸内寂聴
心が清々しくキレイであると、顔もキラキラ輝いてくるということですね。
苦を喜びに変える力が大事
持って生まれた才能だけでは、もはや文学の理想を究めることはできません。バックボーンというのでしょうか、確固たる信念と哲学がなければ、本当に書きたいものは書けない。何か、人間よりも大きな存在に助けてもらいたいという気持ちが非常に強くなったのです。
―瀬戸内寂聴
とても抽象的な話になってきますが、そうした自分の力や能力の及ばない所の力を借りられる、自分が胸を張って「清い」と思える自分を日々つくることが大事なのかなという気持ちがしてきます。
美しいもの、けなげなもの、可愛いもの、または真に強い勇ましいものに感動して、思わず感情がこみあげて、涙があふれるというのは若さの証しです。ものに感動しないのが年をとったということでしょう。
―瀬戸内寂聴
ものに感動するのは若さの証。
瀬戸内寂聴さんの感動こそ贈り物という気持ちですね。一見、何でもない昨日と変り映えのない今日にも、小さな花を見つけたり、空が清々しい色だったり、雨の音がいい音だったりと、日本は日々感動を貰える風土に恵まれています。それは毎日私たちが天から贈り物を注がれているということ。
それを受けとれるかどうかはここにある個々の「若さ」が必要なのかもしれません。
自由に生きるとは、心のこだわりをなくすことです。自分の心を見つめて、ひとつでもふたつでも、そこに凝り固まっているこだわりをほぐしていくことが大切です。
―瀬戸内寂聴
自分と対話していくこともとても大事だと思える瀬戸内寂聴さんの自己とのバランスの取り方についての名言なのでした。
◆瀬戸内寂聴の過去の集大成・人生と恋愛といのちと死の格言・名言本
色々と本は発売されているようですが、このふたつはこのところ瀬戸内寂聴さんの本の中で人気みたいですね。
瀬戸内寂聴さんが95歳の時に出版した2冊の本です。それだけでも価値がありますね。
◆瀬戸内寂聴の最後の?小説本『いのち』の格言・名言小説
瀬戸内寂聴さんが95歳で書き上げた、長編小説だそうです。瀬戸内寂聴さんの長編は3年前の「死に支度」以来となっています。「体力的に、この本が最後の長編小説になるかもしれない」と話しているそうです。
瀬戸内寂聴さんと親交のあった女性作家2人との思い出を中心に、自らの老いに向き合いながら命を見つめた小説なのだそうです。やはり最後は「女性」が主役の小説なんですね。
◆瀬戸内寂聴95歳のことば名言本『生きてこそ』人生に対する格言・名言集
こちらも瀬戸内寂聴さんが95歳で出版した人生に対する考えの集大成のようです。
なかなか、95歳で人生を本にできる境遇にある人もいないと思うので、大変貴重な1冊とも言えますね!
自分を追い詰めるストイックな考えよりも、まずは笑って生きることを全面的にすすめています。
第1章 智慧と幸福と自由と第2章 老いの日々を爽快に生きる第3章 死は平等に訪れる第4章 嘆かわしいのは教育の荒廃第5章 嫌な時代の空気にあらがう第6章 読書せざるは一生の損
◆瀬戸内寂聴の「死」と「いのち(生命)・魂」に対する格言集・名言集より
瀬戸内寂聴さんは長生きしたことで、人よりもたくさんの別れと死にも直面してきました。
生きてこそ!
◆生きている意味が分からなくなってしまったら…いのちとは?瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!
生きている意味が分からない、ということは裏を返すと死に直面しているということかなと思います。ここに関しても、とても丁寧な瀬戸内寂聴さんの言葉があります。
世の中は大きな編み物である。編み物の目が次から次へとつながっているから、あたたかいマフラーになったりする。あなたは、その編み物の一目である。虫に食われたりしたら、上下左右たくさんの編み目に迷惑をかけてしまう。あなたは小さくても大切な一目なのだから。
―瀬戸内寂聴
とても大事で大切な一目であることを瀬戸内寂聴さんは繰り返します。
あなたはたった一つの尊い命をもってこの世に生まれた、大切な存在です。
―瀬戸内寂聴
ここも大事なところなので瀬戸内寂聴さんは繰り返し、伝えています。
愛とは現在にしかないものだ。
―瀬戸内寂聴
瀬戸内寂聴さんは生きることでしか得られないもののひとつに「愛」があると提示します。
生きるということは、死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、与えられた才能の芽を大きく育て、大輪の花を咲かせることです。
―瀬戸内寂聴

大輪の愛かもしれないですね。
◆愛している人と死別してしまったら…人生の困難に対する瀬戸内寂聴さんのこの名言・格言!
とても大事な存在がこの世界からいなくなってしまうということは大きな悲しみとなります。
長生きをした瀬戸内寂聴さんはこれまでたくさんの大切な存在をこの世界から見送ってきました。その経験からの言葉が詰まっています。
別れの辛(つら)さに馴(な)れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛(つら)く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです。
―瀬戸内寂聴
愛するということは人間として生まれた者の宿命なのだと瀬戸内寂聴さんは言います。
人間は生まれた時から一人で生まれ、死ぬ時も一人で死んでゆきます。孤独は人間の本性なのです。だからこそ、人は他の人を求め、愛し、肌であたため合いたいのです。
―瀬戸内寂聴
人間は孤独であるからこそ「愛する」のであって、今さら孤独感について悲観しても本質的に孤独なので仕方ありません、と瀬戸内寂聴さんはおっしゃっています。また、孤独感を抱いていない人に「愛する」という感情はないとも別途伝えています。
どんなに好きでも最後は別れるんです。どちらかが先に死にます。人に逢うということは必ず別れるということです。別れるために逢うんです。だから逢った人が大切なのです。
―瀬戸内寂聴
この言葉は死別だけでなく、生きて別れる縁があった人々にも通ずる内容なのかなと思います。人と人はいつ別れることになるかなど分からないという気持ちをもって、いつも礼儀と愛情をもって接することが大事だということかなと思います。
大好きな人が死んだのに悲しくないと悩む人がいますが、当初は悲しみが大きすぎて死んだと思えないことがあるのです。その人は、あなたの中に生きているのですから、安心して下さい。
―瀬戸内寂聴
「人が死ぬのは忘れられた時」だという人がいます。その人を思い出し、その人について語り合うとき、まだ、心の中で生き続けるということでしょう。

私は亡くなったおばあちゃんが未だに心の中で自分に説教をしてくるときがありますw
夜の熟睡を死んだように眠ると譬(たと)えるのは、適切な表現かもしれません。
人は夜、眠りの中に死んで、朝目を覚ます時は死から甦(よみがえ)るのだと考えられるからです。「日々これ新たなり」ですね。
―瀬戸内寂聴
私はこの瀬戸内寂聴さんの名文もとても好きです。
とりあえず、寝る!っていいかもしれないですね(笑)
人生とは、出会いと縁と別れです。出会ってから別れるまでの間に、嬉しいことや悲しいことがあって、それを無事に越えていくことが生きるということなんです。
―瀬戸内寂聴
どちらも意味がある豊かさにつながる時間ですね。
沢山経験して沢山苦しんだ方が、亡くなった時、ああよく生きたと思えるでしょう。逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね。
―瀬戸内寂聴
ああよく生きた!って思いたいですね(笑)
愛する者の死と真向きになったとき、人は初めてその人への愛の深さに気づきます。「私の命と取り替えてください」と祈る時の、その純粋な愛の高まりこそ、この世で最も尊いものでしょう。
―瀬戸内寂聴
必ず別れがあり、必ず人は死ぬと分かっていても、身近な存在がそんな風にこの世界から消えてしまうということをなかなか想像することができませんね。
人間に与えられた恩寵に「忘却」がある。これは同時に劫罰でもあるのですが。たとえ恋人が死んでも、七回忌を迎える頃には笑っているはず。忘れなければ生きていけない。
―瀬戸内寂聴
「忘却」が恩寵であり劫罰でもあるという表現にハッとします。
人間は生まれる場所や環境が違っても、一様に土にかえるか海に消えます。何と平等なことでしょう。
―瀬戸内寂聴

私は海がいいですね。
孤独だからこそ
から愛情ははじまる。
人間は孤独な存在だからこそ、寂しい。孤独だから、話し合える友だちがほしい。孤独だから、一緒に暮らす家族がほしい。肌が寂しいから、誰かと一緒に寝たい。
でも、どんなに体を温め合ったところで、孤独であることに変わりはありません。だから、恋人に裏切られたって、キーキー泣きわめく必要はないのです。家族と離別することになったら、
「いままで、たまたま道連れでいてくれたんだ。ありがとう」と思えばいい。
道連れでいてくれてありがとう。
そんな風に別れを眺められるのって、清々しくてそんな自分が素敵だなとw
「気」がいいな、って思いました。

いつもいい「気」でいたいですね。
◆瀬戸内寂聴は過去に死亡!?って本当?
現在、96歳の瀬戸内寂聴さんですが、まだまだ元気で活躍しています。では誰が亡くなったのか?
たくさんの人が死んだそうです。
瀬戸内寂聴さん以外の。
同時代を生きた作家や著名人との奇縁を綴る『奇縁まんだら』(日本経済新聞に連載終了済)というエッセイを足掛け5年書き続けながらつくづくと思いましたが、
人間はみんな死にます。
川端康成さんも、三島由紀夫さんも、遠藤周作さんも、つい最近は北杜夫さんも、みんな死んでしまった。私のように90まで生きてごらんなさい。
親しい人間は全部死ぬんだということが、よくわかります。
長生きして、彼らを思い出すこと、天へ行った彼らとお話すること、それが瀬戸内寂聴さんへ神様が与えた意味であり、償いの方法なのかもしれないな、とこの文章を見て私は思いました。
生きて見送ること、祈ること。
だからもう、私は死ぬことも怖くないし、病気も気にしません。
昔、60歳ぐらいの頃、ちょっと心臓の存在を感じるようになって、東京で三指に入るという心臓のお医者さんに診てもらったことがあります。
お医者さんが、「講演旅行なんてとんでもない。年寄りらしく庭で草むしりでもしていなさい」とおっしゃるので、
「どうせ心臓が悪くて死ぬのなら、もっと仕事をしてやれ」と思って、仕事を倍に増やしたことがありました。
そうしたら、私は死ななかったのに、そのお医者さんが亡くなってしまいました。
「年寄りらしく」にカチンときたもようwww
ダレが年寄りだって??
長生きの秘訣はワクワクキラキラ生きることのようですね。

私はそんなに長生きしたくないのに、チャラチャラするのが趣味なので困りました(笑)
◆瀬戸内寂聴のカッコいい格言集・名言集まとめ!
瀬戸内寂聴さんはこんな考え(まとめ)を持っています。
地方講演などでは主に「笑うこと」が大切であるということを説き、
座右の銘は「生きることは愛すること」だという。
「金を取る宗教は偽物」を自らの持論としている。
自身も行った不倫については肯定的である。
脳死による臓器移植に反対している。
イケイケ(笑)。
だから、正論よりも笑うことの方が尊いという考えなのでしょうね。
瀬戸内寂聴さんのメッセージの中で、私が一番大好きなものを最後にお伝えします。
お釈迦さまは、「この世は苦だ」とおっしゃいました。お釈迦さまは国が戦争するのも見てきたし、自分の国が滅ぼされるのも見た。人間の嫌なところをたくさん見て、自分が可愛がっていた弟子がどんどん死んで孤独も味わった。それでも、最後の遊行の旅に出られたときに、こんな言葉を残しておられます。
「この世は美しい。人の命は甘美なものだ」(大パリニッバーナ経=大般涅槃経)
この世に対する全肯定、人間に対する全肯定です。
お釈迦さまがこうおっしゃったのだから、この世は美しく、人の命は甘美なのだと私は信じます。私たちはもっともっと楽観的に生きていい。私はそう思っているのです。
この世は美しく、人の命は甘美なのだ。

瀬戸内寂聴さんもうしばらくこの世の甘美を味わってご活躍くださいね♪
瀬戸内寂聴さんが大好きな秘書・瀬尾まなほさんのお話はこちら↓

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