石川優実#KuTooとは?署名運動に意見・批判した有名人著名人

◆社会

  1. ◆東京都知事【小池百合子さん】エレガントに「本質的でない(くだらない運動)」と暗に斬り捨て批判/「#KuToo運動」に意見した政治家画像
  2. ◆立憲民主党【蓮舫議員】マイウェイに【根本匠厚生労働大臣】のクートゥームーブメントに対する答弁を批判/「#KuToo」運動に意見した政治家
  3. ◆フリーアナウンサー【柴田亜弥さん】仕事のパフォーマンスが落ちるようなものはどんどん変えて行けばいいとムーブメントの趣旨には賛同/「#KuToo」運動に意見した有名人・著名人
  4. ◆週刊東洋経済編集長【山田俊浩さん】コルセットや帯やは無くなったのに、足元だけ未だに厳しいのか疑問。積極的に緩和すべきと主張し賛同 男性のネクタイ以外の問題も/「#KuToo」運動に意見した有名人・著名人
  5. ◆ジャニーズ事務所タレント【国分太一さん】「僕も革靴が嫌 苦痛です」男女対立の問題ではない方向へナイスパスコメント。男性の革靴・日傘・帽子問題/「#KuToo運動」に意見した有名人・芸能人
  6. ◆漫画家【小池一夫さん】還暦超え妻のルブタンピンヒールをおみまいし「#kuTooの反撃」とするも、全く同じ主張だと逆に批判される/「#KuToo」運動に意見した有名人・著名人
  7. ◆コラムニスト・自称フェミニスト【勝部元気さん】ムーブメントをヒール禁止と受け取る認知の歪みについて至極丁寧に説明し、なぜか新たな敵を増やす活動に熱心/「#KuToo運動」に意見した有名人・著名人twitter画像

◆東京都知事【小池百合子さん】エレガントに「本質的でない(くだらない運動)」と暗に斬り捨て批判/「#KuToo運動」に意見した政治家画像

2019年6月7日には小池百合子東京都知事の定例会見があり、膨大な量の質問に対する報告や意見の後の最終のテーマとして記者が#KuToo運動について質問しています。都庁内でも多くの女性がパンプスを履いて就業しているという指摘に合わせて小池百合子都知事はこのように答えています。

 


画像:『産経新聞』2019年6月8日

 

東京都庁で
靴のきまりはない。

 

まず、都として、どういう靴を履くかという決まりもありませんし、それはもう個人の自由ですし、職場によって、それはハイヒールの日もあるでしょうし、そうでない日もあるということで、それが話題になっていることが私はむしろ信じられないというか、そんな感じです。

職場によっては、そういう状況にあるときに服装の規定があるのかもしれませんけれども、しかしながら、基本的には働きやすい、動きやすい、もしくはそこでエレガンスを求めたい人はそちら、ハイヒールでということなのではないでしょうか。

引用元:産経新聞

 

女性としてのおしゃれの重要性も認識していらっしゃる小池百合子都知事らしいエレガントなご回答となっていました。しかし、最後には同性が始めたムーブメントとはいえ、やはり吹き矢も一本飛ばします。

 


画像:『yahooニュース』2020年1月31日

 

あまり本質的な話じゃない。

 

 非常に、テーマとすればおもしろいけれども、あまり本質的な話ではないなと私は思っております。皆様も、仕事をするときとそうじゃないときとで、色々な靴を履きかえられるのではないでしょうか。はい。それが普通で、それ以上のことは何もありません

引用元:『東京都知事の部屋』記者会見 2019年6月7日

 

「本質的でない」という言葉はそれでも同性活動家に対して敬意を払ったまろやかな言い回しを選んだもので、直球で言えば「審議に値しない」「くだらない」という事だと思われます。

 

靴は選べばいいけど、喫煙は選ばせない!というのが小池都知事のご意向のようです。

 

■政治家・議員・総理大臣の文字はこちら

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政治家や歴代の内閣総理大臣の文字や書道には達筆で綺麗な方がたくさんいる中、下手で汚文字続出の現在にも注目です。志の在り方はやはり字に投影されているようです。

 

◆立憲民主党【蓮舫議員】マイウェイに【根本匠厚生労働大臣】のクートゥームーブメントに対する答弁を批判/「#KuToo」運動に意見した政治家

立憲民主党の尾辻かな子議員と同じ党に所属している蓮舫さんは相変わらずマイウェイに解釈されていました。

 

 

蓮舫さんはきちんと答弁の全文を聞いて解釈したのかな?という印象も否めませんが、smart Newsのタイトルだけでコメントしているのかもしれませんし、あるいは日本語が分かりにくかったのかもしれません。

 

 

◆フリーアナウンサー【柴田亜弥さん】仕事のパフォーマンスが落ちるようなものはどんどん変えて行けばいいとムーブメントの趣旨には賛同/「#KuToo」運動に意見した有名人・著名人

フリーアナウンサーの柴田亜弥さんは、地元の友人の話を例に挙げ、黒めのローファーを履いて行ったところ友人は「なにそのだらしない足元」と言われたということから、世の中の目線だけが昔のままで維持されていることを指摘しています。

 


画像:abema times

 

そして、この件について最も簡潔に自分なりの意見を述べてくれています。

 

仕事のパフォーマンスが落ちるようなものはどんどん変えて行けばいいのではないか

引用元:https://times.abema.tv

 

柴田亜弥さんの意見はパフォーマンスで決めるのが良いのでは?という最もシンプルなご意見です。

 

◆週刊東洋経済編集長【山田俊浩さん】コルセットや帯やは無くなったのに、足元だけ未だに厳しいのか疑問。積極的に緩和すべきと主張し賛同 男性のネクタイ以外の問題も/「#KuToo」運動に意見した有名人・著名人

週刊東洋経済編集長の山田俊浩さんは、歴史を振り返る面白い表現で現代の日本女性の足元事情について表現しています。

 


画像:abema times

 

なんで足元だけ厳しいの?

 

かつてヨーロッパの社交界で女性は辛いコルセットが当たり前だった。日本でもで締めるのが当たり前だった。しかし時代が経つにつれ、そういうことから解放されていった。そこでなぜ足元だけが未だに厳しいものを強制されているのかという素朴な疑問がある。

引用元:https://times.abema.tv

 

その上で、「もっと履きやすいものも許していかないとまずいと思う。」と積極的に日本女性の足元の緩和について意見されていました。また、履きたい人は履けばいいしという選択肢が分解されていきそれぞれが等しく尊重されることが大事だと思うと述べています。

 

男性にも
リュック背負うな問題
があるらしいw

 

 

男性でも、うるさい人は”リュックを背負うな“”革靴はゴム底を革底にしろ“という人もいるが、格好はどんどんゆるくなっていると思うので。女性も当然そうあるべきだ

引用元:https://times.abema.tv

 

男性ファッションも意外とワイシャツ・ネクタイ以外にリュック靴裏論争があるとは知りませんでした(笑)。

 

◆ジャニーズ事務所タレント【国分太一さん】「僕も革靴が嫌 苦痛です」男女対立の問題ではない方向へナイスパスコメント。男性の革靴・日傘・帽子問題/「#KuToo運動」に意見した有名人・芸能人

#KuToo運動が徐々に女性に対する性差別という切り口で問題が固定しそうな段階で、いいボールを投げてくれた男性タレントがいらっしゃいました。ジャニーズ事務所の元アイドルタレント国分太一さんです。

 


画像:https://news.dwango.jp

 

国分太一さんは#KuToo運動に対する根本匠厚労相の答弁が話題になったころに、番組で取り上げられた#KuToo運動に対するコメントとして、

 

僕も革靴が嫌。苦痛です。

引用元:『j-castニュース』2019年6月6日

 

というナイスなコメントをされていました。

 

いつもゆるく
ナイスなパスを出す国分太一さん(笑)

 

私も東京で最も昭和のサラリーマンがいるのではないかと思われる浜松町に勤務していた時代があるのですが、女性のパンプス・ヒール問題と同様に、男性サラリーマンの方々にも性差による苦痛があるのを私は見てきました。

 

 

1つ目は同じ「靴」ですが、男性の場合、土砂降りの日でも雪の日でもレインブーツなどで出勤されている方はほぼ皆無でした。女性はその点、色々なレインブーツを必ず履いて出勤していて、おそらくオフィスにパンプスの替えがあると思われる足元で歩いているのが対比としてあったのを覚えています。

 

なぜみんなグッショリ
出勤するのかは不明(;’∀’)

 

踏みしめるたびに泡が出てきそうなくらいにずぶ濡れの革靴で全員戦士のように会社へ向かう男性陣の後姿を見て、お父さんたちも言葉にはしないけれど大変なんだなと感じたのを覚えています。

 

 

2点目は真夏に起こります。「日傘問題」

ここ数年の東京都内の真夏の暑さは尋常でない状況で、1日2万歩を歩いていた私には4月の終わりから10月くらいまで、日傘は必須アイテムでした。

 

その部署の人たちは男女問わず、皆そういう生活だったため、5月の頭になると熱中症をおこす人が必ず出ることになっているような部署でした。しかし、男性たちは決して夏場も日傘をさすことはありませんでした。今の日傘はめちゃめちゃ遮光率が上がっていますので、あるのとないのとでは雲泥の差です。

 

 

正直、命も頭髪も脅かしそうな猛暑の日差しが刺してくる日々が、毎年数十日あり、日傘の有無はピンヒールかそうでないかと同じか、それ以上に相当する体力面で消耗の差が出る問題です。

 

それでも男性はささない。服装がスーツである為、帽子もかぶらない、多分それは日傘が男性社会では「女性のもの」であり、帽子はフォーマルではないからだと思われます。また、人によっては半袖のワイシャツを何故かマイルールでNGにしている人もいました。たしかそれも、半袖は自分の中でフォーマルでないからという理由だった気がします。

 

心の中で、脱水症状で運ばれるよりはいいのではないかと正直私は思っていました。

 

文化的にあまり男性が弱音を吐くこと自体が、この国では美徳とされてないこともあって、叫ぶことはないでしょうが、おそらく男性にだって、性差による「苦痛」はあるのです。

 

◆漫画家【小池一夫さん】還暦超え妻のルブタンピンヒールをおみまいし「#kuTooの反撃」とするも、全く同じ主張だと逆に批判される/「#KuToo」運動に意見した有名人・著名人

「子連れ狼(おおかみ)」など数多くのヒット作を手がけた漫画原作者の小池一夫さんは「ぺったんこ靴だろーが、ハイヒールだろうが、好きな靴履けばいいじゃん」「還暦過ぎて、10センチヒールをいつも履いてる家人の脚力にびっくり」と、奥様とみられる女性の足元をホンワカ投稿されていました。

 


画像:『AERA dot.』2019年4月19日

 

ところが、それを「#kuTooの反撃」と表現してしまったばっかりに、#KuTooとほぼ同じ方向性の主張なのにと「#KuTooをヒール禁止派と誤解している人」と思わぬ攻撃をされてしまった小池一夫さん。

 

https://twitter.com/koikekazuo/status/1101372634913112065?s=20

 

しかし、そんな下界の痴話喧嘩にはびくともせず、豊かさのマイウェイで一定の温度感と幸福感を保たれていたあたりがさすが重鎮といった雰囲気でした。

 

 

とても残念なことに2019年4月17日に82歳という御年齢で肺炎で亡くなられましたが小池一夫さんは「どうすればカッコよく老いを受け入れられるか」という問いにこのように答えられています。

 

僕は「上手に若さを卒業する」ことが大切だと思っています。(中略)
そのためには、若いうちから「やりたいことをやる」ことです。(中略)
僕もこの年になって、やった後悔よりやらなかった後悔のほうがはるかに大きいことに気づきました。(中略)

70歳を超えてツイッターも始めて毎日更新し、81歳になった今ではフォロワーはもうすぐ45万人になる。ネットで様々な人と会話することで勉強になるし、新たな課題も見つかる。「面倒くさい」「おっくうだ」と思ってしまうと、もう老後ですよ。

画像:AERA dot.

 

もともとこれまでの人生で培ってきたや幸福力の量感や、若者相手であっても他者が自分の「生」を意味あるものにするというところへの感謝など、根本的な人間としての魅力や生命力の強さ、豊かさのすべてを見せつけていかれたなという印象がしました。

 

 

人のしあわせを形づくるのは「正しい言葉」「正確で唯一無二の間違いのない意見」ではなく、柔軟で伸び縮みし、しなることで共有できるような何か、体温、眼差し、そして相手にも常に正しくあることや間違えない事を求めたりしない、言わんとしていることをそう咀嚼できるように努め「一生懸命生きている人間のひとり」であることを称える器量のような気がします。

 

これはつまらない所にこだわって、本質的な幸福を取りこぼしていく現代へ小池一夫さんが遺された贈り物だなと感じました。

 

 

◆コラムニスト・自称フェミニスト【勝部元気さん】ムーブメントをヒール禁止と受け取る認知の歪みについて至極丁寧に説明し、なぜか新たな敵を増やす活動に熱心/「#KuToo運動」に意見した有名人・著名人twitter画像

コラムニストの勝部元気さんは、「女子に対する差別」という視点を基準に誤解されやすい#KuTooムーブメントの掲げている趣旨を丁寧に定義の説明をされていました。

 

 

#KuToo に限らず、制服スカートやメイクの強制問題にしても、選択的夫婦別姓問題にしても、主張はあくまで「強制やめよう」「選択させて」という内容に過ぎないのに、なぜ彼ら彼女らはそれらを禁止する主張と誤読・誤解してしまうのでしょうか?

引用元:『exciteニュース』「女性差別時代」に男性として生きるということ 2019年3月18日

 

禁止ではなく、
強制やめてと選択させてという意味

 

ユニークな切り口は持っているのに、もともと幸福感と生命力のぐらつきが激しい為か、敵でない相手に対しても厳密に線引きして敵だと見なすや否や即攻撃してしまう印象のある勝部元気さんです。

 

 

多分#KuTooに賛同している立場だと思うのですが、日々活動によってムーブメントに対する敵を増やすという不毛な状況にあるような印象です。

 

 

勝部元気さんが批判されていた小池一夫さんに豊かさを学んでいたら、とても面白かったのになと外野からみると、出会いそのものが豊かさへ導くための神さまの仕掛けだったような気さえしてきます。

 

⇒次ページ【東大名誉教授・上野千鶴子さんVSはるかぜちゃん対決】~

 

コメント

  1. より:

    はじめまして。大変面白く読ませて頂きました。Kutooについては知っていたのですが、石川さんがなぜそんなに批判されるのか、恥ずかしながら存じ上げなかったので、なるほどと思いながら拝読しました。石川さんに限らず主義主張を唱える方の中には、「女性差別の問題」「男性から差別される」という風に論点がずれていく方が多いような(本人からしたらずれてるわけではないのかもしれないけど)印象を受けます。私も、他の著名人の方がコメントしていたように、Kutooが男女問わず「選択権を与える」という問題提起であるべきだと考えています。また、主さんがまとめておられたように、男性ならではの息苦しさも当然あると思うので、主語を過度に大きくしたりだれかを敵視する形ではなく、それぞれの息苦しさやつらさを共有できるような社会であってほしいなと思います。
    しかし、「風習に反対の声を上げる」「フェミニスト」などの行為や存在自体に嫌悪を示す方(男女問わず)はTwitterなどでは見かけることも多いので、主張を訴えることすら許さない方が多いのは世間の生きづらさを感じます。長くなりすみません。勉強になりました。

  2. kira2kira2 より:

    とてもあたたかい感想をお寄せいただいてありがとうございます。こちらの記事を作成した当初は世界でコロナの問題もまだ起こっていない時期でした。当時の私の違和感としてあったもののひとつに、SNSというこれまで以上にたくさんの人々と意見を共有し繋がることが出来る魔法のツールが、まだ使用者である私たちの感性や思考の整理が追い付いていないところで、思わぬ争いや対立構造をつくりやすい状況にもなってしまっていることがありました。

    2020年のコロナ大流行によって激変する社会の節目を経て、私たちは「人々とつながることが出来る喜び」や「国内男女で闘っている場合ではない」ことに気づきつつあると思います。また、女性が意見や権利を主張できる土壌は世界的にも歴史的にも「国家が強く豊かである」という事に帰属していることを考えると、女性こそ、この「あたりまえではない豊かさを獲得している日本」の国防について真剣に考えていくべきシーンになっているとも主観ですが感じています。

    こちらのブログも立ち上げから数年経過し、今後の運営についての岐路にありましたので、私の方が漣さんからコメントを頂けてとても励みになりました。私なりに力を入れてつくった1つでもあったので、とても嬉しかったです。心よりお礼申し上げます。

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