- ◆【ベルギー大使館】足元の平等・多様性・選択の自由が成立していることを瞬速コメントしアピール!/「#KuToo movement」に意見した海外団体twitter画像
- ◆立憲民主党【尾辻かな子議員】が【根本匠厚生労働大臣】【高階恵美子厚労副大臣】へ質問 男性へ27センチのパンプス試着会!運動を支持/「#KuTooムーブメント」に意見した政治家画像
- ◆【ハフポストオフィス】足元の選択の自由が成立していることを企業としてアピール!/「#KuToo movement」に意見したメディア
- ◆慶應義塾大学特任准教授・プロデューサー【若新雄純さん】「ハイヒールは女性が社会進出した証」というような精神論を見直す時代の変わり目だとムーブメントに一定の評価/「#KuToo運動」に意見した有名人・著名人
◆【ベルギー大使館】足元の平等・多様性・選択の自由が成立していることを瞬速コメントしアピール!/「#KuToo movement」に意見した海外団体twitter画像
問題の本が出版される前、石川優実さんが厚生労働大臣への要望書を提出した翌日、瞬速で足元の平等と選択の自由を表明したのは日本のベルギー大使館でした。
とてもユニークで愛情のある応援のように私には思えるのですが、このtwitter投稿に対する国内の反応や批判はかなり酷いものでした。
さらに、2011年5月にベルギーがイスラム教徒の女性の衣装である「ブルカ」や「ニカブ」を着用することを国として全面禁止する国となっていたことを指摘する投稿から、大きな批判へと発展してしまいました。
【ブリュッセル=共同】イスラム教徒の女性が全身を覆う衣装「ブルカ」や「ニカブ」を公共の場所で着用することを全面的に禁止する法案が25日までにベルギー議会を通過、ベルギーがフランスに次いで欧州で2番目にブルカを全面禁止する国となることが確定した。ベルガ通信が伝えた。
引用元:『日経新聞』2011年5月26日
た、確かに(;’∀’)
これらの炎上に対して、「素直に、いい国だなぁ、と思います。 リプ欄の酷さで、日本の息苦しさが如実にわかる。。」という危機感を素で表現されている方も少数ですがいました。
◆立憲民主党【尾辻かな子議員】が【根本匠厚生労働大臣】【高階恵美子厚労副大臣】へ質問 男性へ27センチのパンプス試着会!運動を支持/「#KuTooムーブメント」に意見した政治家画像
石川優実さんが厚生労働省に要望書を提出した翌々日にあたる2019年6月5日、立憲民主党の尾辻かな子議員は衆議院厚生労働委員会にて根本匠厚生労働大臣に対し質問を投げかけます。
画像:尾辻かな子議員
今回このような要望書が出されたことに対する大臣の受け止め、さらに今後の対応についてもお聞きしたいと思います。
(中略)
ハイヒールやパンプスが義務付けられる必要はあると思われますか?
引用元:『j-castニュース』2019年6月6日
それに対する根本匠厚生労働大臣の答弁はこのようなものでした。
画像:根本匠厚生労働大臣
ハイヒールやパンプスの着用を強制する、指示する、これはいろんなケースがあると思いますが、社会通念に照らして、業務上必要かどうかということ、これは社会慣習に関わるものではないかなと思います。だからそういう動向は注視しながら、働きやすい職場づくりを推進していきたいと思います
引用元:j-cast.com
また、尾辻かな子議員は高階恵美子厚生労働副大臣に対しても同性として、女性が職場において靴がハイヒールやパンプスに限定して義務付けられることについてどう思うかを尋ね、それに対して高階恵美子厚労副大臣はこのように述べています。
画像:高階恵美子厚労副大臣
そもそも職場でそういった義務付けをしているところがどの程度あるのか承知しておりませんが、一般的に言って、その業務の必要な範囲、そして安全性が確保される環境の中で労働者には仕事していただけるように、みんなで環境整備をしていくのが職場の考えだろうと思いますので、強制されるものではないのだろうと思います
引用元:j-cast.com
どうして政治家さんたちは、このようなまどろっこしい言い方をするのかは分かりませんが(笑)、内容としては以下の通りです。
●社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲を超えなければ、ハラスメントに当たらない
●頂いたご意見は真摯に受け止める
●ハイヒール・パンプスの強制を禁止し、企業に通達を出す等については現状考えていない
まとめてみると、「んなもんは業務に必要かどうかで企業が適宜決めてうまくやっていいことじゃないの」という正直真っ当な意見にみえます。
◆永田町議員会館でKuTooキャンペーン主催石川優実さん「#KuToo パンプス押し付けにさよなら!緊急院内集会」を開催し、尾辻かな子議員が「性暴力に結びつく」と意見。27センチパンプス試着会で革靴との違いを体験
前述の質問後の2019年6月11日、東京永田町の衆議院議員会館では「#KuToo パンプス押し付けにさよなら!緊急院内集会」が開かれ、石川優実さんはさらにこれまでよりも強いメッセージ性を含む言葉を残しています。
画像:尾辻かな子公式ページ
当たり前だと思っていることに潜む小さな性差別が、大きなセクハラや性犯罪、性暴力に結びつくと思っている
引用元:『BLOGOS』2019年6月11日
かなり
デカい話になってきました。
衆院厚生労働委員会で5日に質問を行った尾辻議員は、「沈黙では世界を変えられない。一緒に声を上げ、つながり、大きな流れにしていこう」と激励のあいさつをしました。
引用元:BLOGOS
画像:BLOGOS
そして、この日には靴屋「ジェイフット」代表を務める伊藤潤さんのご協力で、男性が履ける27センチパンプスを会場に用意し、男性にも革靴とパンプスを同列で考えてはいけないという違いを体感してもらうため試着会を行ったようです。
◆【ハフポストオフィス】足元の選択の自由が成立していることを企業としてアピール!/「#KuToo movement」に意見したメディア
2019年6月5日、#KuTooムーブメントを応援している印象のハフポストオフィスではその日の社内の靴の様子を写真で投稿していました。形式としてはベルギー大使館の初動での投稿と近い印象です。
画像:https://togetter.com
きょうのみんなの足元はこんな感じでした みなさんの職場ではどうですか? ご意見を聞かせてください。
単純に羨ましい(笑)
私の以前の職場は、たとえ来客や外出が無くてもヒールを履くことを女性上司から厳しく強制されていました。
夏場に周りの男性ががクールビズでポロシャツ仕様で働いていても、私がベージュのオープントゥのヒールを履くことは「フォーマルじゃない」と注意勧告される状況にあり、社内サンダルも禁止でした。
パンプスも大好きだけど、ハードに一日動くための靴じゃないよね。職場はもっぱらべた底か太めローヒール。十分スーツ勢と並んで違和感ないわ。
就活・職場でのパンプスやヒール、強制しないで。「#KuToo」署名活動に反響、厚労省に提出へ | ハフポスト https://t.co/zEDYqemqBn
— さざん (@_todayisagift) May 31, 2019
余談ですが、同じ靴を同じフロアの男性職員にはスマートなデザインで素敵と褒められました(;’∀’)。感性の違いにかなり男女では開きはあるようです。でもだからと言って・・・
#KuTooは
女性差別の問題
ほんとに??
???
女性の立場をナメられたくないという上席の女性が、切り開いてきたその女性としてのポジションを社内で今後も確保し続けていくために、自分以下の女性たちにも厳守させる習わしというものもあるのかも(?)しれないというぼんやりした体感が私にはあったりもします。
女性の上席のおかげで享受している恩恵があるのかも(?)しれないと考え始めると、ほんとうに正直いったい何をどうしていいのか分からなくなってきます・・・。現代で差別よりも顕著なのは人間の執着心である気もしてきます。
とはいえ、ついでに報告すると、
会社を辞めて
一番変化したのは
足のカタチです(爆)
◆慶應義塾大学特任准教授・プロデューサー【若新雄純さん】「ハイヒールは女性が社会進出した証」というような精神論を見直す時代の変わり目だとムーブメントに一定の評価/「#KuToo運動」に意見した有名人・著名人
先ほどの私の実体験での話に近い話がここで登場してきます。
慶應義塾大学特任准教授の若新雄純さんも大学時代の女性の友人が疲れそうなパンプスに対して「女性が社会進出した証だと思っているので、辛くても気を緩めたくない。これで身を引き締めている」という話が合ったということを例に挙げ、このように分析し、意見を述べています。
画像:abema times
昔は何より、
精神論が求められた。
パンプスやヒールにしてもそうだし、男性のスーツ、革靴、カバンにしても、実用性というより、”なんとなくきれいで安心感があるから”という理由で使われているのだろう。それらを我慢して使うところに社会人の覚悟やステータスがあるんだ、という雰囲気があった。それが、”僕らにとって本当にそれでいいの?”という視点で語られるようになってきた、時代の変わり目だ
引用元:『abema TIMES」2019年6月7日
ええ恰好から
いい具合に。
昔から社会人に求められてきた覚悟や我慢、見た目の安心感よりも「実用性」と「個人の生き方」を見直す時代の変わり目なのではないか、ということを語っていました。
そういう意味では#KuTooはやっぱり、男性に対しても可能性を広げられる含みがあるのを感じます。
⇒次ページ【小池百合子さん】~
コメント
はじめまして。大変面白く読ませて頂きました。Kutooについては知っていたのですが、石川さんがなぜそんなに批判されるのか、恥ずかしながら存じ上げなかったので、なるほどと思いながら拝読しました。石川さんに限らず主義主張を唱える方の中には、「女性差別の問題」「男性から差別される」という風に論点がずれていく方が多いような(本人からしたらずれてるわけではないのかもしれないけど)印象を受けます。私も、他の著名人の方がコメントしていたように、Kutooが男女問わず「選択権を与える」という問題提起であるべきだと考えています。また、主さんがまとめておられたように、男性ならではの息苦しさも当然あると思うので、主語を過度に大きくしたりだれかを敵視する形ではなく、それぞれの息苦しさやつらさを共有できるような社会であってほしいなと思います。
しかし、「風習に反対の声を上げる」「フェミニスト」などの行為や存在自体に嫌悪を示す方(男女問わず)はTwitterなどでは見かけることも多いので、主張を訴えることすら許さない方が多いのは世間の生きづらさを感じます。長くなりすみません。勉強になりました。
とてもあたたかい感想をお寄せいただいてありがとうございます。こちらの記事を作成した当初は世界でコロナの問題もまだ起こっていない時期でした。当時の私の違和感としてあったもののひとつに、SNSというこれまで以上にたくさんの人々と意見を共有し繋がることが出来る魔法のツールが、まだ使用者である私たちの感性や思考の整理が追い付いていないところで、思わぬ争いや対立構造をつくりやすい状況にもなってしまっていることがありました。
2020年のコロナ大流行によって激変する社会の節目を経て、私たちは「人々とつながることが出来る喜び」や「国内男女で闘っている場合ではない」ことに気づきつつあると思います。また、女性が意見や権利を主張できる土壌は世界的にも歴史的にも「国家が強く豊かである」という事に帰属していることを考えると、女性こそ、この「あたりまえではない豊かさを獲得している日本」の国防について真剣に考えていくべきシーンになっているとも主観ですが感じています。
こちらのブログも立ち上げから数年経過し、今後の運営についての岐路にありましたので、私の方が漣さんからコメントを頂けてとても励みになりました。私なりに力を入れてつくった1つでもあったので、とても嬉しかったです。心よりお礼申し上げます。