今回は、投資の世界でひそかに囁かれている満月新月神話について分析していきたいと思います。満月に株価が暴落するという説について、じゃあ新月は?など日本株、米国株、BTC価格と月の運行との関係を検証してみます。
◆投資に係るカテゴリーはこちらです↓
■投資の世界で、にわかに囁かれる「満月株価・BTC暴落」神話と月の運行
今回は、しばしば投資の世界で注目されている「月の満ち欠けと価格の相関関係」について実際に「新月」「満月」での日本株(日経225)・米国株(NYダウ・NASDAQ・S&P500)、仮想通貨(BTC)価格チャートを用いて検証してみようと思います。
◆満月新月とそれが起こる星座からの影響についての基礎知識はこちらです。
■2022年>日本株・米国株・BTC価格と新月満月の結果
今回、2018年~2022年までの月の運行と日本株(日経225)、米国株(NYダウ、NASDAQ、S&P500)、BTC価格をチャートを用いて比較検証してみました。
結論から先にざっくりお伝えすると、明らかに「新月」「満月」が意識されていると思われる動きが各相場で見られました。但し、新月高値、満月底値というパターンに当てはまる年は限られていたようです。
また、日食、月食と長期トレンドの関係性や、月食後の暴落のパターンが複数回見られ、特に仮想通貨市場では顕著に「月を意識した動き」が全体的にあるように思われました。
それでは各年各市場の状況を個別に見ていきますが、かなり情報量が多めとなりますので、宜しければ「目次」に戻って、必要な市場をお選びいただいて飛んでください。このままスクロールしていっても見ることはできます。
■日本株(日経225)チャートから見る新月満月と価格の相関関係
2018年~2022年の5年間の日経225平均株価と新月・満月を重ねた全体チャートとなります。
・黄線-満月(うち月食は赤線)
・青線-新月(うち日食は太線)
※満月新月当日に日本の株式市場が開いていない場合は翌営業日になっています。
2018年から2022年の日本株(日経225)は2020年3月の暴落まではレンジ相場、その後右肩上がりに上昇を遂げ、2022年までは一段上のレンジ相場という印象でした。
■2022年 日本株(日経225)と新月満月チャート
2022年の日本株(日経225)は全体から見ると、1年間大きなレンジ相場でした。
2022年は特別、新月・満月の日程まで合わせて変化があるようなものは多く見られませんでしたが、あえて言えば、赤丸のところでは「満月の後、株価が中規模以上の下落」という現象が比較的多めにあり、2022年の相場の中では最も顕著な現象でした。
また、月食(赤線)のところでは2回共上昇をしています。
相場状況:レンジ
①満月後に中規模以上の下落が発生している回が多め(赤〇)
②月食後は2回とも上昇(黒〇)
■2021年 日本株(日経225)と新月満月チャート
2021年の日本株(日経225)は全体から見ると、2022年同様に、1年間大きなレンジ相場でした。
2021年の相場では、「満月を境に切り返す動き」が顕著でした。赤丸は満月を境に切り返して価格を下げた時、黒丸は満月を境に切り返して価格を上げた時です。
また、2021年度は新月も多少意識されていたのか(?)新月近辺に高値という事が少なくない回で見られました(緑丸)
もう1点、日食(新月)と月食(満月)後の暴落が合わせて2度ありました。(黒丸が日食、赤丸が月食)全3回中の2回である為、こちらに関しては意識されていた印象がします。
相場状況:レンジ
①満月を境に切り返すパターン多数(切下げは赤〇、切上げは黒〇)
②新月に高値近辺であることが比較的多めでした。(新月高値近辺 緑〇)
③日食、月食後の暴落が全2回
■2020年 日本株(日経225)と新月満月チャート
2020年の日本株(日経225)は3月の急激な暴落以降は上昇相場が続きました。
2020年の相場では、3月の暴落が月食(満月)を起点に開始しているように見えるのが象徴的でした。
トレンドなので当然でもありますが、3月暴落前までは満月を機に大幅下落が続き、それ以降は満月を機に上昇が加速する方が多いように見えました(黒丸)
相場状況:3月の暴落以降、上昇相場
①月食を起点に暴落開始
②3月の暴落までは満月を境に大幅下落(起点が月食)
③3月の暴落以後は満月を境に大幅上昇
④新月との相関はほぼ見られず
こうしてみていくと、「満月」はいずれにしても多少の影響はありそうに見えてきます。
■2019年 日本株(日経225)と新月満月チャート
2019年の日本株(日経225)は全体でみると上昇相場が続きました。(2018年から見ると2年間の大きなレンジ)
2019年は、上昇相場であったことから、満月後に小幅下落(赤丸)がギリあるのかなあ?という印象と、新月前後から切り返し上昇(黒丸)という事が複数回見られました。
もう一つ、象徴的だったのは、またしても月食を起点とした下落(赤丸)が2度、日食下落が1度(黒丸)あったことです。
しかし、2019年の場合難しいのは、矢印のポイントの日食+月食回は一度上へ振ってロング勢を巻き取ってからの下落である為、とても上手く入るなんてできそうにないことと(笑)、ロング勢の損切りを巻き取っての下落であることから月食でなくとも大幅下落になるのは当然であり、月食と大幅下落の関連性であるとは言えないかな、という点です。
相場状況:上昇相場
①満月後、小幅下落(調整レベル)
②新月後、上昇
③月食後、そこそこ下落(5回中4回)
但し、全5回(日食+月食)中、4回下落に絡んでいるという点は注目に値するのではないかと思います。
■2018年 日本株(日経225)と新月満月チャート
2018年の日本株(日経225)は全体でみるとレンジかと思いきや、年末に大幅下落をしました。(2019年と合わせると2年間レンジ)
2018年は新月近辺に高値があることが多く(赤丸)、満月から切り返して上げるような動き(黒丸)が多く見られました。
年初めの月食を起点にかなりの大幅下落を1度起こしていますが、年半ばの日食-月食-日食のコンボの際には、その後大きく上へ振って、その後年末までの大暴落、と波乱な展開となっています。
2018年も月食起点での大幅下落がありました。
相場状況:ほぼレンジ~年末大幅下落
①新月近辺に高値
②満月後、切り返し上昇
③月食後、大幅下落(1回)、日食-月食-日食のコンボの後大波乱→結果大幅下落
日経225では、新月、満月が小さなトレンドの転換になる事が多めでした。また、月食(たまに日食)による大幅下落というものが年に1度はある印象でした。
■米国株(NYダウ・NASDAQ・S&P500)チャートから見る新月満月と株価の相関関係
現在日本でも新NISAの影響もあって注目が広がっている米国株についても、それぞれ見ていきたいと思います。基本的には殆ど大きな動きに変わりはない為、ダウ、ナスダック、S&P500のいずれかを見ればおおよそ全体を把握することは可能だと思います。細かい箇所で若干の違いは見られました。
■米国株(NYダウ)平均株価
2018年~2022年の5年間のNYダウ平均株価と新月・満月を重ねた全体チャートとなります。
2020年3月の大暴落以降のNYダウ平均株価は、異次元のバラマキによって急上昇の右肩上がりでした。しかし、2022年に入ってからは1年を通して右肩下がりとなりました。
・黄線-満月(うち月食は赤線)
・青線-新月(うち日食は太線)
※満月新月当日に米国の株式市場が開いていない場合は翌営業日になっています。
■2022年(NYダウ)と新月満月チャート
2022年のNYダウ平均株価は全体でみると10月までずっと下落トレンドで11月から一旦トレンド転換を試すような動きへ移行しました。
全体では満月後から急落というパターン(赤丸)が複数回見られ、逆に満月から暫くして切り返して上昇というパターンも(黒丸)も同程度見られました。満月が節目になりやすかったことが伺えます。
この記事の作成段階でまだ日蝕月蝕の影響が残っている段階である為、結果については分かりませんが、年前半にあった日食、月食は一度上に振って(騙し)、下落という方向性を示しました。年後半にあった日蝕月蝕については現在、2023年に入って上昇を描いています。これがうお座海王星の騙しとなるのか?このまま上昇して夢になるのかはまだ判明していません。
◆うお座関連についてはこちらをご参照ください。
いずれにしても、参加者に「トレンド転換か!?」という希望を与える日蝕月蝕となっています。私はうお座海王星のことが意識にある為、少し警戒しています。
相場状況:少なくとも10月いっぱいまで下落トレンド
①満月を境に上下切り返す動き
②少なくとも年前半の日食月食の後は、上に振り(騙し)大幅下落
③後半の日食月食の結果はまだ不明
■2021年(NYダウ)と新月満月チャート
2021年のNYダウは見事な右肩上がりの上昇トレンドとなりました。
2021年で顕著だった現象としては、新月で高値近辺を付けた後に一旦小幅下げで押し目をつくる動きです。また、満月後に上昇するパターンも比較的多く見られました。
但し、2度の月食(赤線)では、上昇トレンド中でありながらいずれもその後、比較的大きめの下落がありました。
相場状況:強めの上昇トレンド
①都市伝説通りの「新月高値、満月底値」的な動きがみられる
②2度の月食では比較的大きめの下落の起点となる
■2020年(NYダウ)と新月満月チャート
2020年のダウは3月下旬の大暴落以降は、急激な切り返しで上昇トレンドとなりました。ダウ市場だけでなく米国株全体で、この状況を共有し、日本株や仮想通貨市場にも影響を及ぼしました。
2020年NYダウでは、満月(赤丸)後に下落に転じるパターンが複数回見られました。また、年始からの暴落後の底値は新月(黒丸)とぴったり重なっているのが印象的です。
また年始の月食(赤丸)近辺を境にその後の大暴落を示唆し、年半ばの月食日食(黒丸)ではその後の上昇トレンドをアナウンスしていたように見えます。
相場状況:3月下旬の大暴落後、上昇トレンド
①満月後に下落する動きが複数回あり
②日食月食の後、大暴落及び大きなトレンドを示唆
■2019年(NYダウ)と新月満月チャート
2019年のNYダウ市場は年初から一貫して上昇トレンドでした。
2019年のNYダウでは満月が非常に意識されており、下落の起点、上昇の起点として機能していたように見えます。
年始の日食月食(黒丸)後はその後の上昇トレンドを示唆しており、年の半ばの日食月食では月食後中規模の下落を起こしつつ、その後の上昇トレンドは維持していました。
相場状況:通年、上昇トレンド
①満月を境に上下切り返す動き
②日食月食の後トレンド発生、(年半ばの月食後は中規模下落が発生)
■2018年(NYダウ)と新月満月チャート
2018年のNYダウは年末まで上昇寄りのレンジ相場か??と思いきや、年末に底抜けの暴落に至りました。
2018年は新月、満月を高値とした下落と、満月を機に上昇するというパターンが多く見られました。
年初の月食(赤丸)を機に大幅下落を起こしました。2度目の日食月食後はその後大きく上へ振って(騙し)年末の大暴落までの下落を演出するというダイナミックな動きをしました。
相場状況:年末の大暴落までレンジ相場
①満月を境に上下切り返す動き(新月高値下落も複数あり)
②年初月食の後に大幅下落、年後半の日食月食後、上に振り(騙し)大幅下落
■米国株(ナスダック-NASDAQ)総合指数と新月満月チャート
2018年~2022年の5年間のナスダック総合指数と新月・満月を重ねた全体チャートとなります。
・黄線-満月(うち月食は赤線)
・青線-新月(うち日食は太線)
※満月新月当日に日本の市場が開いていない場合は翌営業日になっています。
2020年3月の大暴落以降のNASDAQは、ダウ同様、アメリカ政府による異次元のバラマキによって急激な右肩上がりでした。しかし、2022年に入ってからはダウ同様1年を通して右肩下がりとなりました。
■2022年(NASDAQ-ナスダック)と新月満月チャート
2022年のNASDAQ総合指数は全体でみると年間通して下落トレンドでした。
2022年のNASDAQでは、ほぼ全体で下落トレンドで当然でもありますが、満月(赤丸)新月(緑丸)後に下落するパターンが顕著でした。
一方で、反騰する際には満月~満月直後を起点としているパターン(黒丸)が目立ちました。
日食を起点に一旦下げる動きが2回共見られました。また、引いてみた時にはダウ同様、少なくとも前半の日食月食の場合、後に一旦小幅に下げた後、大きく上へ振って(騙し)結果もっと下げるという動きをしています。(ダウ2022年の項目参照)
2022年後半の日食月食も2023年2月現在、2022年前半の日食月食後と同じ経緯をたどっており、これが騙しになるのかどうかの結論にはまだ至っていませんが、警戒すべき流れだと感じます。
相場状況:少なくとも10月いっぱいまで下落トレンド
①満月、新月後に下落の動きが多数みられる
②少なくとも年前半の日食月食の後は、上に振り(騙し)大幅下落
③後半の日食月食の結果はまだ不明
■2021年(NASDAQ-ナスダック)と新月満月チャート
2021年のNASDAQ市場はダウ同様、圧倒的な上昇トレンドでした。
ダウと同様、新月(緑丸)、満月(赤丸)近辺に高値を付けて一旦下落する動きが顕著にみられました。また、逆に満月後上昇する(黒丸)というパターンも多く見られました。
真逆の現象ですが、「満月」が意識され、切り返しになりやすいという事は分かると思います。
年半ばにあった日食月食については、ダウと異なり、下落もほとんどなく圧倒的にその後の上昇に貢献しています。年後半の月食は直後に中規模に下落し、年越し後の2022年には大暴落(下落トレンド開始)を起こしています。
相場状況:強めの上昇トレンド
①満月を境に上下切り返す動き
②月食がその後の大きなトレンドを示唆
■2020年(NASDAQ-ナスダック)と新月満月チャート
2020年のNASDAQは3月下旬の大暴落以降は、急激な切り返しで上昇トレンドとなりました。NASDAQ市場だけでなく米国株全体で、この状況を共有し、日本株や仮想通貨市場にも影響を及ぼしました。
2020年のNASDAQは満月(赤丸)を起点とした大幅暴落が2度あり、新月(黒丸)を起点に切り返して価格上昇するような動きがみられました。
また、年初の大暴落の起点に月食日食があり、半ばと年末の月食日食は大幅上昇の起点となりました。
相場状況:3月下旬の大暴落以降上昇トレンド
①満月を境に暴落2回
②新月を境に複数回上昇
③月食、日食後に大きなトレンド発生
■2019年(NASDAQ-ナスダック)と新月満月チャート
2019年のナスダック市場は、NYダウ同様、年初から一貫して上昇トレンドでした。
年間を通して上昇トレンドでしたが、満月(赤丸)後に小規模下落をして押し目を形成するような動きが複数回見られました。また、押し目となる所からの切り替えし上昇には新月(黒丸)近辺で起こることが複数回見られました。
NYダウと同様に、年始の日食月食(黒丸)後は強い上昇トレンドをつくっていき、年半ばの日食月食(黒丸)でも上昇トレンドを継続しました。但し、年半ばの月食直後(赤丸)は中規模の下落をつくりました。
相場状況:通年上昇トレンド
①満月を境に下落の動きが複数回あり
②新月以降上昇へ切り返す動きが複数回あり
③日食月食後に大きな上昇トレンド発生
④月食直後に中規模の下落発生
■2018年(NASDAQ-ナスダック)と新月満月チャート
2018年のNASDAQは年末まで上昇相場に見えましたが、年末に底抜けの暴落に至りました。
2018年のナスダックは新月(赤丸)を高値としてその後下落というパターンが複数回あり、満月(黒丸)を境に切り返して上昇という現象も多く見られました。
また、日食月食後に2度とも小~中規模下落がありました。2回目に関してはその後さらに大きく上へ振ってから(騙し)年末の大暴落までの下落を作り出しています。インパクトの大きい下落と日食月食は縁が強いように思います。
相場状況:年末まで上昇トレンド寄りのレンジ~年末まで大暴落
①新月を境に下落する動き、満月を境に上昇する動きが複数回あり
②月食近辺で小~中規模下落、2度目は騙し+大幅下落へ
■米国株(S&P500)株価指数
2018年~2022年の5年間のS&P500株価指数と新月・満月を重ねた全体チャートとなります。
・黄線-満月(うち月食は赤線)
・青線-新月(うち日食は太線)
※満月新月当日に米国市場が開いていない場合は翌営業日になっています。
2020年3月の大暴落以降のS&P500は、ダウ、ナスダック同様、アメリカ政府による異次元のバラマキによって勢いのある右肩上がりでした。しかし、2022年に入ってからのS&P500は1年を通して右肩下がりとなりました。
■2022年(S&P500)と新月満月チャート
2022年のS&P500は全体でみると年間を通して下落トレンドでした。
2022年のS&P500はNASDAQ同様、満月(赤丸)新月(緑丸)前後から下落というパターンが多く見られました。
日食月食についても、年の前半のものは、上へ一度大きく振って(騙し)その後大幅下落という結果をつくり、年後半のものについては2023年2月現在まだ結果が出ていませんが、今のところ、上へ大きく振る段階までは共通している状況です。(ダウ、ナスダック参照)
相場状況:少なくとも10月いっぱいまで下落トレンド
①満月新月を境に下落する動きが顕著、稀に満月後に切り返して上昇
②少なくとも年前半の日食月食の後は、上に振り(騙し)大幅下落
③年後半の日食月食の結果はまだ不明
■2021年(S&P500)と新月満月チャート
2021年のS&P500もダウ、NASDAQ同様、圧倒的な上昇トレンドでした。
ダウやNASDAQでも見られた現象ですが、S&P500についても新月付近で高値を付けて、一旦少し下落して押し目をつくるような動きがみられました。また、満月から切り返して上昇するような動きも複数回見られました。
日食月食についてもS&P500はナスダックと近く、年半ばの日食・月食直後もさほど下落せず、その後の上昇を後押しする結果となりました。年後半の月食については、翌年からの大暴落の起点となったのは米国株全体で同様の動きをしています。
相場状況:圧倒的な上昇トレンド
①新月を境に小幅下落で押し目をつくる動き
②満月から切り返し上昇が多数
③月食日食がその後の大きなトレンドを示唆
■2020年(S&P500)と新月満月チャート
2020年のS&P500は3月下旬の大暴落以降は、急激な切り返しで上昇トレンドとなりました。S&P500だけでなく米国株全体で、この状況を共有し、日本株や仮想通貨市場にも影響を及ぼしました。
2020年のS&P500では満月(赤丸)を起点とした下落が複数回あり、新月(黒丸)を起点とした上昇も複数回ありました。
また、ダウやNASDAQ同様、月食、日食がその後の大きなトレンドをつくりました。
相場状況:3月下旬の暴落以降、上昇トレンド
①満月を境に上下切り返す動きが複数回発生
②新月で切り返して上昇する動きが複数回発生
③日食月食の後、大きなトレンドが発生
■2019年(S&P500)と新月満月チャート
2019年のS&P500は他の米国株と同様、年初から一貫して上昇トレンドでした。
2019年のS&P500では満月後の小幅下落も複数回見られましたが、新月後(黒丸)の切り返し上昇が顕著に複数回見られました。
ほぼナスダックと同じになってしまいますが、日食月食後に大きな上昇トレンドを発生させたというのが顕著にみられました。但し、月食(赤線)直後については小~中規模下落が2回ともみられました。
相場状況:年通して上昇トレンド
①満月を境に小幅下落する動きが複数回
②日食月食の後、大きな上昇トレンドを形成
③月食の直後は小~中規模下落が発生
■2018年(S&P500)と新月満月チャート
2018年のS&P500はNYダウ同様、年末まで上昇寄りのレンジ相場か??と思いきや、年末に底抜けの暴落に至りました。
2018年は満月(赤丸)新月(緑丸)前後を高値に下げる傾向が多めでした。また、満月を境に切り返して上げる傾向も複数回見られました。
月食については、今回もその後の下落を示唆している印象で、年後半の日食月食日食のコンボの後は、一旦上へ大きく振った後に、大暴落に繋がりました。大暴落と月食の関係性がこの年にも実現しました。
相場状況:上昇寄りのレンジ~年末暴落
①満月新月を境に下げる動きが複数回見られる
②月食後の大幅下落、年後半の日食月食日食コンボの後は、上に振り(騙し)大幅下落
■仮想通貨(BTC/USD)チャートから見る新月満月とビットコイン価格の相関関係
2018年~2022年の5年間の仮想通貨(BTC/USD)価格と新月・満月を重ねた全体チャートとなります。
・黄線-満月(うち月食は赤線)
・青線-新月(うち日食は太線)
※仮想通貨市場は年中開いているため、他市場と異なり、満月・新月ジャストの日付となっています。
2018年に最高値を更新したBTC価格は2018年末と2020年3月の米国株暴落時に底を固め、2018年から4年後となる2021年には最高値をさらに更新しました。ナスダックと連動する時期があると言われていますが、基本的には独自の4年リズムに今のところ最も忠実で、米国株とはおおよその景気の動向を共有している印象です。2022年はBTCだけでなく仮想相場全体が1年間下落し続けることとなりました。
■2022年仮想通貨(ビットコイン/BTC-USD)
前年2021年の最高値更新の影響もあり、その翌年という事もあって、2022年のBTC市場は圧倒的な下落トレンドでした。
圧倒的な下落トレンドなので、あまり意味がないかもしれませんが、満月(赤丸)新月(緑丸)後の大幅下落が目立ちました。また、切り返し反発上昇についても満月(黒丸)が起点となっていることが多いようでした。
また、年前半の日食月食後に大暴落+下落トレンドが起こり(日食後、テラルナショック発生)11月のFTXショックは月食当日の深夜から起こりこちらも仮想通貨全体で大暴落を引き起こしました。その日は天王星食も同時に起こる珍しい天体イベント日でした。
相場状況:年初から通年下落トレンド
①満月、新月を境に上下切り返す動き
②日食月食の後に業界を震撼させる事件が起こり大暴落
■2021年仮想通貨(ビットコイン/BTC-USD)と新月満月チャート
2021年は年の前半と後半にそれぞれ最高値を付け、仮想通貨市場はバブル状態でした。
新月(緑丸)に高値を付けて下落し、満月前~満月頃に底から切り返して反発する動きが顕著でした。
仮想通貨バブル時にも月食(赤丸)後に下落するということが2回中2回実現していました。
相場状況:仮想通貨バブル
①新月前後に高値をつけ下落、満月を境に上へ切り返す動き
②月食の後に大幅下落
■2020年仮想通貨(ビットコイン/BTC-USD)と新月満月チャート
2020年の仮想通貨BTCは、米国株の大暴落した3月下旬に付き合って底をつけ、以降は加速する上昇トレンドでした。
満月を中心に、上下切り返しをしている印象でした。
日食、月食後はその後の上昇トレンドを示唆しました。(これについては通年上昇トレンドだったので当然かもしれません)通常みられる月食後の下落も非常に小幅であり、ほぼ影響なしという印象です。
相場状況:3月下旬の米国株の墜落以降、上昇トレンド
①満月を境に上下切り返す動き
②日食月食の後、上昇トレンド
③通常みられる月食後下落もほぼ無風
■2019年仮想通貨(ビットコイン/BTC-USD)と新月満月チャート
2019年の仮想通貨BTC相場は、年の半ばに2017年2018年の仮想通貨バブル+大暴落後、初の上昇トレンドと山を形成しました。年後半は下落に転じました。
この年も新月(赤丸)前後が高値となっているケースが複数回見られました。
年初の日食月食は、そこからの上昇トレンドを示唆し、年半ばの日食月食を境に下落トレンドへ転じるという象徴的な動きをしていました。
相場状況:バブル後初の上昇トレンド、年半ばから下落へ
①新月を高値に下落する動きが複数回見られる
②日食月食の後、トレンドが明確に
■2018年仮想通貨(ビットコイン/BTC-USD)と新月満月チャート
2018年は、2017年年末の仮想通貨バブル高値をほぼ維持した価格からBTC相場は大暴落の1年となりました。
2018年に関しては、満月を境に切り返す動きが非常に顕著でした。
通年下落トレンドでしたのであまり参考にはなりませんが、日食月食を機に下落トレンドを続けていくという傾向がみられました。
相場状況:通年激しい下落トレンド
①満月を境に上下切り返す動き
②日食月食の後、下落トレンド継続
コメント