今回は、プーチン大統領のホロスコープと各天体の星座を調べていきます。
■プーチン大統領の西洋占星学ホロスコープ、各星座算出のための概要(生年月日、出身地、国籍、出生時間)
プーチン大統領はロシア連邦第2・4代大統領(2000年-2008年、2012年-現在)で、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領に次ぐ現職の大統領として2番目に長く就任している大統領です。
最初の在任期間に、ロシア経済を8年連続の成長に導き、GDP72%増、実質所得の2.5倍向上、実質賃金3倍以上、失業率と貧困の半減以上など、大幅にロシア全体の経済の立て直しを実現し、ロシア国内の生活満足度を大幅に上昇させることになりました。
●国籍:ソビエト連邦
●出身地:レニングラード(北緯59度56分、東経30度20分、UTC+3)
●出生時間:不明
今回はロシアのウ侵攻※の問題もあり、プーチン大統領の星を見ておきたいと思ったために調べることにしました。
※Gのプラットフォーム上で表現が制限されているためお察しください。
国政的な紛争に発展した政治的な問題であることもあり、個人的な見解は極力避け、星座の特徴等から分かる事のみに限定して記載をしていきます。
正義と悪や、物事の良し悪しを、私のような何者でもない個人がジャッジするようなことはできませんし、宇宙の秩序は常に陰陽が両方存在して、はじめて一定のバランスと成果を生み出しているということを考えた時、
今回のウ侵攻を、決して肯定する気はありませんけれども、出来るだけフラットに調べていくことを目指しています。星々にも各天体特有のエネルギーを発揮することはあっても、そこに人間世界でまかり通っている「善悪」という概念は基本的にはないと思われます。
■プーチン大統領の西洋占星術ホロスコープ(※正午算出)
プーチン大統領の天体の星座配分を見ていきたいと思います。
ホロスコープ算出資料:ARI占星学総合研究所
プーチン大統領は出生時間不明のため、正確な各星座の度数、Asc、Dsc、MC、IC、各ハウスは不明となり、星座同士の境に近い場合は隣り合う星座に該当してくる場合もあります、詳しくは、以下ページをご確認ください。
■プーチン大統領の各天体の属する星座を調べてみた
プーチン大統領の10天体の各星座を調べ、そこから読み解けることについてランダムに記載していきます。
■プーチン大統領の「太陽星座」は調和を追求する「天秤座」
プーチン大統領の「太陽星座」は天秤座です。
とても感慨深い所ですが、天秤座の象意としてあるものは、調和、正義感、客観性、バランス、美意識、理想主義というものがあります。それ以外には「パートナーシップ」という事も入ってきます。
天秤座にある他の天体と共に、蟹座天王星と大きな葛藤の配置スクエア(90度)を形成しています。ここにプーチン大統領の今世における大きな課題があるとみて良いと思います。
■プーチン大統領の「月星座」は情報収集とコミュニケーションの「双子座」
プーチン大統領の「月星座」は双子座です。
双子座には情報、知識(広く浅く)、コミュニケーション(広く浅く)、ナビゲーション(舵取り)という象意があり、陽気、流行に敏感、バイタリティがある、感情的な問題が苦手(感情的に深く結びつくしがらみなど)などの要素が出て来る事があります。
情報収集能力や情報に関することが得意な星座です。若き日にソ連国家保安委員会(KGB)で活躍をしていたことを考えると、非常に双子座の適性を使っている印象を覚えます。
また、双子座には「策士」的な側面がある為、合理的かつ「生き残る」ための情報や交流を天性の能力で進めていけると言えます。
各星座(サイン)の基本的な行動原理については下記にまとめています。
■プーチン大統領の「火星星座」は他国へ向かう闘志「射手座」
プーチン大統領の「火星星座」は射手座です。
闘いや戦争の星である火星が射手座にあります。
射手座は火の星座である為、火星は能力を発揮しやすいと考えられます。射手座は狙った獲物は確実に落とす、というようなハンター気質があります。
また、知的好奇心旺盛で、商才もあり、実行力も備わっています。博識で哲学的な星座でもあり、知性が非常に高く(高等教育)、遠い場所、外国という意味も持っています。
興味ある分野に対して熱心に追求していくような性質も射手座であり、日本の明治以降の政治体制へのあこがれや、柔道への熱意などは「射手座火星」らしい事実と言えます。
■プーチン大統領の「水星星座」は調和とバランスを望む「天秤座」
プーチン大統領の「水星星座」は天秤座です。
天秤座には正義感、平等感、美意識、バランス、対人、という意味合いが出てきます。知性の星水星がこれらの力を帯びて発揮されることが考えられます。
本来は天秤座というのは、自分より他者優先であり、我慢が多くなる天秤座ですけれども、我慢が一定のラインを超えるとちゃぶ台をひっくり返すような大爆発を起こすことがあります。同じことは牡牛座にもあります。
また、バランスの悪いものをジャッジして排除するという性質も持ち合わせている場合があります。
■プーチン大統領の「木星星座」は財や肉体と縁のある「牡牛座」
プーチン大統領の「木星星座」は牡牛座です。
牡牛座には物質的所有、財政的な充足、辛抱強く強い精神力、具現化していく力、本質的な価値あるものを所有するというような意味合いが出てきます。そのほかに、五感、肉体、食糧というようなニュアンスをもつ領域です。国土、土地も場合によって含まれてきます。木星はその拡大のために寄与します。
ただし、プーチン大統領の牡牛座木星の実現のために、獅子座冥王星と未来が働きかけるTスクエアの配置となっています。
本質的な価値あるものを所有しようとする時に(牡牛座木星の目的)獅子座領域での破壊と再生、及び水瓶座領域を目指す未来がTスクエアの大葛藤を起こし、バチバチすることとなります。また、さそり座の金星ともオポジション(180度)の葛藤を起こしており、非常に出口の見えない状況となりそうです。
そこから脱出するには、蟹座天王星のエネルギーが木星の唯一の救いとなりそうです。(後述)そのほかには
獅子座、水瓶座に対して降り注いでいる天秤座海王星からの調停のエネルギーとを頼りにするしかありません。
これら天体の配置を考えると、プーチン大統領があまりに牡牛座木星の欲望だけに執着しすぎると、目指すべき未来である水瓶座ドラゴンヘッドの「自由」「公益」「民衆」へ向かう道は閉ざされることになり、最も宇宙意思に近いところにある海王星がプーチン大統領へ期待している大きな夢も実現が出来なくなるという事となります。
■プーチン大統領の「金星星座」は破壊と再生の「さそり座」
プーチン大統領の「金星星座」はさそり座です。
さそり座に金星がある時、大きな財産を築く可能性があります。また、恋愛などでは絶対に壊れることのない深い愛情を求めるようなところが出てきます。「パートナーシップ」という天秤座のエネルギーと併せて考えた時にも、プーチン大統領には特定の人物と深い信頼関係を実現したいという気持ちが大きくあることが考えられます。
深い情念や精神的繋がりを求めるために、未成熟な段階では何かが起こった時に極端に刹那的な破壊行動へ向かったり、支配欲や、復讐、執念のような恨みつらみを持ちやすいかもしれません。
さそり座が本領を発揮するのは「破壊」であらゆる執着を手放したあとの「再生」の後、「変容」のステージに入った段階から始まります。
現在、本当に沢山のものを失っているように見えるプーチン大統領ですが、これはプーチン大統領の運命からすると、いよいよこれから本編に入れるかどうか、という事なのかもしれません。
体調を壊しているとの報道もあり、高齢にもなってきたので時間との戦いになるだろうと思いますが、是非宇宙の期待する力を発揮できる未来で魅せてくれることがあればいいなと個人的には思います。
■プーチン大統領の「土星星座」は中庸と調和のための課題を投下する「天秤座」
プーチン大統領の「土星星座」は天秤座です。
土星は人生の全体、あるいは後半から晩年までの課題としてじわじわ意識に上がってくる試練のテーマと言えます。プーチン大統領の土星は、他の多くの星と共に「天秤座」にあります。
調和、バランス、美意識に対する宇宙からの課題は非常に非常に大きな課題であると考えられます。その意味については後述します。
■プーチン大統領の「天王星星座」は愛国心と国防観念の転換を示す「蟹座」
プーチン大統領の「天王星星座」は蟹座です。天王星は革命、転換というこれまでの概念を一度チェンジしていくようなエネルギーを持っています。
プーチン大統領がウ侵攻の際にも語っていたように、母国や種族のルーツに対する思い入れというのが非常に強いという事が「蟹座」からも伺えます。
国や国民を守りたいという強い意志もあるでしょう。しかし、そこへ天王星が入っているという事は、その考えの一部あるいは全体に対して、比較的大きな思考的転換が求められるという配置だと考えられます。そこへ向けて(そのために)の力があるという意味合いにも見えます。
この蟹座天王星は、プーチン大統領にとって人生一番の課題である牡牛座木星を頂点としたTスクエアと同じく牡牛座木星と対立するさそり座金星の対立の突破口になり得る、直接問題児の起点である牡牛座木星へ働きかけるエネルギーとなっていますので、現在進行形の世界的問題の解決の上でも、非常に重要な意味を持ちそうです。
■プーチン大統領の「冥王星星座」過去の栄華を手放して、新たにリーダーとしての誇りを築く
プーチン大統領の「冥王星星座」は獅子座です。
ドラゴンテイル(過去)と共に、冥王星、黒い月が獅子座にあります。過去の王者としてのプライド、威厳のようなモノに対して冥王星は破壊と再生が必要であるという事を示唆しているかもしれません。
それを果たすことによって海王星や土星の求める未来の実現を後押ししていくように見える配置をしています。リーダーとして生まれ変わることが出来る可能性も示唆します。しかし、壊れるべきものにしがみつこうとすれば、するほど、再生のターンを得られないまま、全壊で終わる可能性もあります。
さそり座は「執着を手放すことでの自己変容」によってしか、本当に心から望んでいた欲しいものを得ることはできない宿命となっているように思います。手放すべき執着を手放すのは本当に苦しい決断となりますが、そこがさそり座を支配者のまま終わらせるか、慈愛に満ちた愛の人間にするかの境のように思います。
さそり座については堀江貴文さんの記事に詳しくあります。
■プーチン大統領の「海王星星座」は宇宙意思としての中庸と調和の実現を意味する「天秤座」
プーチン大統領の「海王星星座」は天秤座です。海王星は宇宙がその人、あるいはその世代へ向けて実現を期待している大きな夢です。
プーチン大統領の海王星は太陽、土星、海王星、水星がこの「天秤座」に大集結しているという配置が非常に象徴的です。土星があることで「試練」でありながらも、その試練を無事突破できるようにと空からたくさんの調和のためのエネルギーと才能が与えられています。
つまり、プーチン大統領には海王星が求める「天秤座」的世界観と、土星の求める課題、という難しい課題を持たされていますが、その双方を達成するための素質(太陽)も知性(水星)も生まれながらにして宇宙から与えられているのです。
その世界の実現に対して激しく課題となるのが、90度の葛藤の配置を形成している蟹座天王星です。やはり、蟹座にある深い愛国心と排他的感情をどう転換させるか、調和のためにどう折り合いをつけていくかという事が突破口として大事になりそうです。
プーチン大統領の場合、優先すべきは蟹座的思考(愛国心)よりも天秤座的思考(調和)だという事です。
天秤座領域の星々は、獅子座と水瓶座の対立にも調停の配置で助けを差し出しており、射手座火星を交えて調和の小三角も形成していることから、プーチン大統領の未来を決めるのは「調和の気持ちを何よりも優先できるかどうか」ということになろうかと思います。
■プーチン大統領の「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」
プーチン大統領のドラゴンヘッドは水瓶座、ドラゴンテイルは獅子座です。
プーチン大統領が目指すべきは、水瓶座の示す未来という事になります。非常に感慨深いのは、「風の時代」は、つい最近水瓶座から始まったという事です。また、2022年より、ウ侵攻が続いている今(2023年)も、土星、火星、金星、水星はすべて水瓶座にあります。
宇宙はいま、全身全霊、水瓶座への時代移行のために闘う事を示唆しています。
水瓶座には皮肉なことに自由、平等、公共性、ボーダレス、人道的、変革、革新的、テクノロジー、宇宙、インターネットというような「自由」「平等」「公共の利益」というような共産主義国家の現実とは対立する意味合いがあります。
これだけでも、プーチン大統領が今現在宇宙や星の促す方向に逆らって行動していることが分かります。星のエネルギーに逆らう事は可能ですが、その場合は、あまり望むような成果を得られないだけでなく、世界全体にとっても良いことにはならないように思います。
その為にも、自身のホロスコープや、その時、その時のエネルギーが流れている方向を見ることは誰にとっても大事になるように思います。
■プーチン大統領の各天体の区分配分
プーチン大統領の各天体を、性質ごとに分類し、その配分を見ていきます。
■4区分配分(火・地・風・水)
プーチン大統領の4区分配分を見ていきたいと思います。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
火星座 | 2 | 4 | 冥王星・火星 |
地星座 | 1 | 2 | 木星 |
風星座 | 5 | 16 | 月・太陽・水星・土星・海王星 |
水星座 | 2 | 4 | 天王星・金星 |
天秤座が多いことから、圧倒的に風星座が多い配分となっています。「風の時代」への移行期に本来、星の声さえ届いていたならば、大変活躍が出来たはずの能力を持っている人材だったと言えそうです。母国へ、革新的な安定と富を残すことも出来たはずだと感じます。
これからも、状況によってはまだ実現する事も出来るかもしれません。
■3区分配分(活動宮・不動宮・柔軟宮)
プーチン大統領の3区分配分を見ていきたいと思います。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
活動宮 | 5 | 12 | 天王星・太陽・水星・土星・海王星 |
不動宮 | 3 | 6 | 木星・冥王星・金星 |
柔軟宮 | 2 | 8 | 月・火星 |
活動宮が多めですが、比較的バランスの良い配分となっています。決断が早く、スピード感ある行動を行う事が出来ます。但し、持久戦となると持続継続については不動宮星座が得意なので、長期スパンでの計画は短期決戦に比べ成果は出にくそうです。
■2区分配分(陽・陰)
プーチン大統領の2区分配分を見ていきたいと思います。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
陽(男性) | 7 | 20 | 月・冥王星・太陽・水星・土星・海王星・火星 |
陰(女性) | 3 | 6 | 木星・天王星・金星 |
圧倒的に陽(男性)の配分が優勢の配分です。
■プーチン大統領のホロスコープまとめ
今回は、プーチン大統領のホロスコープを見ていきました。
海王星には(おそらく宇宙や星も)善悪や正義のような概念や、その境のようなものはないと言われています。ですから、プーチン大統領の行動や決断に対してジャッジを下すようなことは少なくとも海王星はしないでしょう。ただただ、世界を調和へ導くひとりとして活躍して欲しいという夢を海王星は託しています。
しかし、星の示す方向に逆らった時に、決して天から約束された今世の最高の報酬を受け取ることはできないという事にもなります。プーチン大統領に用意された最高の報酬とは、人々との深い信頼関係であったり、感情を共有できる結びつきであるという気がします。天秤座の「パートナーシップ」やさそり座の金星を見るとそんな気が個人的にはします。そこで生まれるのは、お互いを大切に思う、深い深い愛情と慈愛の心です。
星々からの課題はいつも非常に困難ではありますが、星の声を聴いて力を借りれば、応援してくれる星もたくさん与えられていることにも改めて気づきます。
プーチン大統領も、新しい水瓶座時代にその時代をけん引する人物としての素質を本来、十分に与えられている人だったことが、ホロスコープを見ると分かります。
(あるいは、今現在、日々更新される最悪なシーンが時代を水瓶座へと進めるという意味なのか?
そこまでは今の私には分かりません。)
けれども、「怖れ」や「執着」によって、星からの声を受信するための感受を弱め、星の力を十分に使えないとき、例えば破壊と再生の命題を与えられた際、その手放すべき執着にいつまでもしがみついている場合、人生はより困難を極める形となるのだと感じます。
まだ与えられている時間は続くので、星はいつも私たちに声を届け続けていることを、多くの人に信じて欲しいと思います。
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追記:この記事の作成後にウのゼレンスキー大統領のホロスコープを出し、各天体の星座を見てみたところ、驚くべき発見がありました。
なんと、プーチン大統領とゼレンスキー大統領、双方のドラゴンヘッド(目指すべき未来)は相手の太陽星座と同じ星座になっているのです。
つまり、プーチン大統領のドラゴンヘッドはゼレンスキー大統領の太陽星座である「水瓶座」を示し、ゼレンスキー大統領のドラゴンヘッドが指し示すのはプーチン大統領の太陽星座である「天秤座」だったのです。二人は、調和的世界を築くキーパーソンとして、選ばれた相手同士だと考えるのが妥当だと感じます。
こうなると、この運命はたまたまの偶然ではなくて、お二人のカルマとして刻まれているものだと考えるべきだと思います。
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