今回は、高橋洋一さんのホロスコープと各天体の星座を調べていきます。
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■高橋洋一さんの西洋占星学ホロスコープ、各星座算出のための概要(生年月日、出身地、国籍、出生時間)
高橋洋一さんは東京大学理学部数学科出身の日本の経済学者です。ノーベル経済学賞を受賞したベン・バーナンキの元、数量政策学者としてマクロ経済学の研究をされてきたという、日本にはなかなか出てこないタイプの「理系で英語が使える」団塊世代の元大蔵・財務官僚です。
直近の日本の政権(小泉政権、安倍政権、菅政権)を縁の下で支え、経済政策・財政政策・金融政策の面で重要な影響を与えてきた人物でもあります。
2008年に国家公務員を退官するときには、それまで内閣参事官でしたが、財務省には復職しないという異端児っぷりを発揮し、その直後には「官僚国家日本を変える元官僚の会」を発起人の1人として設立。現在は幹事長を務められています。
その活動はyoutubeへも発展し、一般人には見えない日本メディア界の闇や、官僚のねらいや手口、政治家の手口を前もって予見し、怖いものなしの毒舌と圧倒的な数値的・統計的エビデンスをもって痛烈批判と注意喚起を展開しています。
あまりにも分かりやすく勉強になるyoutube番組「高橋洋一チャンネル」での反響もあり、一時メディアが大騒ぎした「さざ波発言問題」についても、高橋洋一さん及び世論の中ではすでにそのこと自体が「さざ波」と化してしまったという圧勝の状況です。
高橋洋一さんは学生結婚をされていたという事で、財務省批判だけでなく、もともと根底に「燃え上がるパッション」をお持ちなのだと思われます。映画に係るチャンネルもお持ちである為、ロマン値数も高そうです。
●国籍:日本
●出身地:東京都豊島区
●出生時間:不明
早速、ここから高橋洋一さんの星を調べて行ってみましょう。
■高橋洋一さんの西洋占星術ホロスコープ(※正午算出)
高橋洋一さんの天体の星座配分を見ていくと、非常に高い比較分析能力があることになるほどと思える構成となっていました。
ホロスコープ算出資料:ARI占星学総合研究所
高橋洋一さんは出生時間不明のため、正確な各星座の度数、Asc、Dsc、MC、IC、各ハウスは不明となり、星座同士の境に近い場合は隣り合う星座に該当してくる場合もあります、詳しくは、以下ページをご確認ください。
■高橋洋一さんの各天体の属する星座を調べてみた
高橋洋一さんの10天体の各星座を調べ、そこから読み解けることについてランダムに記載していきます。
■高橋洋一さんの「太陽星座」は比較分析能力に長け、秩序ある状態に整える「乙女座」
高橋洋一さんの太陽星座は「乙女座」です。太陽星座は社会的な自分を表すと言われています。
人がもつ各性質というのは、基本的な10天体の所属する星座の性質のMIXとなる為、太陽星座だけを取り挙げる「星占い」について、私はずいぶん乱暴なやり方だなと日頃思っている方です。
しかし、そうはいえども太陽星座や月星座というものは個人へ与える影響が他の天体よりも圧倒的に大きいため、例外的な星配分でなければ、おおよその性質については把握できるものなのかもしれないなと思い始めてきました(爆)※後に高橋洋一さんの太陽星座の影響がなぜここまで強いのか?の理由が発覚します。
それくらい、高橋洋一さんの「乙女座」は太陽星座として強烈に効いていることが分かり、高橋洋一さんはそういう意味で非常に「乙女座らしい乙女座」です。
乙女座は、完全に現実世界で生きている星座であり、社会の中で機能的人間であろうとすることをモットーとしています。
比較分析能力に長けており、そこから導き出した合理的かつ論理的な「根拠ある結論」を示すことで物事の問題点を明確に指摘することが得意です。
その指摘は、大抵の場合は数値的(あるいは論理的)エビデンスを伴った誰から見ても真っ当な意見であることから、乙女座が問題を指摘する時には非常に批判精神が高くなる傾向にあります。(勝ちを確信しての痛烈辛口批判となる。)単なる悪口ではなく、論理性、合理性、整合性、効率性、費用対効果の観点から言ったど正論をエビデンスを加え発信していきます。
絶対に敵にしたくない乙女座w
乙女座は準備にかなりの時間をかけるタイプであり、そのエビデンスは100点を目指します。(これが概要を重視する双子座と違うところです。)几帳面で正確な事務が得意でもあり、管理能力も優れているため、もろもろ随所に潔癖で完璧主義なところがにじみ出ます。
厄介なのは、自分がそうしてこだわりのある所に対してだらしない人間が何よりも嫌いであるというところです。さらにあらゆる点で無駄が嫌いで、時間的浪費、精神的浪費、金銭的浪費というコスパの悪いものが(基本的には)すべて嫌なので、ブランドものを購入するというような感性はあまりありません。コスパと機能性を重視します。
また、管理能力が優れているという点から言うと、資金管理が得意でかつ性格的に実直なので、経済的面での問題を抱えることは他の星座に比べ少ないのではないかと思います。
また、しばしばスケジュールの変更を嫌う場合があります。特に自分都合で相手のスケジュールを変更させるという事がなぜか死ぬほど嫌いな場合があり、自分が体調不良でも命がけで這ってでも出席するような不思議なところがある場合があります。
いい意味で言えば律儀で義理堅く、人に配慮する性質があります。口は悪いですが、大前提、乙女座の根幹にあるのはいつも「奉仕の精神」だからです。
物事が秩序ある状態で整理されていることを好みます。決まったことが定時にきちんと進む状態が維持されているというような、そうした秩序ある状態にするために寄与しようという熱意があります。なぜなら自分で管理できない状態(無秩序)にあることが最も乙女座にとってはストレス度の高い不快なことであるためです。
ですから、公私ともに決まったルーティンで毎日が進んでいる傾向にあります。
その他、乙女座特有の性質として「どこか憎めない愛嬌がある」というものがあります。この特殊能力のおかげで、乙女座には口は悪いのに人気者という方が多いです。先ほども言いましたが、根底に「奉仕の精神」があるというところも理由でしょう。
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■ノード軸(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)との大葛藤のTスクエアの頂点を形成する「乙女座太陽」
高橋洋一さんのキャラクターの8割くらいを構成しているんじゃないかと思うほどの強烈な個性を放つ乙女座太陽ですが、強烈であるだけに葛藤も多く生み出すようで、大葛藤のTスクエアの頂点となっています。そして、高橋洋一さんのもつノード軸である双子座のドラゴンテイルと射手座のドラゴンヘッドとの間でTスクエアを形成しています。
高橋洋一さんの乙女座太陽は同じ乙女座の領域内で火星と金星とコンジャンクション(合)しています。うちTスクエアに絡んでいるのは太陽と金星となります。このTスクエアの課題についてはもう少し他の天体を追って、ドラゴンヘッドの項目で後述します。
◆ナンバーワン仮想通貨取引所・バイナンスCEOのCZさんは乙女座らしい乙女座です。
■高橋洋一さんの「月星座」は愛すべきニッポンを守りたい「蟹座」
高橋洋一さんの月星座は「蟹座」です。月はプライベートな自分の感情を表すと言われています。
蟹座は通常は「家・家族・くつろげる居場所・身内・仲間」の領域を司る星座であり、感情豊かで愛情深さがキーワードとなっています。けれども、どうも政治との絡みが出て来る時に「蟹座」はしばしば「愛国心」として強く反映されることがあります。
そのため、「国防」「国益」「国の将来」というテーマを重視した話の展開になる事が多く、高橋洋一さんもそのような傾向がみられます。安倍元総理へも様々な角度から助言をしてこられ、日本を強くするための第一歩として雇用改善とそれに伴う経済成長に寄与しました。
最近では、国防に対する国民の意識が高まってきたこともあって、防衛予算の観点から高橋洋一さんならではの目線で政治のあれこれを教えてくれています。
◆安倍晋三元首相も太陽乙女座、月蟹座をお持ちでした。
■高橋洋一さんの「火星星座」は官僚体質に内外から戦いを挑む「乙女座」
高橋洋一さんの火星星座は「乙女座」です。乙女座太陽とコンジャンクション(合)しています。
火星星座は主に若年期からの「闘志の向かう先」「戦う相手」ということになります。高橋洋一さんの場合は、その火星が、自らの太陽のある「乙女座」にあることから「自分自身」あるいは「自分自身と非常に近い立場の人々」へ向かっていたと思われます。
例えば、自分自身との闘いで言うと、自分の分析力をより精巧なものへ高めていく過程で、様々な失敗や不足と向かい合う時間があったのかもしれませんし、
「自分自身と非常に近い立場の人々」との闘いと考えた時には、乙女座は「職場環境や働き方」を意味することもあるため、元大蔵・財務官僚であった高橋洋一さんが、身をもって「これはおかしいから、変えていかなければ」という正義感から、自身が身を置いていた職場や立場に対して、狼煙を上げることになった経緯とリンクするように思います。
また、「乙女座的やり方」で闘う、という意味としても考えられ、比較分析力、エビデンス重視、統計学、確率論、過去データ、論理性、整合性、合理性、情報管理能力、資金管理能力、長期計画、論理的弁論などといった乙女座の戦闘能力を使って闘うという事も考えられます。
忘れてはならない事として、「乙女座」は相手を負かしたいとか勝ちたいということで行動をしているわけではなく、比較分析によって秩序ある状態へ指摘是正することで「奉仕」する、という「奉仕」が最も大事なテーマだという事です。
高橋洋一さんの乙女座火星は厳密には大葛藤のTスクエアの構成要素には含まれていませんが、乙女座全体や太陽に対する火星の闘志は向かっており、その闘志を浴びた乙女座太陽が大葛藤のTスクエアを形成する運びとなっています。
■高橋洋一さんの「水星星座」は1対1から幅広く調和を図る「天秤座」
高橋洋一さんの水星星座は「天秤座」です。水星は情報、コミュニケーション、交通、通信、言葉などの領域を得意とする天体です。
天秤座はコミュニケーションの中でもパートナーシップのニュアンスが強い対人関係を示し、水星の示す「横に広い大量のコミュニケーション」に対して、そこをもう少しだけ深く信頼関係を構築して補完するような対人力を持ちます。
また、天秤座は常に客観性を重視し、相手目線である為、相手の気持ちを優先する星座です。同じく太陽星座の乙女座も口が悪い割には、直接対面して係わってみると非常に気配りの出来る「空気を読む」星座で、「義理堅い」星座でもありますから、敵対心を持っていた人も「話してみたら案外、面白くていい人だった」という印象を持つ頃になります。
直近では橋本徹さんが「右側陣営」から袋叩きにされてきていますけれども、高橋洋一さんはかつて大阪市の特別顧問を務めていた経緯があり、橋下徹さんへ大きな影響を与えた人物でもあるというところで、他の仲間たちが橋下徹さんを袋叩きにしていても、自分は一定の冷静さをもってしか意見しないというような「義理堅さ」を発揮していました。
乙女座は正直な星座ですし、天秤座も平等意識が強い星座ですから、高橋洋一さんにしか見えない「一定の確信できる箇所」というものがあって、だけど擁護できる点もございません、というところでの絶妙なバランスなのだろうと思います。
こうして見ても、コミュニケーションの意味では、高橋洋一さんは調和的状況を維持するエキスパートと言えそうです。天秤座水星だけで考えれば、バランスの良い考え方や発信も出来る能力があります。
稀につい失言をしてしまう、と言うのは別のエネルギーの方が勝っている時であり、少なくとも1対1の関係の中ではあまりそうした極端な傾向は出てこないはずだと思います。
■高橋洋一さんの「木星星座」は過激さを増長させる「獅子座」
さて、問題になりそうなのは高橋洋一さんの木星星座であり、「獅子座」です。木星は「拡大」するエネルギーを持った星です。
獅子座木星は獅子座冥王星とコンジャンクション(合)しているため、特に冥王星のエネルギーを拡大していますが、同じ獅子座領域にある天王星についても拡大の影響を及ぼしています。
獅子座領域の意味を考えると、「表現、創造性、派手、目立つ、舞台主役、娯楽、演出」「王者・プライド・自信・誇り・自意識過剰」というようなことが中心軸となります。高橋洋一さんの場合は「獅子座」領域とのアスペクトがたくさんありますから、これらの事柄について色々な天体からのエネルギーを浴びせられることとなります。
獅子座全体のエネルギーを拡大している木星はさそり座土星と葛藤のスクエア(90度)を形成し、獅子座のエネルギーとさそり座土星のバチバチの対立において、灯油を撒いて炎上させている状況となります。
獅子VSさそり座土星の炎上
だいぶ末恐ろしい対立です(;’∀’)
この対立については、土星の項目で後述します。
一方で、この獅子座木星は高橋洋一さんの1大イベントである大葛藤のTスクエアに対しては、「調停」のアスペクトを形成し、対立する関係の両者への仲裁をすることで対立を和らげ、解決へ向けた方向へ導く役割を担っています。
Tスクエアに対し「調停」で援護
獅子座木星とコンジャンクションしている冥王星もドラゴンヘッド側だけですが調和のトライン(120度)で援護してくれています。大きな情熱が道を切り開く印象です。
高橋洋一さんの場合、毒にも薬にもなる、というような劇薬系の獅子座(情熱表現)ですw
乙女座のチクチクとした皮肉っぽい毒舌にとどまらず、たまに過激な発言に達してしまうのは、熱く大胆な表現になりやすい獅子座の仕業かなと感じます。と同時に、非常に情熱的なのもまた、獅子座所以であると思われます。
誰も止められない
高橋洋一さんのパッション(笑)
◆さかなクンも獅子座の情熱を発揮している方です。
■高橋洋一さんの「金星星座」は比較分析結果の発表が趣味の「乙女座」
高橋洋一さんの金星星座は「乙女座」です。金星はワクワクするような夢中になる事柄や、趣味、男性の場合は好みの女性なども示すと言われています。
高橋洋一さんは学生結婚だったということで、奥様の女性らしい奥ゆかしさや聡明で愛嬌のあるところがきっと好きだったのかなあ、なんて想像をしてしまいました。
よく考えると、高橋洋一さん自身が乙女座太陽であるわけで、「自分みたいな人が好き」とも言えます(笑)
また、色々なものを比較分析して講評することが元々好きであることから、「食べ比べ」「飲み比べ」「使い比べ」等は全般好きであると思われます。様々な視点から点数をつけ、コスパを総合評価して、暇つぶしの趣味として比較サイトへコメントを入れられているかもしれません。
忙しい方なので記入まではしなくとも、心の中では毎回、数値化作業は無意識でやっていると思われます。乙女座の場合、その自分で導き出した結論を誰かに得意げに話すというところまでが趣味です。
もう一つ、高橋洋一さんの乙女座金星は、ノード軸との間で、乙女座太陽と共に大葛藤のTスクエアの頂点を形成しています。これについてはドラゴンヘッドの項目で後述します。
■高橋洋一さんの「土星星座」は官僚組織からの離反と対決を思わせる「さそり座」
高橋洋一さんの土星星座は「さそり座」です。土星は一般的には人生の半ばころに意識として上がってくる晩年までにかけた比較的重めの課題です。(飛び級して、早めに来る方もいるかもしれません。)
高橋洋一さんの場合、このさそり座土星は獅子座木星と葛藤のスクエア(90度)を起こしており、さらにその木星のエネルギーによって葛藤はメラメラと「拡大炎上」させられます。(幸い、冥王星とは直接絡んではいません)
さそり座はさそり座と言うだけで、個別に「破壊と再生/手放しと変容」という星座の課題を持っていますので、さそり座の土星となると、二重の課題(さそりの課題と土星の課題)ということになり、それが今度は獅子座とスクエアで対立し、しまいにはそこへ木星に灯油かけられている状態ですから、このさそり座土星から出て来る課題の数々はTスクエア以上の威力を持っていると言えます。
後述しますが、獅子座側は獅子座側でさそり座の支配星(ルーラー)である冥王星が居ますので、同じように「破壊と再生/手放しと変容」という工程をさせられます。
このエネルギーの対立状況を見ると、高橋洋一さんの心中での内部葛藤が非常に大きいものになる事がホロスコープからも見えてきます。朗らかでユニークなお姿からは想像できないような、そうした心の中の葛藤を乗り越えて来られて、今があるということかもしれません。
このさそり座と獅子座の対立構図というのが何なのか?と考えると、やはり官僚国家日本において「財務省官僚」としての立場に身を置いていた高橋洋一さん自身と、結果的に自らが身を置いていたその官僚の立場について反旗を翻すような状況にならざる負えなかった一連の経緯での葛藤や対立の構図だと感じます。
さそり座というものは、「破壊と再生/手放しと変容」という大テーマを抱えており、変容「前」のさそり座のテーマというのには「支配・コントロール・拘束」というものが出てきます。官僚国家日本における官僚という組織そのものを示すかのような状況です。何かしらの恐れから、手放したくないものをずーッと握りしめて自分の支配下に置き続けコントロールするという状況です。
そのさそり座(官僚構造)に対して「土星」を持つ高橋洋一さんは、自分自身も「官僚」という立場の延長線上で約束されていた、甘い汁を飲み続ける選択というものを「手放す」という事をしなければならなかったでしょうし、
問題ある仕組み自体に対し、身を呈して「破壊と再生」を促すための行動を起こさなければならなかったという事が見えてきます。こうして考えると、二重の課題であるという意味が出てきます。
また、そのさそり座領域の「破壊と再生」を促す方の課題を推し進めていく上で、獅子座のやたら派手で目立つ「表現・情熱」というものが当然、激突することになり、その対立は炎上状態になるほどの大きさだという事も木星による「拡大」のエネルギーを浴びていることから分かります。
変容前のさそり座というのはとにかく執着心が格段に大きいので、裏切られたと思うと、その報復への執着も物凄いものとなりますから、高橋洋一さんの表現活動は我々がお気楽に楽しむようなものでは本来なくて、実は命がけのものであると思われます。様々な嫌がらせや工作を仕掛けられている状況であると考えるのが自然です。
どうしてそこまでのリスクをとるのか?全然合理的じゃないし、消耗するエネルギーを考えるとコスパも悪いじゃないか??と思うわけですが、「そういうところが、やっぱり乙女座」という着地になります。双子座の合理主義との違いはここに出ます。
乙女座の特徴として、いつもは誰よりも合理的な事を理屈っぽく論理立てて言っているのに「自身の活動は、必ずしも合理性のみで動くわけではないという矛盾がでてくる」という特有の泥臭さがあります。(私が勝手に言っているだけですが)正義感や奉仕の精神がそれらを上回る価値として乙女座の中にはあるからです。
でもそれが乙女座が「口は悪いのに何故か愛される」理由でもあり、乙女座が独特の人間的愛嬌という最強武器を持っていることとも繋がっている気がします。これは同じ武器を安倍元首相も持っていらっしゃったなと感じます。
それを示すかのように、高橋洋一さんは土星の課題に対して、乙女座太陽が援護するような調和のセクスタイル(60度)というアスペクトを持っています。乙女座の正義感と奉仕の精神、そして愛嬌こそが、この課題のブレークスルーポイントになるという事です。
◆西洋占星学におけるアスペクトの基礎はこちら
■高橋洋一さんの「天王星星座」は表現の転換を促す「獅子座」
高橋洋一さんの天王星星座は「獅子座」です。
獅子座は木星のところでお話したように獅子座は「表現・創造・情熱」の領域を意味しています。と同時に、その原動力として、そうした表現や創造が「生きている高揚感」に結びついているという背景があります。
その意味とは、ただただ生物として安全に生存を維持しているという事ではなく、人間として「生きているという実感」「生きている意味」を見出すというギラギラしたパッションに紐づいています。
つまり、自己の存在意義に繋がってくる、命そのものを形にしたような「表現」であるわけです。
再三お話してきたように、高橋洋一さんの獅子座領域は、さそり座領域と激突をしています。
しかし、獅子座天王星はさそり座土星との直接対決は無く、天秤座海王星との間でスクエア(90度)の角度を形成し、コンジャンクションしている蟹座の月と共に摩擦を起こしています。
これは過激になっていく獅子座の表現に対する「変換・転換」を宇宙意思の海王星が「まあまあ、ちょっと落ち着いて」と促しているようにも見えます。
■高橋洋一さんの「冥王星星座」は世代へ固定した価値観の手放しを促す「獅子座」
高橋洋一さんの冥王星星座は「獅子座」です。冥王星はさそり座の支配星(ルーラー)であり、「破壊と再生/手放しと変容」を促す星です。
このエネルギーは獅子座全体に対して影響しており、拡大の星である木星とコンジャンクションしていることから、エネルギー自体が非常に大きなものとなっています。
獅子座領域の「破壊と再生/手放しと変容」について考えると、天王星同様、表現方法や表現活動自体に対する破壊と再生、と言うようにも読めますし、あるいは「獅子座冥王星世代」が抱える世代特有の価値観に対するものという風にもとることが出来ます。
どの世代も本当に平等に皆、冥王星という世代天体を抱え、その基盤だった価値観をいつか手放していかないとならない時期が訪れるという事を明示しているかのように思います。
獅子座冥王星世代と言うと、ほぼ団塊世代のゾーンであり、団塊世代が活躍した大半は「モノや権威性を所有していく」ことが有利に働いた「地の時代」でした。
しかし、2020年末にグレートコンジャンクションとミューテンションが起こった今、時代は「風の時代」へ突入し、2008年から続く山羊座冥王星時代を通して、昔ながらの権威・権力者、慣習・常識というのは片っ端から取り崩されている状況に至ります。
高橋洋一さんの場合、この獅子座冥王星が、宇宙意思に最も近い天秤座海王星と射手座のドラゴンヘッド(魂レベルで今世において獲得すべきもの)とも調和の配置を形成しています。
同世代である団塊世代全体の価値観を「破壊と再生/手放しと変容」へ導く役割がありそうです。
■高橋洋一さんの「海王星星座」は調和とバランスの視差をもたらす「天秤座」
高橋洋一さんの海王星星座は「天秤座」です。海王星は宇宙意思に最も近い天体であり、天秤座は「バランスと調和、平等」を求めていく星座です。
高橋洋一さんの天秤座海王星は、獅子座の表現に対する「変換・転換」を促しているように見えるという話を天王星の項目でお話しましたが、同時に蟹座の月に対しても同じメッセージを送っています。
過激になっていく獅子座の表現に対する「変換・転換」を宇宙意思の海王星が促しつつ、同時に蟹座の月の示す「愛国心」に基づく感情についてもカッカしやすい所なので、「天秤座」というバランスと調和を大事にする気持ちを天秤座海王星が注ぎ込んでいるように見えます。
海王星が高橋洋一さん世代全体に託す夢は、「調和とバランス」であり、全体の「平等性」の実現、もっと言うと、個々に信頼関係あるパートナーシップを実現する世界であるという事だという事が分かります。
この命題は世代全体で共有しており、日本に限らず、今現在世界で分断を引き起こしている各国のリーダーたちも皮肉なことに共有している使命でもあります。
■高橋洋一さんの「ドラゴンヘッド」は射手座、「ドラゴンテイル」は双子座
高橋洋一さんのドラゴンヘッドは射手座、ドラゴンテイルは双子座です。
ノード軸である双子座のドラゴンテイルと射手座のドラゴンヘッドとの間でTスクエアを形成している場合、間に挟まれた天体というのは人生をかけて頻繁に効いてくる非常に大事な天体となります。
ノード自体がそもそも180度の位置関係である為、このノードと90度の角度に天体があれば、すぐにこうしたTスクエアとなってしまうわけですけれども、ノードとの絡みというのはカルマを意味し、自分とは切っても切り離せないような重要なテーマを人生の端々で及ぼしてくる天体となります。
高橋洋一さんの場合、間に挟まっている天体というのが太陽と金星という事ですから、太陽星座だから「乙女座」が強い、というだけでなく、このノード軸と絡んでいるからという事が乙女座の影響を色濃く反映している理由なのだという事が分かります。
また、このTスクエアには金星が絡んでいるという点で言うと、学生結婚をされた奥様のお話をしましたが、もしかすると、そうした人生の色を一緒に塗り重ねていくような運命的な出会いを象徴しているという事なのかもしれません。ドラマチックですね。
もちろんそれは子供の頃から「比較分析が好きだった」という趣味のような性質が、人生全体を引っ張るような活躍の起点になっていったという意味としても考えられます。
その流れてきたチャンス桃を拾う選択、そのものが運命の分かれ道であり「Tスクエア」という事にもなりますし、そのチャンスを得たこと、手放さないようにするためのもろもろの課題もTスクエアの領域と言えそうです。
せっかくここまで書いたのでもう少し深掘りをするとすれば、この乙女座太陽と乙女座金星はさそり座土星の課題克服に助け舟を出す役割として機能しているというところで、
その乙女座太陽とコンジャンクション(合)をして共同体と化している乙女座の金星(奥様)はさそり座土星という高橋洋一さんの人生の中でも最大級の課題バトルにおいて、常に共闘してくれて来た存在となっていたはずです。
そういう意味でも、この人生で宇宙意思に応える成果に至るには、「チャンス桃を拾う」というあの時の選択がその後の勝敗を大きく分ける分岐点になっていたという事にもなろうかと思います。就職前の学生結婚ですから、非常に勇気にいる決断だっただろうと思います。
ほっこりするのが、そのTスクエアを援護したのは「獅子座の情熱的アピール」なのです。高橋洋一さんのホロスコープでは何かと問題児のように見える獅子座ですが、一番いい仕事をしたのは実は「獅子座」かもしれないのです。
ドラゴンヘッドが示す、手に入れるべき成果はというと、射手座が示す「未知の遠い世界への知的探求心」であり、射手座は12星座で一番「楽観的」な星座であるというところから考える必要があります。
今の時代と比較して考えるのであれば、恐怖や怖れだけに極端に焦点を当てるのではなく、「知的探求心を持って、明るい未来を信じ、突き進むという力」ということなのかもしれないなと思いました。そこには「信じる」という力と、その為の乙女座による緻密な分析からの結果がきっと必要となり、高橋洋一さんの能力が非常に生きて来ることになります。
高橋洋一さんのドラゴンテイルは双子座です。ドラゴンテイルは過去世において十分習得に至った能力や獲得したものを示すと言われており、意識しなくとも自然とできることなどが該当します。
高橋洋一さんの場合、大量情報から大量の概要をピックアップし把握する能力に恵まれており、コミュニケーションにおいても大量の人と広く浅く健全な関係を持つことが得意ということです。
但し、高橋洋一さんの場合は、今世ではこちらの双子座的能力はどちらかと言うと手放していくべきことの方に入ります。より遠くへ、より深く、より専門的にという方向へ向かう事を望まれています。
また人間関係でいうと、合理性よりも泥臭く、でも熱く、だって人間だもの。というのが高橋洋一さんにとっては正解であるということになります。
◆投資家のマイキーさん(双子座)も似たようなテーマをお持ちです。
■高橋洋一さんの各天体の区分配分
高橋洋一さんの各天体を、性質ごとに分類し、その配分を見ていきます。
■4区分配分(火・地・風・水)
高橋洋一さんの4区分は乙女座が強いこともあって、地星座が11で優位です。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
火星座 | 3 | 4 | 木星、天王星、冥王星 |
地星座 | 3 | 11 | 太陽、金星、火星 |
風星座 | 2 | 4 | 水星、海王星 |
水星座 | 2 | 7 | 月、土星 |
しかし感情の水の星座が次に高い7、火の星座が4で、合わせると地の星座と同じ11スコアとなり、ロマンと情熱の高さを反映しているなと感じます。
■3区分配分(活動宮・不動宮・柔軟宮)
高橋洋一さんの3区分は比較的バランスの良い配分となっています。柔軟宮がやや多めです。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
活動宮 | 3 | 9 | 月、水星、海王星 |
不動宮 | 4 | 6 | 木星、天王星、冥王星、土星 |
柔軟宮 | 3 | 11 | 太陽、金星、火星 |
ここでも、乙女座は柔軟宮である為、それが影響していると思われます。
その名の通り、柔軟な発想、柔軟なコミュニケーション、柔軟な思考が出来る方です。自分の持っていた意見に固執せずに、人からの情報によって既存の考えを躊躇せず変換させていくことが出来る為、常に新しい情報に恵まれ、人々とも調和のとれた距離感での交流が出来そうです。
■2区分配分(陽・陰)
高橋洋一さんの2区分は所属天体数は半々ですが、エネルギー的には陰(女性)優勢です。
所属天体数 | スコア | 天体 | |
陽(男性) | 5 | 8 | 木星、天王星、冥王星、水星、海王星 |
陰(女性) | 5 | 18 | 月、太陽、金星、火星、土星 |
意外な感じもするのですが、高橋洋一さんは圧倒的に陰のエネルギーの方が優勢です。これも異端児的性質の要因の一つかもしれません。
■高橋洋一さんのホロスコープまとめ
今回は、高橋洋一さんのホロスコープを分析してみました。非常に今回も高橋洋一さんのお人柄や人生を反映させているなと感じる内容となりました。
圧倒的に地に足が付いた「現実的」な星が多いものの、獅子座やさそり座という熱量を介してのドラマチックな彩りがあるのも印象的です。
2023年2月15日には、お蔵入りを免れ出版されたことで話題となった『安倍晋三回顧録』から一部抜粋をし、いかに財務省によって安倍元総理が執拗に政権運営を邪魔されてきたか、という事についても高橋洋一さんは説明をし、この回顧録に書かれていたことが正確であるということの証人役を買って出ていました。
面白いのはやっぱりね、財務省のところ。財務省というのが71回出てくるわけ。めちゃくちゃ多いんだよ。
財務省、財務省出て来る。財務省にやられたとかね、財務省に騙されたとかね、すごい率直に言ってるんだよね。私なんかがよくさ、財務省はすごい酷いことをすると言ってたでしょ、言うんだけど、高橋さんそれは大げさでしょと皆言ってたんだけど、安倍さんも同じように思ってたってことだよね。
財務省にどうこうされちゃった、とか財務省に倒閣運動されちゃったとかね、森友事件なんてひょっとしたら財務省が自分たちを倒しに来たんじゃないかとかね、そんなことすら書いてありました。すごくだからそういうところは生々しいし、ぶっちゃけ言うと森友の時に、私、財務省でしょ、だから安倍さんから連絡は凄いありましたよ。
それをね、この本では抑えて書いてある。ハッキリ言えば。もっと凄かった。(中略)元々森友の話っているのはね、財務省のチョンボなんですよそれを保身で色々やってきて、公文書改ざんまで行っちゃった。そういう事なのに安倍夫妻が悪いというのでマスコミはでっち上げちゃっただけなんです。
引用元:「高橋洋一チャンネル」2023.2.15
また、高橋洋一さんは、財務省が最も嫌がる話として、増税なしで行った100兆円のコロナ対策のところを重ねて強調しておられました。
財務省は、いつも増税がしたいだけ
安倍元総理によって
「増税なしのコロナ対策100兆円」
を実現させられたことが悔しくて仕方なかった。
財務省の発信があまりにも強くて、多くの人が勘違いをしていますが、様々なコロナ対策のために国債を発行しても、孫や子に借金を回しているわけではありません。日本銀行が国債を全部買い取っているのです。日本銀行は国の子会社のような存在ですから問題ないのです。信用が高いことが条件ですけどね。
インフレどころか、日本はなお デフレ圧力に苦しんでいるんですよ。財務省の説明は破綻しているのです。
出典「安倍晋三回顧録」
高橋洋一さんも、100兆円のコロナ対策を増税なしで実現したこのロジックに対して、「極めて正確に書いてある」と絶賛しています。
画像:高橋洋一チャンネル(出典)「安倍晋三回顧録」
何かと(自分たちの利権を増やすためだけに)増税へ結び付けたい財務省と、国民の目線に立って痛みを和らげようという、ごく当たり前の感性で努力してこられた安倍元首相の対決の数々がこの回顧録には細かく残されているようです。(まだ入手できていませんが、私も読むのが楽しみです。)
必ず、安倍元首相は「この国を守った総理大臣」として歴史に名を残すことになるでしょう。それを支えて来られた高橋洋一さんもまた同様の功績を称えられることになると私は思っています。
2023年3月からは、うお座に土星が入ることで、180度反対にある乙女座も、一定の土星の影響を受けることになりますから、高橋洋一さんの「乙女座」にも転機となる出来事がやってくると思われます。
◆うお座土星期についてはこちらです。
どんな変化を迎え、どんな境地にたどり着くのか?まだまだ使命も見どころも満載の高橋洋一さんなのでした。益々のご活躍をお祈りしております。
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