2018年の流行語大賞にノミネートされた程、時代を待っていたかのように流行しつつある「グレイヘア」ですが、言葉としてはまだ認知されていなかったものの既に随分前から「グレイヘア」を取り入れ積極的に新しいオシャレを存分楽しんでいる方々は思いのほか大勢いたようです。
今回は、カワイイ!カッコイイ!お洒落!なグレーヘアを楽しんでいる「グレイヘア」有名人女性、芸能人女性の方々を中心に情報を集めてみました。これを見たら憧れになりそう!グレイヘアは年齢を重ねていく楽しみの旅です。
- ◆グレイヘア80代有名女性>上皇后陛下 美智子さま(第125代天皇の皇后】 1934年生まれ 慈しみのグレーヘア 画像
- ◆グレーヘア40代有名人女性>朝倉真弓さん(作家・グレイヘアリスト)1971年生まれ 画像
- ◆グレイヘア70代有名人女性>有元葉子さん(料理研究家)1942年頃生まれ グレーヘアの佇まい
- ◆グレイヘア50代芸能人女性>相楽晴子さん(女優)1968年生まれハワイ島でオフグリッド生活!グレーヘアも自然の力のままに 画像
- ◆グレイヘア70代有名人女性>飯野晴子さん(コメンテーター・プロデューサー)1943年生まれ グレーヘアの先駆け「ソルトン セサミ」
- ◆グレイヘア70代有名人女性>加藤タキさん(コーディネーター)1945生まれ グレーヘアの移り変わりに素敵な季節感 画像
◆グレイヘア80代有名女性>上皇后陛下 美智子さま(第125代天皇の皇后】 1934年生まれ 慈しみのグレーヘア 画像
2019年、令和時代が始まり、上皇后陛下となられた美智子さまは日本で最も有名で、最も美しい「グレイヘア」女性と言えるのではないでしょうか?
今でこそ日本中から憧れの存在となっている上皇后陛下・美智子さま(正田美智子嬢)ですが、1959年に当時の皇太子明仁親王と成婚された際には、初めての平民からの入内という理由で旧皇族・旧華族らにそのご結婚は大変強く反対されていたと言われています。
皇太子妃は「皇族(臣籍降下後の旧宮家)か五摂家(伯爵以上)といった特定の旧華族」に属する女性から選ばれるのが習わしとされており、「平民から妃を迎える」ということが考えられなかった時代で、1958年(昭和33年)の正田美智子嬢入内は、旧皇族・旧華族らに強く反対された。
引用元:Wikipedia
一方、一般の国民の間では美智子さまのその美しい姿とお人柄に憧れる民で溢れ、1959年4月10日のご成婚パレードでは53万人もの市民が沿道に集まってお二人のご結婚を喜び、新しい時代の到来と期待を胸に歴史的な1日を目に焼き付けたようです。
ミッチーブームが起こった当時に少年だった私の父は、人生で一番美しい人を見たと子供ながらに想い、若い頃の皇太子妃・美智子さまのお姿を思う時、その気持ちは今も変わらないと言っています。
平成という時代を迎え、天皇・皇后両陛下として即位された1989年には美智子さまは「グレイヘア」の最初の季節を迎えていました。
画像:buzzfeed.com
即位後も、皇后美智子さまに対する心無い報道メディアからのバッシングが続き、皇太子徳仁親王が小和田雅子さまとご結婚された4か月後にあたる1993年の10月の皇后美智子さまの59回目のお誕生日の日に、美智子さまは赤坂御所内で突然倒れられます。強いストレスによる失声症と発表され、とてもお辛い時間を過ごされました。
しかし、その後、愛する家族の力を借りて心をしっかりと回復された美智子さまが声を取り戻し周りに語った言葉は「もう大丈夫。私はpurify(浄化)されました。」というものだったそうです。
画像:buzzfeed.com
平成の時代、天皇皇后両陛下はお立場を懸命に模索されながら、国民が悲しみに負けないように、その悲しみに寄り添う活動を精力的にされてきました。
画像:buzzfeed.com
皇后美智子さまご自身が悲しみに暮れていたとき、ご家族と本が与えてくれた大きな力のように、平成の時代の数々の悲しみに対して、当時の天皇皇后両陛下は惜しみない慈愛の心と共に、これまでのどんな時代の天皇よりも国民に寄り添い、できる限りの活動をしてこられました。
そのお姿は目の前の被災地の方々だけでなく、悲しみを背負った日本中の人々を癒すことになりました。
画像:buzzfeed.com
現在は生前譲位をされ、上皇陛下と上皇后美智子さまはご夫婦としてようやく安らげる時間を迎えられたのだろうか、と私はよくふと考えるのですが、きっと上皇陛下と上皇后美智子さまにとっては、何よりも大切な時間がようやく訪れたのかなと思えて、じんとしてしまいます。お揃いの「グレイヘア」できっと微笑みあって暮らされていることでしょう。
◆グレーヘア40代有名人女性>朝倉真弓さん(作家・グレイヘアリスト)1971年生まれ 画像
朝倉真弓さんは自身も既に40代で白髪染めから決別した白髪の専門家として、「グレイヘアリスト™」を自称しています。現在は「グレイヘア」について書籍や雑誌コラム、テレビなどのメディアへ発信しています。
画像:朝倉真弓公式Instagram
現在、朝倉真弓さんは「グレイヘア」で輝く女性の提案をする若手の作家として注目されています。
画像:朝倉真弓公式Instagram
朝倉真弓さんのその活気のある活動から、いつも時代の先端を映し出すシャンプーのCMにも起用され、まさに新しい女性の価値観である「グレイヘア」を牽引する代表的な顔となりそうです。
画像:Dove JP公式youtube
生き生きした表情が印象的な素敵なCMとなっています。
◆グレイヘア70代有名人女性>有元葉子さん(料理研究家)1942年頃生まれ グレーヘアの佇まい
料理研究家として、その佇まいやお洒落で気の利いた料理がとても人気の高い有元葉子さんですが、現在も素敵な様子は変わらず、「グレイヘア」もごく自然体の有元葉子さんらしいものとなっていました。
画像:講談社BOOK倶楽部
とある情報に有元葉子さんは昭和36年に女子学院高等学校卒業されていらっしゃるということで、そこから逆算をすると1942年前後生まれで77歳位の年齢ということになります。信じられない若さと透明感です。
特別な決意や意識をするという儀式もなく、有元葉子さんは自然体のままのスタイルで素敵な「グレイヘア」になっているようです。もともと洗練された暮らしのスタイルを若い頃から確立していた様子がその言葉にも表れています。
毎日の小さなことの積み重ねで、1年後、5年後、10年後、20年後の自分ができていきます。
最初はうまくいかなくても、「そのうちなんとかなるでしょ」という気持ちであきらめずに続けてきたことはたくさんあって、そういう毎日の“こつこつ”で、今ようやく「なんとかなっている」という感じでしょうか。
私にとっては、それが自分らしい「習慣」なのかも。
今日食べているものが、今日考えていることが、今日やったことが、確実に未来の自分につながっていると思います。引用元:講談社BOOK倶楽部
有元葉子さんは「グレイヘア」に限らず、年齢を重ねるごとに、魅力的なひとになるためには?ということを料理やライフスタイルを通していつも考えてこられたようです。
画像:講談社BOOK倶楽部
立ち姿勢も有元葉子さんの若々しさに影響していそうですね。とても美しい姿勢で料理をされているお姿でした。
◆グレイヘア50代芸能人女性>相楽晴子さん(女優)1968年生まれハワイ島でオフグリッド生活!グレーヘアも自然の力のままに 画像
女優の相楽晴子さんはバブル前後の時代にドラマやバラエティ番組のMCとして活躍した芸能人女性です。1995年に結婚され、それを機会にロサンゼルスへ移住。そして、2003年からはハワイオアフ島に移住されていました。
画像:Amazon
オアフ島時代には髪の毛をブラウンに染めていらっしゃったとみられる相楽晴子さんでしたが、2019年1月に意を決して、ハワイ島での「オフグリッド生活」へ入られます。
オフグリッド生活とは、電気会社からの電力供給に頼らない生活を営むことです。
画像:4travel.jp
相楽晴子さん一家の現在の暮らしでは、電気だけでなく、水道、ガスに関しても大手の会社からの供給を待つ形ではなく、必要な分を自分たちで準備し、農作物も出来る限り自分たちの手でつくるという自給自足に近い形の生活をされています。
画像:『直撃!シンソウ坂上』
何もしないという美しさ
この言葉を口にしたのは相楽晴子さんではなく、相楽晴子さんご夫妻の暮らしを見てきた娘のジョイさんの口から出てきた言葉でした。
画像:『直撃!シンソウ坂上』
神さまの力、自然の力、考えに自分たちも心を寄せて共生していく。そんな気持ちがじんわり伝わってくる相楽晴子さんは「グレイヘア」と共にピカピカの笑顔を手に入れていました。
◆グレイヘア70代有名人女性>飯野晴子さん(コメンテーター・プロデューサー)1943年生まれ グレーヘアの先駆け「ソルトン セサミ」
コメンテーターとして活躍する飯野晴子さんも「グレイヘア」の先駆けの女性と言われています。元々は、35歳で離婚後初めて就職し、ロエベ、フェラガモ、ポルシェ等数々のラグジュアリーブランドの広告代理店営業ウーマンを担当していたということです。
画像:ミモレ
グレイヘアより先輩!
というのはまだ「グレイヘア」という呼び名が確立する以前から、飯野晴子さんは歌手の中尾ミエさん、国際コーディネーターの加藤タキさん、元イッセイミヤケ副社長の小室知子さんと共に「チーム ソルトン セサミ」というものを結成していたそうで、
この「ソルトン セサミ」というのが“ごま塩”ヘアを飯野晴子さんの娘さんが英語にしてつけたものだったという事なのです。ですから、「グレイヘア」よりセンパイ(笑)。
結成した2007年当時の年齢が60を超えているわけですから、髪に白いモノがあったとしても不思議ではないですし、「白髪があってもいいじゃない」という考えをそれぞれが持っていたので、自然となるべくしてなった名前なのかな、と感じています。
引用元:ミモレ
このように時を経てグレイヘアが世の中に認知されるようになったのは、本当に嬉しい限り、と飯野晴子さんはグレイヘアブームに喜んでいるようです。
飯野晴子さん自身、白髪が目立つようになったのは45歳前後だったということで、「これを何とかしなければ!」とまさに「どう染める?」「どう隠す?」ということを考えていたそうです。海外へ行くたびに自宅で簡単にできる“フロスティングセット”購入して持ち帰っていたそうです。
現在では「染めない方法」「白髪を生かしたスタイル」へと移行し、「チーム ソルトン セサミ」のメンバーと一緒にチャリティー活動を定期的にされているようです。
画像:ミモレ
飯野晴子さんは「グレイヘア」についてこのように語っています。
白髪が目立ち始めると気が重いと言う女性もいるでしょう。確かに私もそう感じた頃がありました。
でもね、今の自分がとても好きなんです。この髪色も、スタイルも。見た目の変化もありのまま受け入れて、年を重ねる素晴らしさを皆さんにも感じて欲しいですね。
年を重ねる素晴らしさを皆さんにも感じて欲しい!
やはり、女性にとって、そこが楽しく年齢を重ねるコツなのかもしれません。
◆グレイヘア70代有名人女性>加藤タキさん(コーディネーター)1945生まれ グレーヘアの移り変わりに素敵な季節感 画像
加藤タキさんも「チーム ソルトン セサミ」として、飯野晴子さんや歌手の中尾ミエさんと共に昔から素敵に年齢を重ねることを楽しんでこられた「グレイヘア」大先輩のカッコいい豊かな女性です。
画像:ミモレ
こうして写真を見ていくと、単に「グレイヘア」と言ってもその中で段階を踏んで、季節の風景のように移り変わっていき、その時々でいろいろな楽しみ方、イメージがあるようで愛らしくなりますね。
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