今回は、ウクライナの第6代大統領であるゼレンスキー大統領のホロスコープと各天体の星座を調べていきます。
■ゼレンスキー大統領の西洋占星学ホロスコープ、各星座算出のための概要(生年月日、出身地、国籍、出生時間)
ゼレンスキー大統領はウクライナの政治家で元俳優・コメディアンという異色の経歴を持つユダヤ系ウクライナ人の政治家です。2019年5月にウクライナの第6代大統領に就任しました。
まさか、歴史に残る大事件に自分の人生が巻き込まれ、命がけで国家存続をかけて闘うことになるとはご本人も想像していなかったことでしょう。
ゼレンスキー大統領がウクライナ大統領に就任するきっかけとなったのは、2015年から2019年にかけて放送された『国民の僕』という作品でウクライナ大統領を演じ絶大な人気を得たことがきっかけでした。
●国籍:ウクライナ
●出身地:ウクライナ・ソビエト社会主義共和国
クルイヴィーイ・リーフ(現ドニプロペトローウシク州)
(北緯48.30、東経35.0、UTC +2)
●出生時間:不明
この記事を作成している現在も、依然ロシアとウクライナの緊迫した状況は続いている状況にありますが、ウクライナの人々、ロシアの人々、世界の人々が平和で明日に希望を抱ける未来へ向かえるように、
世界の子どもたちが、皆、豊かな幼少期の思い出、記憶、祝福を受けられるように、私がお伝えできる星の声が、わずかでも力になればと思います。
■ゼレンスキー大統領の西洋占星術ホロスコープ(※正午算出)
ゼレンスキー大統領の天体の星座配分を見ていきたいと思います。象徴的な星座を多くお持ちであることに正直驚きました。
ホロスコープ算出資料:ARI占星学総合研究所
ゼレンスキー大統領は出生時間不明のため、正確な各星座の度数、Asc、Dsc、MC、IC、各ハウスは不明となり、星座同士の境に近い場合は隣り合う星座に該当してくる場合もあります、詳しくは、以下ページをご確認ください。
■ゼレンスキー大統領の各天体の属する星座を調べてみた
ゼレンスキー大統領の10天体の各星座を調べ、そこから読み解けることについてランダムに記載していきます。
■ゼレンスキー大統領の「太陽星座」は民衆の自由と平等を獲得する「水瓶座」
ゼレンスキー大統領の「太陽星座」は水瓶座です。
ゼレンスキー大統領の政治活動や理念を総合すると「公正で自由主義的な社会」という事が言えると思いますが、これは見事なほどに「水瓶座」の象意と完全に一致する内容です。
また、インターネットを活用して当選となった選挙戦、そしてウ侵攻※の際に世界から協力を迅速に得るためのインターネット戦略及び国内、そしてロシア側の民衆へロシア語で呼びかけるSNSを活用した活動、これらに関しても、12星座の中で最もインターネットと親和性の高い水瓶座のなせる業だと感じます。
※Gのプラットフォーム上で表現や言葉が制限されているためお察しください。
また、太陽と同じ獅子座の金星がかなりタイトにコンジャンクション(0度)しています。金星の項目で追記します。また、獅子座火星とはオポジション(180度)で正面衝突をしている状況となります。
「みんなで」という公共に溶け込むような意識と同時に、何者にも拘束されずに自由な魂でいたいという性質も水瓶座らしさとしてあります。ドラゴンヘッドとドラゴンテイルとの調和を見ても、過去と未来を繋ぎ合わせる役目を果たしそうです。
■ゼレンスキー大統領の「月星座」は表現と演出の「獅子座」
ゼレンスキー大統領の「月星座」は獅子座です。
ゼレンスキー大統領の場合、初期段階では水瓶座太陽と面白いほど相乗効果を生みだしてきていたのが獅子座的性質であり、そのエネルギーの中には「表現」「演出」というものがあります。
獅子座が持っている性質として簡単なイメージで表現してみると、舞台で生き生きと踊る主役、エンターテイナーというものがあります。元々俳優さんだったこともあって、インターネット発信していく内容の「表現」「演出」が最大効果を生み出す見事な形で成立しました。
本来、水瓶座と獅子座というのは真逆の位置の星座であることもあって、同じ目的に向かいながらも別々のアプローチである為に、他者ならまだしも、自分の内部で双方の性質を高め合うというのは至難の業です。
ところが、太陽と月が特に葛藤となる角度を形成していないこともあってなのか、(あと、おそらくはゼレンスキー大統領が無意識でも非常に星のメッセージを素直に受け取っている方だと思われることもあって)こんな形で相乗効果を生み出すこともあるのだと私自身も初めて知ることになりました。
ゼレンスキー大統領の場合、そのほかに重めの課題を課す土星、戦争、闘いの星である火星という重要な星が獅子座に位置しています。火星については同じ獅子座の中にあっても太陽や金星とバチバチに対立構図をつくっています。(本来はこちらの方が自然)
■ゼレンスキー大統領の「火星星座」
ゼレンスキー大統領の「火星星座」は月と同じく獅子座です。しかし、月の状況とは少し勝手が異なるようです。
前項でお話した通り、ゼレンスキーさんの火星は獅子座にあります。誇り高きリーダーとして戦っていくという事が示唆されます。
ただし、どうしても目立つ性質が元々ある事と、自然にしていると主張が強く前に前に出て来るので、少し意識的に後方から皆を支えていく形で活動すると、様々な支援が集まってくるという事があります。
政治的には目立つ、という事が必要な場面がある反面、弱点にもなりうる意味で、火星の舵取りは難しそうです。
ウ侵攻も1年が過ぎようとしていますが、最近では「誇り高いリーダーとして戦いぬく」という過剰までの「演出」が少し状況を歪ませ始めているようにも感じます。
日本から寄付された防弾チョッキも闇市場で売られ、お金に変えられているという事が報道されました。これまでもウクライナは様々な武器や兵器をお金のために売ってきた過去がある為、先進国へ必死に弁論する熱きリーダーとしての演出が少しづつ空回りを始めています。
これが、水瓶座の太陽・金星との葛藤のオポジション(180度)と関係する事柄なのかも?しれないと思いました。
■ゼレンスキー大統領の「水星星座」は目的達成のためなら手段を選ばない「山羊座」
ゼレンスキー大統領の「水星星座」は山羊座です。
山羊座は非常に聡明で、目的達成をするための根性が備わった努力家であり、責任感も高い星座です。集団や組織、政治というニュアンスもあります。水星は、個人としては知識や情報取り扱い、コミュニケーションを主に意味します。大きな組織を束ねるリーダーとしての知性、考え方に恵まれています。
政治家として権威性あるポジションを獲得するための知性だけでなく、政治家として求められているものを目に見える形で実現する知性がある意味で、とても政治には向いている人と言えそうです。
■ゼレンスキー大統領の「木星星座」は情報とコミュニケーションを拡大する「双子座」
ゼレンスキー大統領の「木星星座」は双子座です。情報や人との幅広いコミュニケーションに長けた性質を持っています。
双子座は情報、コミュニケーション、通信、交通などに関する領域の星座です。もともと水瓶座もインターネットと非常に親和性のある星座ですが、情報の取り扱いや情報戦での能力が拡大されると読むことが出来ます。実際、初期段階での情報戦では多くの国からの支援もあって、圧倒的に不利と言われていた状況を、有利な闘いへと持ち込むことに成功しました。
そして、それが土星の課題達成を助ける配置となっています。詳しくは土星の項目でお話します。
■ゼレンスキー大統領の「金星星座」は変わった趣味嗜好の「水瓶座」
ゼレンスキー大統領の「金星星座」は水瓶座です。
水瓶座太陽とタイトにコンジャンクション(0度)を形成している抱き合わせのような水瓶座金星は、水瓶座の支配星(ルーラー)が天王星であることもあって、ちょっと一般から見ると変わり者です。ゼレンスキー大統領は天王星的な奇想天外、固定概念を覆すようなアイデア、思想、女性が好みだろうと思います。従って、全般的にそのようなものを求めていく傾向が出ます。
また、公平性、フェアな関係を求め、その好みも頑固に出ると思われます。
ゼレンスキー大統領の人生における目的達成の報酬も、そのようなものとなるのではないかと思います。
■ゼレンスキー大統領の「土星星座」は「獅子座」
ゼレンスキー大統領の「土星星座」は獅子座です。
ゼレンスキー大統領にとっての土星課題は「獅子座」となっています。
これはいくつもか可能性が考えられ、リーダーとしての自身との闘いなのか?もしくは獅子座のような誇り高き王者との試練という事も考えられます。または、誇り高き国家を守る事、実現する事、という意味かもしれません。
言えるのは、自身の「生きざま」に係る試練だという事です。
■ゼレンスキー大統領の「天王星星座」は変容を二重に運命づけられた「さそり座」
ゼレンスキー大統領の「天王星星座」はさそり座です。
天王星はアイデア、転換、変革、インターネットなどの分野を司る星ですが、「徹底的」「究極」を意味するさそり座に存在します。
さそり座は「破壊と再生」「死と再生」という手放しとそこからの変容を求められる星座ですが、そこにさらに変革の星の天王星が入っていることによって、徹底的に変わるということが示唆されています。それはさそり座の領域だけでなく主に獅子座の月へ向かって衝突しており、獅子座の月のきな臭い演出に喝を入れているようにも見えます。
また、別の意味ではさそり座のもつ「闇の支配」の構造を徹底的に潰し、再構築するというニュアンスにも取れます。
いずれにしても「変わる」という事が大きな宿命となりそうです。
■ゼレンスキー大統領の「冥王星星座」は調和とバランスの再構築を目指す「天秤座」
ゼレンスキー大統領の「冥王星星座」は天秤座です。
平等や調和を実現するための破壊と再生が必要になるという事、かつ同じ天秤座のエリアにドラゴンヘッド(未来の方向性)があることから、目指すべき未来のための破壊と再生ととると、ゼレンスキー大統領に託された課題の目的として非常に大事な意味を持っていると言えます。
冥王星は獅子座の月と射手座の海王星と小三角という助け合う配置になっています。
冥王星も海王星も宇宙意思に非常に近い天体ですから、それらが協力し合って、ゼレンスキー大統領へ託した夢の実現を応援していることになります。
■ゼレンスキー大統領の「海王星星座」はまだ見ぬ理想を見せる「射手座」
ゼレンスキー大統領の「海王星星座」は射手座です。
海王星や冥王星は私は神の領域という認識を持っています。「生命の樹」の絵の中では海王星が最も上位にある星として描かれていますが、
ゼレンスキー大統領の場合は冥王星とドラゴンヘッドが同じ天秤座の方向へ向かっていることから、射手座海王星はその壮大な目的達成のためのサポート役になっているというイメージを持ちました。
射手座は宗教や思想、哲学といった思慮深い星座であり、「外国」という意味もどうじにもちます。目的達成のために、外国との結びつきや探求、思慮深さ、高い精神性が大事になるということのように見えます。
■ゼレンスキー大統領の「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」
ゼレンスキー大統領のドラゴンヘッド(未来)は天秤座、ドラゴンテイルは牡羊座(過去)です。ドラゴンヘッドについての分析は多く語りつくしましたので割愛します。
ドラゴンヘッドは目指すべき方向性や獲得すべきものを示し、ドラゴンテイルは今世では手放すべきものを指します。ドラゴンテイルの方の意味を考えた時に、牡羊座の支配星である火星が「争いの星」であることを思い出しました。
ですから、争いを手放し、調和の世界を手に入れるということがゼレンスキー大統領の魂の地図として刻まれているのだと感じます。
■ゼレンスキー大統領の各天体の区分配分
ゼレンスキー大統領の各天体を、性質ごとに分類し、その配分を見ていきます。
■4区分配分(火・地・風・水)
ゼレンスキー大統領の4区分配分を見ていきます。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
火星座 | 4 | 11 | 月・火星・土星・海王星 |
地星座 | 1 | 3 | 水星 |
風星座 | 4 | 11 | 木星・冥王星・太陽・金星 |
水星座 | 1 | 1 | 天王星 |
火星星座と風星座の2トップの構成です。風の時代の闘いにおいてこれ以上、活躍する戦士はいないというような配分です。
火の星座は精神性の部分が出て来るため、世界の人々の心に刺さるメッセージも伝えられそうです。しかし、前項のドラゴンヘッドとドラゴンテイルのことを考えた時に、「何が私たちにとって本当の勝利なのか?」ということを見据えて闘う必要があると感じます。
■3区分配分(活動宮・不動宮・柔軟宮)
ゼレンスキー大統領の3区分配分を見ていきます。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
活動宮 | 2 | 4 | 冥王星・水星 |
不動宮 | 6 | 19 | 月・火星・土星・冥王星・太陽・金星 |
柔軟宮 | 2 | 3 | 木星・海王星 |
獅子座も水瓶座も不動宮である為、圧倒的に不動宮が優位の配分です。
忍耐強い戦いが出来る、慎重で綿密、そして相当に頑固な配分です。
■2区分配分(陽・陰)
ゼレンスキー大統領の2区分配分を見ていきます。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
陽(男性) | 8 | 22 | 木星・月・火星・土星・冥王星・海王星・太陽・金星 |
陰(女性) | 2 | 4 | 天王星・水星 |
陽(男性)優位の配分です。
■ゼレンスキー大統領のホロスコープまとめ
今回は、ゼレンスキー大統領のホロスコープを調べてみました。水瓶座が効いた風の時代のリーダーとして頭角を現すにふさわしい要素がたくさん星座からも見つけられました。
前回、プーチン大統領を調べた際、プーチン大統領もゼレンスキー大統領と変わらないくらい、同じ風の時代をけん引する風星座の「天秤座」をたくさん持ちながらも、窮地に立たされている理由について少し触れました。
星や星座の応援を背負って生まれてきても、そもそも星の命題が何かを知らなければ人は自分の欲望や弱さに流され、迷走してしまいます。
そこには星や星座からの声を本人がスムーズに受け取れているかどうか?という事が強く影響してくるように思います。恐れや執着をもって手放すべきものを手放さないと、なかなか星の声は聞こえてきません。
今回、お二人のホロスコープを分析して感じたことは、皮肉な事に、現実の国家や大統領としては二人の意思や目的は対立していますけれど、両者に与えられた星の声、星からの命題、星が託した夢は同じ方向を向いているということです。
ゼレンスキー大統領が目指すべき未来(ドラゴンヘッド)として宇宙から示唆されているのは、なんとプーチン大統領が太陽星座を筆頭にたくさん与えられている「天秤座」の方向へ向かっているのです。
これは非常に心に残る結果でした。
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